美しい地球環境を未来に!

最近の異常な気候はなんだか変だ!
地球温暖化のために「できる行動は?」役立つ情報を発信して行きたいと思っています。

ピンチのインドネシアのオランウータン財団を支援して!!

2011-05-10 19:44:55 | Weblog
昨夜はインドネシア東カリマンタン州バリックパパン市の
郊外にあるオランウータンのリハビリ施設の設立発起人の
一人のカルソノ氏と食事をしました。

15年前にも白髪でしたがあれから15年、彼はもう72歳です。
当時はインターナショナルスクールの副校長でした。

子供たちが
「森を追われた子供のオランウータンが
 かわいそうだから、森に還してあげたい」
と発案したことを受けて、
森に還すための訓練をするリハビリセンターを開設し、
支援活動を現在も続けておられます。

2月にお会いして以来3か月ぶりにお会いしました。
以前よりもかなりスリムになり、若々しく見受けられました。
しかし、口から出た言葉は、厳しいBOSFの現実でした。

私がバリックパパンに到着した6日にボゴールの
ボルネオオランウータンサバイバル財団(BOSF)の会議に
参加してバリックパパンに戻られたばかりのところでした。

先日、BOS日本の寄付に対してのお礼から始まり、
話がBOSFの現在の窮状を聞きました。

オランウータンの自然復帰を行うために必要な保護林の確保
のために、BOSFの資金をかき集めて林業省にライセンスフィー
を支払い、保護林は確保できましたが、

日常の運転資金に困っているとのことでした。
人員削減もして、従業員の給与も基本給だけにし、本部の
スタッフの数や給与もカットして取り組んでいるとのことでした。

人類の生存環境の安定のためにに不可欠な熱帯雨林は、一般の
方がイメージされる以上に破壊が進んでいます。
現実には、人間が侵入困難な奥地を除いて、もう残されていません。

オランウータンは
世界で一番多様性に富んだインドネシアの熱帯雨林の
植生バランスをオランウータンが生息することで守って
きてくれました。

現在では私たちの人間活動により、この100年で森を追われて
92%あまりのオランウータンが生命をなくしてきました。

現在ではわずかに8%しか残されていません。
このままでは、おそらく5~7年以内に絶滅してしまうと
予想されています。

あまりにも天然林の破壊が激しく、急激なためにこの9年間
訓練を終えた元気なオランウータンを自然に復帰させること
とができませんでした。

こんな状況を打開するためにBOSFがわずかに残された
天然林を確保して、オランウータンの自然復帰させるための
プロジェクトを進めています。

そのことが現在もリハビリを続けている800頭あまりの
オランウータンの日常管理や運営に大きな影響を与えています。

日本が大きな地震と津波の自然雑賀の真っただ中、そして原発
という人災で多くの皆さんが大変な時期に
「なぜ、オランウータンなんだ」と思われるかもしれません。

しかし、
私たち人類が自然破壊をしてきた結果が地球規模の自然災害を
招いている現実も無視することはできません。

この40~50年の間に急激に破壊してしまった熱帯雨林を人類だけ
では取り戻すことは膨大な資金をもってしても不可能です。

時間がかかってもオランウータンの力を借りて、次世代の
子供たちにもアジアに熱帯雨林のある地球を残すことが、
「今を生きる人の道」だと思います。

ぜひ、子供たちの未来づくりにあなたも参加してください!

BOSFへの橋渡し役は、
http://www.bos-japan.jp のHPをご覧ください。
メールの問い合わせは、info@bos-japan.jp
FAXのお問い合わせは 042-465-7241

一人でも多くの皆様のご参加・ご支援をよろしくお願いします。

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