yaaさんの宮都研究

考古学を歪曲する戦前回帰の教育思想を拒否し、日本・東アジアの最新の考古学情報・研究・遺跡を紹介。考古学の魅力を伝える。

あまちゃんとチーフプロドユーサーの条

2013-05-11 01:43:11 | 歴史・考古情報《日本》-1 宮都
 4月1日から始まったNHK連続テレビ小説『あまちゃん』。岩手・北三陸の小さな田舎町を舞台にして、びっくりした時に思わず口から出る「じぇじぇじぇ!」など、テンポのよい方言が飛びかう。そんなあまちゃんが大好きなのが私の友人である。彼女のFBによれば何でも朝、昼、再放送と3回は見るらしい。

 しかし、私の朝ドラと言えば、大昔の樫山文枝の「おはなはん」(1966年放送だから私の高校3年生の時の一年間だ)の記憶しかない。その後は大学生になって、テレビなんぞ下宿にはなかったし、就職すると、この時間に家にいることがないのでまず見ることがなかったのである。ところが今年からは非常勤に近い勤務状態だから、ときどきこの時間に朝ご飯を食べながらテレビを見ることもある。とは言っても習慣とは恐ろしいもので、家の者が朝ドラを見ないから、私も見る気にはならなかった。

 ところで、最近の私の日課はネット上の新聞を読むことから始まる。
  
 朝日はこの頃有料になって(3回分はただが)あまり読まなくなった。これも朝日の現在の会社経営のあり方(まずは金!だから安倍とも仲良く懇談する)、論説の基本(政権批判をしない!まさに戦前回帰)と大いに関わっている。毎日と読売を読んで、時々産経をのぞきに行く。

 それはさておき、昨日朝のyahooニュースにこんなのがふと目にとまった。
(http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/domestic/golden_week/?1368141311)

『あまちゃん』舞台の岩手県久慈市 平日に300人の観光客来る

NEWS ポストセブン 5月10日(金)7時6分配信

 スタートから1か月あまり。視聴率は連日20%を超え、驚きを表す方言「じぇじぇじぇ!」が早くも“流行語大賞”か? と噂されるなど、絶好調の連続テレビ小説『あまちゃん』(NHK総合)。

 主なロケ地となっている岩手県久慈市には、その場所をひと目見ようと、ゴールデンウイークも観光客が殺到した。

 能年玲奈(19才)演じるヒロイン・天野アキが海女として何度も海に飛び込むのは小袖海岸。そこに広がる光景は『あまちゃん』の世界そのままだ。現地にある小袖海女センターは、例年は夏期以外は訪れる人もいないため閉館しているが、今年は観光客がどっと押し寄せたこともあり、急遽、営業開始。ドラマにも登場する「まめぶ汁」やいか焼きなどを本物の海女さんたちが作ってくれる。

「4月の土日だけで5000人近い人が来場。5月は平日でも1日に300~400人が全国各地から訪れています。海女さんの実演がない(実演は7~9月)ので、観光に来たお客さんたちに、ロケのこぼれ話をしながら、ガイドをしています」(観光スポットのガイドを務める弐又真美さん)

 劇中の「北三陸鉄道」の撮影協力をする三陸鉄道北リアス線は、東日本大震災の影響で、現在は宮古~小本、田野畑~久慈間の運行だが、こちらの乗客もドラマ顔負けの急増ぶり。

「GW期間中はお座敷列車を予約制で走らせましたが、連日満員の状態でした」(三陸鉄道・旅客サービス部)

※女性セブン2013年5月23日号


 関連ニュースを辿るとその元ネタらしいこんなのもあった。

(http://www.news-postseven.com/archives/20130404_180660.html)

 ヒロインの高校2年生・天野アキを演じるのは能年玲奈(19才/のうねん・れな)。そして、その母親・春子を小泉今日子(47才)、祖母・夏を宮本信子(68才)が演じる。さらに、母娘3人の脇を杉本哲太(47才)、渡辺えり(58才)ら実力派俳優がガッチリ固め、慌ただしい日本の朝にたくさんの笑いを提供している。

 朝ドラの“お家芸”であるヒロインの成長を描く脚本は『池袋ウエストゲートパーク』(2000年・TBS系)、『木更津キャッツアイ』(2002年・TBS系)などで人気の宮藤官九郎(42才)が担当。細かなギャクを随所に盛り込み、ハイスピードで展開する宮藤脚本を採用した理由をチーフ・プロデューサーの訓覇圭氏(45才)が明かす。

「視聴者が見ていて明るく元気になれることが朝ドラの基本です。宮藤さんには朝ドラと正反対のイメージもありますが、実は彼は6才の頃から朝ドラを見ているという“朝ドラ通”。お会いして『明るく、元気』という朝ドラの核を守りつつ、面白いドラマが作れると確信しました。ドラマは“笑わせる”のではなく生きている人間が自然に“笑える”喜劇にしたいですね」

 実際、第1週放送では岩手の伝統料理・まめぶ汁を「甘いのか辛いのかわからない。おかずなのかおやつなのかもわからない」と紹介したり、夏の手で海に突き落とされたアキが「何すんだこのババア!」とつぶやくなど、宮藤脚本らしい“笑える”シーンがふんだんに用意されている。『大切なことはみんな朝ドラが教えてくれた』著者の田幸和歌子さんが言う。

「前作『純と愛』は“朝ドラを壊す”と始まったドラマでしたが、今回は笑いと愛のある朝ドラらしい展開になりそうです。当初はテンポの速さや小ネタの多さが真骨頂のクドカン脚本に、朝ドラ視聴者がついてこられるかという不安の声もありましたが、代表作のドラマ『タイガー&ドラゴン』(2005年・TBS系)の根底に家族愛があったように、彼は家族を描く物語が得意。実は朝ドラにピッタリなんです」

※女性セブン2013年4月18日号
(http://www.news-postseven.com/archives/20130404_180660.html)

 この記事を見て驚いた!!内容ではなく、この番組のチーフプロデユーサーのお名前だ。

 訓覇(圭)さんと言うらしい。この姓を普通に読める人はよほどの研究者である。

 くるべと読むのだと思う。

 実はこのお名前。三重県四日市にあった古代の地名によっている。この方とどういうご関係かは知らないが、以前私が講演会をした時、終了後に名刺を出されて驚いた!!

 訓覇と書かれていたのである。

 おそるおそる伺ったのだ。「くるべ さんですか?」

 「はい。私は今は関西に住んでいますが、ご先祖は四日市だったと聞いています。」と。そして、「久留倍遺跡の保存、応援しています!」とも仰って下さった。とても嬉しかった。

 その同じお名前をこんなところで見るとはまたまた驚きだったのである。これから間もなく、その久留倍遺跡の保存運動として始めた「壬申の乱ウオーク」の第28回が始まる。今日は高市皇子がやってきたルートである。草津から柘植に入っていく近江最後の地点にある「油日」一帯を散策する。どうも今日は久しぶりに雨らしい。でも、午後にはやむと言うから小降りのようだ。頑張って歩いてこようと思う。

 あまちゃん、いいねと思う人はこいつをポチッと押して下さいね→人気ブログランキングへ