昨夜は3号がハブにかまれることもなく無事に帰京。
楽しい思い出が作れたようで何より。
お土産のちんすこうをつまみながら、今季のソフトバンク回顧の後半戦。
【野手部門】
チーム打率0.267・得点651・本塁打141 いずれも12球団トップ。
特に本塁打数は昨季の95本から激増。「テラス効果」はてきめんだった。
それは柳田・松田・デホの「30本トリオ」誕生に加えて、
今宮がチーム5位の本塁打数(7本)という現象からも明らかだと思う。
今季のタカ打線については「三~七番の破壊力」がよく語られる。
首位打者にしてトリプル・スリー達成の柳田(リーグMVP)。
3割こそ届かなかったが、勝利打点チーム1位(14点)の内川(CSのMVP)。
31本塁打&98打点。「走者の掃除人」を務め上げたデホ(日本シリーズMVP)。
チーム本塁打王(35本)にしてお祭り男「熱男!」の松田。
打率3割&得点圏打率0.375 「恐怖の七番」中村晃。
相手投手にしてみれば、息が抜けない重量打線で、長谷川の穴を感じなかった。
一方で、個人的には正直、ほぼ固定された三~七番よりも、
残る一・二番や八・九番の仕事ぶりを見ることが毎試合の楽しみに。
明石・川島・福田・高田といった「仕事師」たちの競争にワクワクした。
特に、8月のロッテ戦で「プロ1号が逆転満塁弾」という離れ業を見せた
上林には、これからの台頭を期待している。
来季は松田やデホの去就が見えず、長谷川の足の状態もまだ不安が残るゆえ、
レギュラーの一角に食い込んでほしい。
【監督部門】
「コーチ経験がない一年生指揮官」として心配された工藤監督だが、
シーズン90勝を挙げて、日本シリーズを連覇したことで、杞憂に終わった。
新人監督にありがちな「自分の色を出したがる」部分が薄く、
コンディションを重視しながら、能力が高い選手に
気持ちよくプレーしてもらう部分に秀でた「モチベーター」で、
ソフトバンクのように戦力が分厚い球団には適した指揮官だったと考える。
とにかく今季は何から何まで上手く回った一年だった。
ただ、来年は霊合星人(木星人-)のドツボイヤーに当たるだけに、
チームがなかなか勝てなくなる時期もあるかも。
どんな戦術の「引き出し」を使ってくるのか、見てみたい気もある。