1月31日新国立劇場小劇場で、井上ひさし作「動物会議」を見た(原作:エーリッヒ・ケストナー、演出:田中麻衣子)。
ケストナーが書いた同名児童小説を、井上ひさしが舞台化した「幻の作品」。こまつ座で約半世紀ぶりに復活上演。
3歳から100歳まで、観て、聴いて、笑って楽しめる音楽劇!(チラシより)
世界中の動物たちが子供たちのために立ち上がった。人間の大人たちは世界中にいろんな問題があるのに戦争ばかり。これじゃあ人間の子供たちがかわいそうだ、と
抗議するが、頭の固い大人たちには届かない。困った動物たちは、人間の子供たちに話を聞いてもらうことにした。そんな中、日本のとあるサーカスでは、
頭をひねらせた動物たちが、劇場にやってきた子供たちを閉じ込めて、お話を始める。一か月前のある暑い日の夜に始まった物語を・・・。
ケストナー生誕120周年記念とのことだが、この芝居のどこまでがケストナーなのだろうか?
途中、観客は長々と歌うことを強制される。苦痛以外の何物でもない。しかも(いつもながら)曲がつまらない上に、今回は歌詞までがつまらないのだから・・・。
時事ネタだから仕方ないが、随所に時代の古さが感じられる。
井上ひさしの芝居なんぞもう見ないぞ、と、またしても決意する評者であった。我ながら懲りない。
ただ、ケストナーは大好きなので、今回ちょっとそそられたのだった。
役者では、ネコ役の池谷のぶえさんが光っていた。
ケストナーが書いた同名児童小説を、井上ひさしが舞台化した「幻の作品」。こまつ座で約半世紀ぶりに復活上演。
3歳から100歳まで、観て、聴いて、笑って楽しめる音楽劇!(チラシより)
世界中の動物たちが子供たちのために立ち上がった。人間の大人たちは世界中にいろんな問題があるのに戦争ばかり。これじゃあ人間の子供たちがかわいそうだ、と
抗議するが、頭の固い大人たちには届かない。困った動物たちは、人間の子供たちに話を聞いてもらうことにした。そんな中、日本のとあるサーカスでは、
頭をひねらせた動物たちが、劇場にやってきた子供たちを閉じ込めて、お話を始める。一か月前のある暑い日の夜に始まった物語を・・・。
ケストナー生誕120周年記念とのことだが、この芝居のどこまでがケストナーなのだろうか?
途中、観客は長々と歌うことを強制される。苦痛以外の何物でもない。しかも(いつもながら)曲がつまらない上に、今回は歌詞までがつまらないのだから・・・。
時事ネタだから仕方ないが、随所に時代の古さが感じられる。
井上ひさしの芝居なんぞもう見ないぞ、と、またしても決意する評者であった。我ながら懲りない。
ただ、ケストナーは大好きなので、今回ちょっとそそられたのだった。
役者では、ネコ役の池谷のぶえさんが光っていた。