yaaさんの宮都研究

考古学を歪曲する戦前回帰の教育思想を拒否し、日本・東アジアの最新の考古学情報・研究・遺跡を紹介。考古学の魅力を伝える。

イタリア比較都市研究-2 ローマの港オステア・アンテイカ遺跡を歩くの条

2011-04-04 06:44:37 | 歴史・考古情報《西欧》-2 その他
 
 20日(日)からいよいよ遺跡踏査です。初日は案内の日本人の方にお願いしてローマ近郊のオステイアにあるローマ時代の港湾遺跡を見学しました。世界帝国となったローマにはこの港へ物資が集中したようです。残念ながら港そのものはまだ発掘調査されておらず、詳細は不明だそうですが、陸揚げされた物資を保管する倉庫群や商人達の町、浴場、神殿などが所狭しと並んでいる様子は圧巻でした。ローマがなぜあれだけの大帝国になったのか、その秘密を探るヒントがこの遺跡に隠されています。

 

 ローマ郊外のオステアまで電車を乗り継いで約30分。



 オステアとローマ時代の立地



通路の両側には早速大規模な倉庫群が登場する。



 道には見事な轍跡が認められた。



 ローマ人と浴場は切っても切れない関係にある。



 実はこの遺跡も15m以上の砂で埋まっていたのである。だからとても残りがよい。

 

 サウナ風呂?



 レバノンTyreでの踏査の経験がとても役に立った。比較すると実に興味深い!!

 





 地下に張り巡らされた水道管(鉛管だそうだ)。



 浴場の階段



 

 半円形の円形劇場も備わっている。



 



 大規模なパンやさんもある。



この先が港である。



 店屋の並ぶ道路沿いには一階が店、二階が住居となったところもある。





3時頃までオステアで過ごした後、ローマ市内に戻り、著名なカラッカラ浴場を見学しました。

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