本題の前に、放牧先で急死した昨年の菊花賞馬アスクビクターモアに菊。
「熱中症による多臓器不全」という死因はショックだった。
前走の宝塚記念(11着)後の予定を調べたところ、
「山元トレセンに放牧」と管理する田村康仁師が6月末に発言していた。
宮城県亘理町のこの施設でも馬が熱中死するとは・・・
少し南にある福島県浜通りの相馬市でも、
相馬野馬追の出走馬2頭の熱中死が報じられたばかり。
競走馬にとって、今年の南東北は夏の避暑先にならないということか。
「ディープ産駒最後の国内クラシック馬」(予定)の冥福を祈る。
さて本題。今夏の新日本G1は4ブロックの1・2位がついに決定。
きょう10日の船橋大会で準々決勝4戦が開かれる。顔合わせは以下の通り
<12日の準決勝@両国は上2戦と下2戦のそれぞれの勝者が対決
- SANADA(A1位)対EVIL(C2位)
- オカダ(B1位)対ザック(D2位)
- フィンレー(C1位)対オスプレイ(B2位)
- 内藤(D1位)対ヒクレオ(A2位)
「4連続のシングル熱戦&1人が必ず優勝する」
これは夏の甲子園にも通じる準々決勝の醍醐味だろう。
そして、8強の顔ぶれを見ると、各ユニットがバランスよく散らばった。
この顔合わせを踏まえ、今夏のG1の優勝者を予想した。
オスプレイが昨夏の雪辱 外国人2人目の制覇とみる
現IWGP王者のSANADA G1初の3連覇がかかるオカダ
この2人の両国不在は考えにくい。
とはいえ、NJCとの春夏制覇や3連覇はやり過ぎの感もある。
よって、優勝者は下2戦の4人から出ると考える。
フィンレーとヒクレオはまだ顔ではない。内藤はすでに2回優勝した。
導き出される優勝者は残るオスプレイと考える。
「A1位対C2位だがC1位対A2位にあらず」(BとDも同じ)
というねじれたレギュレーションもその推測を裏付けている印象。
船橋大会の内藤とオスプレイの潰し合いを意図的に回避したような。
- 新日本浜松大会
G1の16日目。Dブロックのラスト4戦を消化。
内藤が棚橋を、ザックが後藤を下し、ともに5勝2敗・勝ち点10。
直接対決の結果を反映して、内藤が1位・ザックが2位で準々決勝へ。
コブはシェインの両リンの道連れに。ザック援護の「TMDKの絆」に屈した。
矢野はコグリンに圧殺されて2勝止まり。
- 欧州CL
きのう9日(日本時間)にPO3回戦として予定されていた
AEKアテネ対ディナモ・ザグレブが19日に延期の憂き目に
双方のサポともアウエー入りを禁じられたにもかかわらず、
悪名高いBBBが陸路で入国し、試合前夜にアテネサポと衝突。
アテネサポ1人が刺殺され、多数の負傷者・逮捕者を出す事態になった。
騒ぎを起こした時期が95年の嵐作戦(注)と重なる点が気になる。
戦勝記念の余勢を買った暴挙ではあるまいか・・・
ネコタクは早くも欧州サッカーの暗部を体感することになった。
注)8月4日~8日にクロアチア領内のセルビア人勢力を一掃した軍事作戦。BBBからも志願兵が多数参加
- 夏の甲子園
大会4日目。富山商と鳥栖工の「公立校対決」はタイブレークにもつれ、
鳥栖工が延長12回に3対2でサヨナラ勝ち。初出場初勝利を遂げた。
神村学園は18安打と打線爆発。10対2で立命館宇治を下した。
台風6号縦断で大変な九州だが、きょうのご当地3校の出陣を前に、
まずは佐賀・鹿児島がそろって勝ち上がった。
日大三は先発・安田が被安打2の完封劇。3対0で社を下した。
市立和歌山と東京学館新潟は両校とも2ケタ安打の打ち合いの末に、
市立和歌山が5対4で逃げ切った。