アイ・ラブ みどり

逆境にもめげず、けなげに生きるみどり達がいとおしくてなりません。

アオスジアゲハ

2011年12月10日 | うちの庭では
 まだ桃の枝に絡みついている枯葉を除けようとしたら、枯葉を纏うようにアオスジアゲハの蛹が冬眠していました。アオスジアゲハの食草は常緑樹のタブノキですが、タブノキには蛹は一つも居らず、わざわざ落葉樹の桃の葉に宿ったのは、この蛹は地上で落ち葉の布団にくるまって越冬するのかもしれません。現に落ち葉はぶらぶらと今にも落ちそうに風に揺られています。そこで好奇心が頭をもたげ、接着剤で枯葉をしっかり枝に固定してみました。春にこの蛹が羽化できるかどうか試すのです。
 昨日のブログで「今日用」の話をしました。蛹が着いている枯葉を枝に接着する行為は「用」は用でも「無用」と笑われそうです。あれは荘子でしたか、「無用の用」という故事があります。つまらないと思えることでも、何かしらの役に立っているものだ、と言う意味です。ところで、この蛹は地表に降り積もった落ち葉の中にあれば、厳しい寒さを和らげられ、野鳥から発見され難くかったことでしょう。しかし、枯葉をまとっているとはいえ、こうして枝にぶら下がっていれば野鳥に発見されやすく食べられてしまう恐れが高まります。蛹には何の役にも立ちませんが、野鳥は栄養豊かな餌にあり付けるわけです。ほら、何かの役に立ったではありませんか。
 今日の用は、町内会の役員が集まり公民館の大掃除でした。また明後日開催の高齢者クラブの茶話会のために、近くのスパーマーケットでお茶菓子を30人分準備しました。そして午後は以後クラブの例会と、「用」が盛り沢山の一日でした。
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