ふくろたか

札幌と福岡に思いを馳せるジム一家の東京暮らし

【映画】アントニオ猪木をさがして

2023年10月11日 | 日記・その他
昨夜のパ・リーグ最終戦は楽天0対5ロッテ
楽天は3併殺の拙攻ぶり。それは負けるわな・・・
この結果、ソフトバンク勝率0.5071/ロッテ勝率0.5072
ソフトバンクは1毛差で3位に転落し、CS本拠地開催を逃した。
14日開幕のCS1stは後日改めて語るが、正直勝ち上がれる気がしないorz

・・・そんな弱音を吐くと、「出る前に負けること考える馬鹿いるかよ」
張り手を食らいそうな。というワケで、去る7日に見たこちらの映画を語る。



プロレスラーのドキュメント映画と言えば、
天龍の引退ロードを追った名作「LIVE FOR TODAY」を思い出すが、
比較すると、良く言えば総花的な、悪く言えばまとまりに欠ける感。
引退試合のオカダ戦@両国というクライマックスが明確な「LIVE~」に対して、
こちらはプロレスラーやファンの証言のオムニバス構成なので仕方ないか。
試合映像も少なめなので、猪木信者にはもの足りないかもしれない。
猪木のような複雑怪奇な人物を2時間枠でまとめるのは無理難題とも言える。

ただ、ブラジル移民時代の10代の猪木を語る老人2人の現地証言や
1984年2月の「雪の札幌テロ事件」の内幕について
聞き手を煙に巻く藤原組長など興味深い映像も多かった。
札幌と言えば、銀幕で見る2002年2月の「猪木問答」の笑えることwww

もっとも、この猪木問答の当事者である棚橋が、当時の胸中を海野に語るシーンには
心ひかれた。猪木が去った新日本で棚橋がトップに立てた理由が分かったような。

「アントニオ猪木をさがして」というタイトルと裏腹に、
猪木に心酔し、その幻影を追い求めてきた世代よりも、
猪木に抗い、その引力に背を向けてきた世代が、より強く印象に残った。
ワタシにはそんな映画だった。

なおこの映画を見た人々に賛否両論の「とある猪木信者」のドラマ・パートだが、
世代・境遇によって、刺さる人と刺さらない人が真っ二つになるのはやむなしだろう。
作り手もそれを承知の上でわざわざ盛り込んだと考える。
ワタシは刺さった世代だが、80年代の小学生が当時は一般的ではなかった
「リベンジ」(注)という言葉を多用するなどシナリオの粗さは気になった。
注)リベンジは西武の松坂大輔が使ったことをきっかけに99年の新語・流行語大賞に選ばれた言葉

まあ、田口隆祐と後藤洋央紀の役者ぶりを楽しめたから良しとする。
特に田口は「パパわる」を見た時も言及したが、本当に演技が達者だ。

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