yaaさんの宮都研究

考古学を歪曲する戦前回帰の教育思想を拒否し、日本・東アジアの最新の考古学情報・研究・遺跡を紹介。考古学の魅力を伝える。

【独り言 4】 たらふく魚と貝を食べる!の条

2006-01-20 01:15:58 | 歴史・考古情報《日本》-1 宮都


(宮内庁が管理する現在の桓武天皇柏原陵。桓武教創設の折りにはこれをどうしようか思案中!?) 

10日ぶりに京都の家へ帰ってきた。明後日の考古学研究会関西例会で報告するためだ。明日でも良かったのだが、研究室に籠城して電子レンジでチンする生活がほとほとイヤになって、片づけも適当に夕方の五時に車で出て7時半に家に着いた。

 着いて直ぐ、生きのいい魚の刺身とアサリのすまし汁を食った!

 久しぶりにお代わりまでして、大好物のアサリの汁は2杯も飲んだ。
美味かった!

 そこで大発見!!本当に久しぶりに魚やすまし汁を食べたので、汁を飲むと鰹の香りを感じるのである。信じれなかった!!これほど日本に生まれて良かったと思ったことはなかった(ちょっとオーバーかな)。

 その後足を伸ばしてゆったりとお風呂へ!

 そうなんですよ、言うときますが私は風呂が嫌いなのではなくて、風呂に入る時間がもったいないから我慢!しているだけなんですよ(O先生聞いてくれてますよね)。そこに温泉があればうまい酒と肴をつまみ、湯に入り闇の向こうでひときわ大きく光る月を眺めながら瞑想にふける!!私のイメージにぴったりじゃないですか。

 食事の際には余りに魚が美味くて、ビールも呑まなかった。これがまた大正解。飯のうまかったこと!
 でもさすがに風呂上がりに一杯!これがまた応えた。昨夜の睡眠不足もあって、ついパソコンの前でうたた寝・・・。少し寒くなって目が覚めたところ。

 大急ぎで報告時に補助として使うパワーポイントを作り始めたのだが、資料不足に悩みあれこれ考えている内にまたうたた寝・・・。目が覚めて、さらにここでチョンボに気付く。1冊本を持って帰るのを忘れたらしい。家でスキャナーで読み取ろうと思っていたのだが・・・。残念。というわけで浮気をしてブログに取りかかった次第。

 そうこうする内にKF大学のH先生からメールが届き、報告者全員のレジュメが添付されている。実に手際がいい。さすが!

 明後日(もう明日)の主旨は古代宮都の周辺地域がいかに変化していくのかを検討するもの。これまでにも山田博士はもちろんのこと、K埋文研のUさんや、AO大学のKさんが度々論じられているテーマなので、あまり代わり映えがしないのだが、これまで深く考えたことのなかった山崎の変遷に着目してみることにする。山崎が「周辺都市」の萌芽であるという主張である。

 最近山田博士の顔を思い浮かべながら考えている「深草論」もちょっと披瀝してみようかな、と思っている。とは言っても、博士の手の中で踊るだけで、陵寺を核にした「深草宗教都市」の妄想である。嵯峨、宇治、醍醐などの原形をこの辺りに求められないだろうかという思いである。稲荷社が勢力を伸ばす背景に嘉祥寺、貞観寺、極楽寺と展開する深草郷への北家の基盤形成があるのではないかという思いつきもある。

 別に私は深草生まれでも、藤原北家教(ホッケキョウ)?信者でも何でもないのだが、毎日(でもないが)犬の散歩に行かされて、何となく西山や北山を眺めていると桓武の思いが伝わってくるのである。

「俺はここに眠ってるんだゾーッ。みんながここに墓を作ったのは俺の亡霊が呼び寄せたんだゾッ」て。

(石清水のロープウエーからみた長岡京域)

 私がこの地に引っ越してきたのもきっと桓武の亡霊が呼び寄せたのに違いない・・・、なんてことを考えている(山田博士の大根教=大根を食べてはならないという教義を守る信仰らしい-に対抗して「桓武教」でもたちあげようかしら。)。

 やっぱり京都は歴史的で、文化的でいいな!早く定年になって、深草山の一角に庵でも建てて、長岡京を眺めながら文学に耽る・・・、後五年!待ち遠しいな。

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