鹿島アントラーズ原理主義

愛する鹿島アントラーズについて、屈折した意見を述べていく場です。

広島戦コメント

2007年07月09日 | Weblog

鹿島相手の術中にはまる/ナビスコ杯
<ナビスコ杯:広島1-0鹿島>◇準々決勝第1戦◇8日◇広島ビ
 鹿島DF岩政がゲームプランを反省した。広島はFW佐藤、MF駒野、柏木らを代表招集で欠き、戦力ダウンの中で徹底したカウンター戦術で臨んできた。鹿島もパスサッカーで真っ向勝負を挑んだが、術中にはまる形でサイドを速攻で崩された。DFのリーダーは「相手の布陣、メンバーを見て、相手の嫌がることをする選手が増えてこないといけない」と振り返った。[2007年7月8日22時37分]

≪指揮官バッサリ「何もできず終わった」≫鹿島は前半23分にサイドを崩され失点すると、DF新井場のシュートがバーを叩くなどの不運もあり零敗。オリベイラ監督は「サイドのバトルに敗れた。何もできずに終わった試合」とバッサリ。復帰したばかりのMF小笠原と故障明けのFW柳沢については「状態を見て判断する」と、15日の第2戦での起用を検討する意向を示した。

鹿島、痛い敗戦…ナビスコ杯
 ◆ナビスコ杯 ▽準々決勝(第1戦) 広島1-0鹿島(8日・広島ビッグアーチ) ほぼベストメンバーで臨んだ鹿島には痛い敗戦となった。リベイラ監督はなぜか左ばかりで、右サイドがうまくいかなかった。打開しようとしたが、何もできずに終わった」と渋い表情で話した。(2007年7月8日22時47分  スポーツ報知)

Jリーグ 準々決勝 第1戦 鹿島 広島に不覚
2007/07/09(月) 本紙朝刊 スポーツ A版 10頁
 Jリーグ・ヤマザキナビスコ・カップ準々決勝第1戦最終日(8日・広島ビッグアーチほか=2試合)昨年準優勝の鹿島は広島に0-1で敗れた。FC東京はアウエーで横浜Mを1-0で下した。
サイド攻撃機能せず
 代表勢など主力を欠く広島を相手にまさかの不覚。カウンター狙いの広島の術中にはまってしまい、国立への切符をかけた第一歩は黒星スタートとなってしまった。
 明暗を分けたのはサイドの攻防だった。両サイドを広く使ってくる広島に対し、鹿島は狙いとしていたサイド攻撃がまったく機能しなかった。常に逆サイドを狙ってくる広島の攻撃に翻弄(ほんろう)された。先制点はまさにその形。前半23分にカウンターを仕掛けられると、右クロスに対し逆サイドに走りこんだ服部の対応が遅れてしまい、先制を許してしまった。
 反撃したい鹿島は、オズワルド・オリベイラ監督がハーフタイムに再度、「両サイドを積極的に使って攻めろ」と指示。その通り、後半開始早々に新井場とマルキーニョスのワンツーから、新井場がシュートしたが惜しくもクロスバーをたたき、それが後半唯一の好機だった。
 その後は、引いて守る広島を崩せず、前線の選手を次々と投入するも得点には結びつかなかった。オズワルド・オリベイラ監督は「両サイドを狙うことを指示したが機能しなかった。選手を交代して打開しようとしたが、何もできずに終わってしまった」と敗戦の弁。増田「前半がすべてだった。相手の狙いにはまってしまった」と振り返った。
 それでも増田「これで終わりではない。最少失点で抑えられたので、まだ望みはある」と話せば、岩政「向こうの狙いは分かったので、次に生かしたい。最悪のスタートでしたけど、あと90分あるので焦らずにやりたい」と前を見つめた。厳しい状況に追い込まれたことは事実だが、次戦はホームで小笠原、柳沢も戻ってくる可能性などプラス材料もある。敗戦の向こうにある光をつかめるか。逆境をはね返してこそ、10冠が見えてくる。

【ヤマザキナビスコカップ】広島 vs 鹿島:オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島)記者会見コメント [ J's GOAL ]
7月8日(日) 2007 ヤマザキナビスコカップ
広島 1 - 0 鹿島 (18:00/広島ビ/7,086人)

●オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島):
Q:敗因はどう捉えますか?
「我々のサイド攻撃は、どういうわけか左だけで、右からは何もなかった両サイドからの攻撃を狙うという指示だったのだが、それがうまくいかなかった。失点した後も、サイドを相手にうまく抑えられてしまった。打開するために交代策を講じるなど、手も打った。しかし、結果として何もできずに終わってしまった。」
Q:メンバーがいない状況の広島に対して『与し易い』というイメージを、選手たちは持っていませんでしたか?
「そういうことはなかったと思う」
Q:1週間後、また試合がある。どう修正しようと思いますか?
「まだ(同じ相手と)試合があるので、ここでは修正ポイントを申し上げられない。ご理解ください。また、試合が終わった直後だし、ビデオを見て原因を明確にしたい」
Q:ここ2戦、勝利していない。柳沢・小笠原らも含めて、選手の入れ替えの可能性は?
「彼らが活躍する可能性があるのは、わかっている。ただ、チームの状態や彼らの状況を見て、考えたい」
Q:リーグ戦の広島と今日との違いは?
サンフレッチェのやり方、狙いは変わっていない。ただ、選手が替わっただけ。今日の試合のポイントは、ウチがサイドの戦いに負けた、ということ。あるいは、試合に挑む意識に差があったかもしれない。いくつか細かな約束事があるのだが、それができていなかったし、やらなかった。相手がどうこうよりも、自分たちがやるべきことをやれなかったことが、問題。まあ、広島が変わったとすれば、リーグの時は点をとった後も攻めてきたが、今日はリードをしっかりと守ろうとしたことくらいだろう」
以上

【ヤマザキナビスコカップ】広島 vs 鹿島:試合終了後の各選手コメント [ J's GOAL ]
●岩政大樹選手(鹿島):
「広島の狙いはわかったので、それをかわせば勝てない相手ではない。スコアとしては最悪の結果だけど、まだ前半が終わっただけ。残り90分で、1点取れればいい。そんなに焦らずやれればいい。この結果を踏まえて、1週間どんな準備ができるかが大切。次はホームなので、最低限1-0で、延長になってもいいから、焦らず戦えばいい。
 (広島は)前にやった時とは、そんなに変わらない印象。やっていることは同じだったと思う

Q:柳沢と小笠原が戻ってくる可能性もありますね
「それより、ピッチに立ったやつらがどうするか、ということの方が大事。(記者の)みなさんはそういうことの方をクローズアップしたがりますが、僕はピッチの中にいる人間がどういうことを感じて、どうするべきなのかを考えるべきだ、と思う。
 もちろん、彼らが控えているのは明るい材料ではありますが、今日のように相手の術中にはまるようなことばかりやっていたのでは問題だし、相手の狙っているところをどうしたらはずせるのか、そこを考えてサッカーをすべきだと思う。
相手の狙いは、引いて守ってカウンターだった、と思います。ウチは、そこで相手が『そうしてほしい』と思うようなプレーをしていた。僕は頻繁に『そうじゃないプレーをしよう』と、試合中もハーフタイムも言っていたんですが、なかなか柔軟性が足りなくて。もっと考えてやるべきだったと思います、僕は。
向こうが引いていたので、一概に自分たちの動きが悪かったとは言えませんが、攻め方の点では、もう少し…。相手が引いて、プレッシャーをかけてこないからといって、安易にできることばかりをするのではなく、相手の布陣なりメンバーを見て、相手のいやがることをしないと。『自分たちがしたいこと』や『やれること』をやるのではなく、相手のいやがることを考える選手がいないといけない。
まず焦らずに1点を取ること。攻撃的にいく必要もないし、90分の中で、1点とることを考えてやることが、大事だと思う」

●大岩剛選手(鹿島):
「(失点シーンは)ボールの滞空時間があったわけだから、ノーマークで打たせてはいけなかった。あれだけフリーにさせてしまって、しかもシュートを打たせてしまった。ただ、失点の場面の前に、左サイドを崩されてしまって、僕が左サイドに引き出されてしまったこともあったので…。失点は、チーム全体の責任だと思う。クロスを上げさせなければよかった訳だし、それまでも自分たちのミスでボールを取られてカウンターをくう場面もあった。そういうのは、ゲームの中で修正していかなければいけないと思う。
でも、みんな、そんなに悲観していないし、自分たちでやらなければいけないことはわかっている。この1週間で修復したいと思います。
小笠原については、登録上は問題ないでしょうけど、(使うかどうかは)監督の判断ですからね。チームとしての約束事だとか役割とかもありますから…。切り札にはなる、と思いますけど」

攻めの歯車一つが噛み合えば歴史は大きく変わっておったであろう。
セットプレイの数がそれを物語る。
アウェイで守りきることよりもゴールを脅かす道を選んだが結果に結びつかなかった、ただそれだけである。
守るというのは容易い。
村上義清が勝つ伏線ばかりが張られておる。
その中で一際光る高遠頼継の存在である。
そう、高遠連峰軒の兄。
彼を村上義清が囲っておったとは心強い。
絶大なる力を発揮するであろうと期待させられる。
ホームで戦う小笠原満男のように。