鹿島アントラーズ原理主義

愛する鹿島アントラーズについて、屈折した意見を述べていく場です。

システムは流動的

2010年10月31日 | Weblog
J1鹿島31日新潟戦 柔軟な攻撃で連勝へ

【写真説明】
出場停止が明け、先発復帰が濃厚なマルキーニョス=クラブハウスグラウンド


Jリーグ1部(J1)第28節最終日は31日、各地で2試合を行い、鹿島は東北電力ビッグスワンスタジアムで新潟と対戦する。キックオフは午後5時。勝利の鍵は、前線でどれだけ連動性ある攻撃を仕掛けられるか。出場停止明けのマルキーニョスを加え、連勝をたぐり寄せたい。今季通算成績は13勝10分け4敗、勝ち点49。

前節はマルキーニョスが不在の中、リーグ戦今季初先発の本山をトップ下に置いた4-5-1システムで、4試合ぶりの勝ち点3を獲得。前線で一人一人の距離が近くなり、攻撃がうまく活性化した。

手応えが大きかっただけに、マルキーニョスが復帰する今節は、攻撃陣の組み合わせがポイントになる。試合に向けた紅白戦は2トップと1トップを試し、オリベイラ監督も決断をしかねている様子だった。

1トップの場合は興梠が中盤の左に下がりそうだ。興梠は「一つ位置が下がるけど、トップのマルキが引いた時は、自分がそこに入らなきゃいけないし、連動して動くことが大切」。中田も「1トップでも2トップでも、前が流動的に動くことでいい形の攻撃できる」と強調。システムの大前提として、相手の陣形を崩すような柔軟性ある攻めをイメージしている。

新潟とはここ3戦で1分け2敗。勝ちに恵まれない試合が続き、曽ケ端は「マルシオリシャルデスやミシェウなど、前線で決定的な仕事のできる選手がいるので、間違いなく難しい試合になる」と警戒する。次節はホームで首位名古屋との直接対決。何としても連勝で勝ち点8差を維持し、天王山につなげたい。


1TOPなのか2TOPなのか、試合が始まってみるまでまるで予想が付かぬ。
とはいえ、サッカーはシステムでするわけではない。
強い気持ちで新潟に相対し、勝ち点を掴み取りたい。
気合いを入れておる。

劇的、田代弾

2010年10月31日 | Weblog
山形が浦和撃破!リーグ戦初/J1

後半36分、ゴールを決めた田代有三(10)を祝福する山形イレブン

<J1:山形1-0浦和>◇第28節◇30日◇埼玉

 山形がJ1昇格後、リーグ戦で初めて浦和に勝利した。シュートを22本も打たれる苦しい展開。耐え忍んで迎えた好機に、途中出場のFW田代有三(28)が応えた。両チーム無得点の後半36分、DF石川竜也(30)のFKをわずかに頭に当て、ネットを揺らした。過去浦和とのリーグ戦成績は1分け2敗。苦手の相手を撃破し、勝ち点も35に伸ばした。

 これぞ山形の真骨頂だ。立ち上がりは浦和の猛攻を、あえて受けた。ペナルティーエリア内に侵入されても人数をかけ、攻撃の選択肢をつぶす。低い位置での守備にヒヤリとした場面もあった。前半17分、FKからFWエジミウソンが頭で合わす。ゴール左隅を襲ったボールをGK清水が左に思い切り跳び、間一髪で外へはじき出した。

 次第に浦和はシュートをちゅうちょしたり、トラップミスを連発。しのぎ続けることで焦りを誘発した。小林監督は「狙い通り。いつも前半良い感じで攻めて、一息ついたところで決められていた。今日は『あまり(前線に)行くな』と伝えていた」。清水やDF小林も「ウチらしい戦い」と口をそろえた。

 堅守で引き寄せた流れを、エースの“横取り弾”でゴールにつなげた。後半36分、石川が左足で放ったFKはゴールへ飛び込んだ、かに思えた。実際は田代の頭をかすめ、微妙に軌道が変わっていた。「みんな『触っていないだろ』って言ってたけど、ほんの少し(触れた)感じはあった」と笑いながら“弁解”した。今季7点目は7月17日のホーム仙台戦以来。もがいていた元日本代表にとって待望の復活弾だった。偶然にも日本代表ザッケローニ監督が視察した試合で結果を残した。「もちろん(代表は)目指したいけど、スタメンで出て点を取らないと」と引き締めた。

 G大阪、川崎F、清水、浦和。10月の対上位4戦で、勝ち点を6上乗せした。「勝ち点が(リーグの総)試合数(34)を超えたのは大きい」と小林監督。勢いそのままに、J1残留を決めるべき11月に入る。【湯浅知彦】
 [2010年10月31日11時31分 紙面から]


田代が決めた!山形J1リーグで浦和に初V
2010.10.31 10:41


これが決勝点! 後半36分、ゴールを決めてチームメートから祝福されるFW田代(中央、背番号10)

 J1第28節第1日(30日、浦和0-1山形、埼玉)モンテディオ山形がJ1残留へ大きな勝ち点3を得た。

 自分たちの2倍以上のシュート22本を浴びる劣勢だったが、0-0の後半36分に右FKを田代が頭で合わせて決勝点。勝ち点35とした小林監督は「勝ち点が試合数(シーズンの34試合)を超えた。大きな勝ち点だ」と残留の目安とされる数字をクリアしたことを喜んだ。

 J1のリーグ戦で浦和に勝つのはクラブ初。途中出場で勝利の立役者となった田代は「押されていた時間が長かったけど、GKを中心にゼロで抑えてくれていたから」とDF陣に感謝。再三の好セーブで守備陣を引っ張ったGK清水は「うちのプラン通りの試合」と誇らしげだった。(埼玉)

田代弾で浦和撃破 昇格後リーグ戦初…山形

後半36分、山形・田代(手前)がヘディングで決勝点を決める

 ◆J1第28節 浦和0─1山形(30日・埼玉スタジアム) モンテディオ山形は後半36分、FW田代有三(28)が15戦ぶりのゴールを決め1―0で浦和を撃破。昨年のJ1昇格後、浦和相手にリーグ戦初勝利を挙げた。

 執念が体を動かした。後半36分。田代が体を投げ出して頭でDF石川の右クロスをとらえた。「ツンという感じで当たった。飛び込まないとGKに捕られていた」。髪の毛をこすりつけるように軌道を変えた一撃が浦和ゴールを割り、防戦一方の劣勢をばん回。FKを蹴った石川が「誰も触ってないと思ったけど…」というギリギリの軌道変更得点で赤い悪魔を沈めた。

 今季7点目のゴールで屈辱を払しょくした。今月はこの日を含めて4試合中、3試合に途中出場。王者・鹿島から移籍してきた元日本代表にとっては許し難い現実だった。「スタメンで出るために僕は山形にいる。ここ数戦はストレスを感じていた」。この悔しさをバネに自宅でも自ら録画した試合の映像で“復習”。小林監督から指摘された体の向きを意識して視野を広く取る課題も克服した。

 2日前(28日)には高校(福岡大大濠)の後輩の早大・大石がドラフトで6球団競合の末に西武の指名を受けた。「彼もすごい努力をしてきてプロに評価されたと思う。僕もすごい刺激になった」と6歳下の剛腕の存在も活力にした。

 この勝利で山形はJ1のリーグ戦通算20勝。今季だけなら10勝目と昨年より2試合早く2ケタ白星に乗せた。「この勝ち点3は自分にも、(チームの)今後の試合にも影響する」。大雨の埼スタに響かせたストライカーの雄たけびでモンテが終盤戦を駆け抜ける。

(2010年10月31日12時09分 スポーツ報知)

疑惑のゴールもツンという感触があったと語る田代である。
劣勢をはね除け決勝ゴールを決めた田代の代表復帰はあるのであろうか。
それだけの能力を持つFWである。
密かに期待したい。