会計スキル・USCPA

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涙の退任会見  オーストラリア ラッド首相

2010-06-26 10:56:21 | 政治
オーストラリアではラッド首相が退任に追い込まれてしまったようで。

中国語のできる首相、とか、先住民への謝罪とか、時々ニュースがでてたりして、前任とは随分違うイメージを作りだしていたようなんですが、知らないうちに、苦しくなってて、

涙の退任会見となりました。
鳩山さんはアホクサくなってやらなかったヤツですな。



Proud Kevin 'gave his all'

'I was elected by the Australian people as prime minister of this country to bring back a fair go for all Australians, and I have given my absolute best to do that,'' he said.

私はオーストラリア国民に、この国に公平さをもたらすために首相に選ばれました。私は、そうするためのベストな地位を与えられたのです。

''I have given it my absolute all. In that spirit I am proud of the achievements that we have delivered to make this country fairer. I am proud of the fact that we kept Australia out of the global economic recession, I am proud of the fact that had we not done so we would have had anther half a million Australians out of work.''

私は、そこにすべてをかけて取り組みました。そうやって、この国に公平さをもたらすために成し遂げたことに、私は誇りを感じています。私は、我々がオーストラリアを世界経済不況から守ったことに誇りを感じています。もし、そうできなかったとしたら、さらに5千万人ものオーストラリア人が失業していたでしょう。


He most proud of the fact he apologised to the stolen generations.

最も誇りに感じることとして、彼は、盗まれた世代に対して謝罪したことを上げている。

''The apology was unfinished business for our nation. It is the beginning of new business for our nation,'' he said.


謝罪は、我々の国にとって、解決されないままにされていた問題でした。

今では、国は新しい問題として取り組みつつあります。


その謝罪、歴史的なスピーチですが、この動画ですな。



オーストラリアでは、そんなに大昔じゃない時代まで、先住民の子供を家族から引き離して隔離する政策をとっていて、随分ひどいめに合わせていた、その子供たちのことを盗まれた世代とか、盗まれた子供たち、と呼んでいるようですな。


退任スピーチを聞いていると、ラッドが仕事師で、随分な思い入れで首相職に取り組んでいた感じがよく出てますな。なんで、辞めなあかんねん、みたいな思いもにじんできてて、さぞかし悔しかったんでしょうな。

堅苦しくて、細かくて、頑固なキャラが不人気で(多分)、結局追い出されることになったようですが、それでも2年半首相を勤めたわけで、もうやめちゃうの、みたいなことは、日本人がいっちゃいけないんで(くじら関係の皆さんはザマアみろって感じなんでしょうか)。

イギリスのブラウン首相も生真面目、場合によっては傲慢とも見えるキャラが不人気で、国民ウンザリって感じでしたが、ラッドもそうなんでしょうかね。

管さんも、同じくリベラル政権で、結構そんな感じもあって、キャラが不人気になりかねないような気もしますな。この不景気に建前を振りかざして、緊縮財政なんてやったら、橋本政権みたいになったりして。それこそ国家的な損失です。

管さんが厚生大臣だったのは、橋本政権時代なんですな。

と、悪口を言ってても、管さんは問題設定がうまそうだし、議論も確かな印象があるんで、結構期待値高いです。