鹿島アントラーズ原理主義

愛する鹿島アントラーズについて、屈折した意見を述べていく場です。

助っ人の噂

2006年11月09日 | Weblog
鹿島のアウトゥオリ監督が“門下生”2選手獲得へ
 鹿島が、今季限りでブラジルリーグ・サンパウロとの契約が切れるMFダニーロ(27)=本名ダニーロ・ガブリエウ・デ・アンドラーデ=とDFファボン(30)=ホセ・ファビオ・アウベス・アセベド=の獲得に乗り出していることが8日、明らかになった。ブラジルの地元メディアが報じた。鹿島のアウトゥオリ監督は昨季までサンパウロを指揮していた。
 ファボンは1メートル87の長身センターDF、ダニーロは10番を背負う指令塔。不動のレギュラーとして、昨年の世界クラブ選手権(今年からクラブW杯)優勝に貢献した。鹿島は4人いる外国人のうちMFフェルナンド以外の退団が濃厚で、強化担当者を10月中旬からブラジルに派遣しており、そこで調査を進めていたとみられる。続投に前向きなアウトゥオリ監督はこの日、「クラブは(来季へ)勇気を持った決断をしなくてはならない。再び常勝軍団と呼ばれるチーム作りが大事」と、大規模な補強を訴えた。

鹿島 サンパウロから2人を獲得か
 巻き返しを狙う鹿島がサンパウロのDFファンボン(30)とMFダニーロ(27)を、獲得する可能性が出てきた。今季限りでサンパウロとの契約が切れる2人と鹿島が接触したとブラジル地元紙が報じた。
 鹿島幹部は8日のホンダ戦後「監督とは来季に向けての話し合いを行っている。日本人をはじめ外国人(補強)の話も出ている」と明かした。続投を前提とした話し合いの中で複数のブラジル人選手の名前が候補として挙がっているという。
 ファボンはストッパー、ダニーロは司令塔タイプで、鹿島にとってはいずれも懸案のポジション。2人はアウトゥオリ監督とは師弟関係で、昨年のトヨタ・クラブW杯決勝ではフル出場で優勝に貢献している。

9月7日の記事にあったダニーロにいよいよもって正式オファーとの情報。
そして層の薄いCBにも数日前から噂のあったファボンを獲得予定とのこと。
「今季限りでブラジルリーグ・サンパウロとの契約が切れる」とのことなので移籍金は不要であろう。
クラブ幹部に「袖の下」を渡し「鼻薬」を利かせれば問題ない。
上手に立ち回れば、加入は堅いのでは無かろうか。
しかしながら、加入することと活躍することは別儀である。
今季、中途加入した助っ人2選手がJに馴染めずにいることは現在進行形である。
その選手を連れて来、起用し続けている監督が推したとなると、更に懐疑的にならざるを得ない。
日本で行われているのは「サッカー」、「フッチバル」ではないのである。
狭いスペース、速いプレス、素早い展開、執拗なマーク。
プレイを楽しむ土壌ではないことを正確に伝えなければ、お互いに不幸になってしまう。
幸い日本サッカーに大きな理解をしたビスマルク氏の連れてきたアレックス・ミネイロは大きな戦力となり、昨季に於いて勝ち点後一つのところまで我等を導いてくれたことは記憶に新しい。
今回、その役目をアウトゥオリ監督が行えるかどうかに全てが掛かっている。
戦術や練習方法以前の問題であり、日本人選手のメンタルを叩き直すことと同様に難しいのでは無かろうか。
わずか20万石では関白の地位も勝利後の俸禄もを保証出来ぬ。
付いてこない者、離反する者も多かろう。
最後に柿を断る状況にはなり得ない。

ホンダFC戦報道

2006年11月09日 | Weblog
鹿島4点快勝もケガ人続出/天皇杯

<天皇杯:鹿島4-0ホンダFC>◇4回戦◇8日◇カシマ
 公式戦6戦ぶりの勝利も鹿島には手放しで喜べない結果となった。1得点1アシストのFW深井が左太もも裏、MF本山が左太ももを肉離れし、途中交代に追い込まれた。幸い重度の故障ではないが、11日のG大阪戦の出場は微妙。この日欠場したFW柳沢、MF野沢とともに、主力が爆弾を抱える事態に陥った。
 3日のナビスコ杯決勝。千葉に敗れ、10冠を目指し再スタートの一戦だった。だが平日ナイターとあり観衆は1824人。クラブ関係者も「過去の天皇杯の試合では最低じゃないか?」と漏らすほどだった。気温も18・8度だったが体感気温はそれより低く、ケガが起きやすい状況だった。試合も本山が交代した後半はボールの収まりが悪くなり、リズムを失った。
 それでも千葉が取りこぼしたのとは対照的に、結果は残した。深井も「水曜のナイターに来てくれるお客さんが10冠を待ち望んでいる。期待は裏切れない」と感じるものがあった。傷つきながらも、鹿島が再び節目のタイトル獲得へ歩み始める。【広重竜太郎】
[2006年11月9日8時27分 紙面から]

【鹿島4―0ホンダFC】≪圧勝も“代償”≫

鹿島は4―0と圧勝したが、代償も少なくなかった。1得点1アシストを記録したFW深井は左太腿裏を痛め、前半31分に退場。MF本山も左太腿裏を痛めて前半で交代した。深井は「違和感があった。無理するような試合じゃないから代わった」と話したが、2人とも肉離れの可能性が高い。FW柳沢、MF野沢も負傷で欠場しており、11日のG大阪戦は苦しいチーム編成を強いられそうだ。

鹿島10冠へ4点再出発…天皇杯

 ◆第86回天皇杯第8日4回戦 鹿島4―0Honda FC(8日、カシマ) 念願の10冠に向けて、鹿島が無事、再出発を勝利で飾った。前半12分、相手のオウンゴールで先制すると、3分後には右サイドを抜け出したFW深井が左足で技ありのゴールをゲット。同19分には深井のパスを受けたFW田代が左ボレーをたたき込み、前半で勝利を決定付けた。
 3日のナビスコ杯決勝で千葉に敗れ、またもJ史上初の10冠を逃した。今年最後のタイトル、天皇杯の初戦の相手はJFLとはいえ、リーグダントツ1位のホンダFC。簡単な相手ではなかったが、きっちりと勝ちきった。
 深井とMF本山が試合中に左太もも肉離れで途中交代。11日のリーグ戦、G大阪戦への出場が絶望となったのは大きな痛手だ。だが、最重要だった結果はつかんだ。パウロ・アウトゥオリ監督(50)は「チームのベース作りをして10冠、11冠と続けていきたい」と頂点を見据えた。

攻撃的選手の離脱は大きい。
が、それに余る戦力の目処が立った。
サイドアタッカーの康平とシャドーストライカーの興梠。
ゴールを決めた田代も力はレギュラーであるところを見せつけている。
中後は微妙なところではあるが、昨日の試合に於いては守備に破綻はなく攻め上がりもバランス良くこなしている。
       田代
 興梠         康平
 フェルナンド 青木 誓志
新井場 大岩 岩政 名良橋
      曽ケ端
こんな感じで特に問題は無い。
それ以上に気になったのは90分持たない「声」である。
10人いるかどうかのホンダFCの応援がこちらのゴール裏に届いてしまったことは、心の底から悔しさを感じた。
試合には勝ったが、何かを失いつつあることを切実に思う。