鹿島アントラーズ原理主義

愛する鹿島アントラーズについて、屈折した意見を述べていく場です。

フェルナンド帰国

2006年11月21日 | Weblog
フェルナンド選手の帰国について
フェルナンド選手はJリーグの試合において負傷しました左膝の治療のためブラジルに帰国することになりましたので、お知らせいたします。
帰国日は11月23日(木)の予定です。

10月29日のアウェイ大分戦より姿を見せなかったフェルナンドが怪我による帰国。
今季中の出場は無いと見て良いだろう。
それ以上に、二人の助っ人を得た現状に於いて、来季の契約も危ぶまれる。

昨季前半の好調も今季夏場の好調も全てこのフェルナンドに依存していたことは言うまでもない。
特に怪我から復帰したナビスコ杯準々決勝アウェイ・ガンバ大阪戦の2得点はフェルナンドを起点としたもので、素晴らしいの一言に尽きた。

地味なポジションにあり、他の派手な助っ人に比べると陽の目を見る機会は少なかったと思えるが、層の薄いボランチに於いては重要な選手である。
二月には再び相見えたい。
大怪我を押して一豊に土佐攻略を指示する直政の如く。

新助っ人ほぼ確定

2006年11月21日 | Weblog
サンパウロDFファボンらが鹿島移籍
 サンパウロDFファボン(30)が19日(日本時間20日)のブラジル全国選手権優勝決定後、MFダニーロ(27)とともに鹿島に移籍すると明かした。ランセ紙の取材に「鹿島とサインした。ダニーロも一緒に行く。仲がいいから、寂しくならなくていいね」と話した。
 2人は昨年12月に世界クラブ選手権(現トヨタ クラブW杯)を制した中心メンバー。ファボンは187センチ、85キロの大型DF。一方のダニーロは技巧と決定力を併せ持つ司令塔で、メッシーナに移籍したMF小笠原の穴を埋めるのに最適な人材だ。アウトゥオリ監督の愛弟子獲得で指揮官の続投に向けた動きも大詰めを迎えそうだ。
[2006年11月21日7時7分 紙面から]

昨年世界一サンパウロ・コンビが来季鹿島入り
 昨年のトヨタ・クラブW杯王者で、今季のブラジル全国選手権を制したサンパウロFCのDFファボン(30)とMFダニーロ(27)が来季、J1鹿島入りすることが20日、明らかになった。来季の去就が未定だったアウトゥオリ監督(50)の続投が決定的になり、獲得が決まった。鹿島は今季果たせなかったV奪回を「世界一布陣」で目指す。
 ファボンは19日、優勝を決めたアトレチコ・パラナエンセ戦(1―1で引き分け)後、鹿島と2年契約を結んだことを自ら表明し、「ダニーロも一緒に鹿島へ行く」と明かした。2人とも2004年にサンパウロFC入りし、05年にアウトゥオリ監督の下で、世界一を獲得。
 ストッパーとリベロをこなすファボンは、187センチ、80キロの体格で空中戦に強く、右足の強烈なシュート、中長距離からのFKが得意。A・パラナエンセ戦でもヘディングシュートで先制点を決めた。センターバックは鹿島の最大の補強ポイントだった。
 MFダニーロは背番号10を担うゲームメーカー。豊富な運動量と突破力、パスで攻撃のチャンスをつくる。指揮官の戦術を理解している2人の補強で、鹿島が来季、巻き返しを図る。
(2006年11月21日06時05分 スポーツ報知)

かねてから噂(9月7日11月9日)のあったブラジル人新戦力二人の加入が決まったとの報道。
その裏ではアウトゥオリ監督の続投が決定的であるとのこと。
大分戦の敗戦に於いては解任止む無しと憤りさえ感じたことは事実である。
が、ガンバ戦・大宮戦と光明の見える試合運びを垣間見せたこともまた事実である。
この二試合で来季に向けたチームの立て直しと、目的を見失いがちなこの時期における選手のモチベーションの向上を行った手腕は認めざるを得ない。
しかし、敗戦の将であることもそれまた事実であろう。
全ての試合に勝利することはほぼ不可能だとしても、負けられる試合にこそ我等に歓喜の知らせをもたらす仕事を請け負っていたのでは無かろうか。
それ以上に補強として来た二人は短期留学という結論になる。
Jに合わないかどうかを見定められなかった罪は重い。
今回の二人は実力こそお墨付きである。
選手としても最も脂の乗っている年齢。
申し分は無い。
しかし、不安に駆り立てられるこの気持ちを拭うことが出来ずにいるのである。
記憶に新しい2003~2004年である。
189センチの巨人が現れたFマリノス戦・競らず走らないロナウド二世の姿を見たPSM川崎戦・ベルギーリーグMVPの23分間出場…
鳴り物入りで入団も負の記憶を残した選手は少なくない。
まだ素直に喜ぶ時期では無かろう。
小山評定にて豊臣恩顧の武将の意思は確認出来た、だがそれだけでは不十分なのである。
最後まで忠誠を誓い、力を尽くすものは誰であるのか見極めねばならぬ。
城を明け渡した律儀さは認めようとも、ただの命乞い・恩賞狙いでは信用し切れぬというもの。
ここは土佐を平定せしめ、島津・黒田・毛利への防波堤として働かねばならぬのである。
例え、後に山内容堂なる時流に左右される藩主を生み出そうとも。