美しい地球環境を未来に!

最近の異常な気候はなんだか変だ!
地球温暖化のために「できる行動は?」役立つ情報を発信して行きたいと思っています。

資本主義のつぎは?セミナーの話

2008-04-24 09:44:54 | Weblog

昨日、財)日本環境財団の定期セミナーで講演をさせていただきました。
テーマは、「地球温暖化と生命の森づくり」~熱帯雨林の再生植林事業~でした。
レジメの概要をご紹介しますと
①主題  
 「気象の大変動を人類が生存できるレベルに防ぐため」の対策の一環として、
 温暖化の主要因である炭素排出の20%強をしめる熱帯雨林の再生について、
 私どもが進める「生命の森づくり」について
②趣旨
 温暖化の背景=地球文明崩壊の危機=世界の森の減少
 温暖化の現状=エコロジカルフットポイント
 温暖化による気候変動を止めるには、熱帯雨林が一番優先しなければならない
 熱帯雨林の森林劣化と森林減少に対応できる仕組み=「生命の森づくり」 
③背景
 地球環境の問題認識を持つきっかけ
 私が主に東南アジアのジャングルの森林開発調査に十数年携わってきたことがあ ります。
 旧日本軍の侵攻のようにインドネシア、マレーシア、パプアニューギニア、   ソロモン諸島と進んで行ったことに疑問を感じていたからです。
 1988年にNGO熱帯林行動ネットワークのデモ
 1996年 植林を始めるきっかけ=オランウータンとの出会い
 1999年1月 大きな山火事跡に出会う 再生をしなければ次世代の人が困る
④生命の森づくりが必要な現実 
 地球温暖化の現状と背景
 熱帯雨林の現状
 森林の機能・役割
 何故、このような事態を招いているのか
 文明崩壊=イースター島の悲劇
 熱帯雨林の減少と劣化
 その対策としての「生命の森づくり」
 「生命の森づくり」の仕組み
 その効果
⑤結論 
 地球に残された熱帯雨林の維持再生を一番優先させ、地球の気候変動を和らげて 人類が安全・安心して生きられる環境を構築するには世界規模社会システムの一 環として実行すること。
 「生命の森づくり」は、次世代が地球で生きるための社会経済の基礎づくりであ ることをお伝えしました。

その中で地球温暖化の問題は「地球文明崩壊の危機」であり、資本主義崩壊の危機であることをお話ししましたので、このことに質問が及びました。

資本主義崩壊の次はどうなるのか?
自然資源を中心にすえた「自然資本主義」
全てと共生する社会、ウインウインで成り立つ社会、所有でなくレンタルという発想の社会・・・基本的には精神や心を大切にする東洋の伝統的な発想をもった社会こそが、人類の住める地球環境を維持できる方法だと考えています。

こんなやり取りがあり、意義深いセミナーでした。
世の中に少しでも多くの皆さんに知っていただくことが大事ですので、聞いて見たいというグループの方がおられましたらぜひともお声がけを!


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