ふくろたか

札幌と福岡に思いを馳せるジム一家の東京暮らし

イズムの呪縛

2021年10月18日 | コンサドーレ
4月の雪辱どころか、似た展開で返り討ちに遭ったことが悔しい。
第三者の視点では、人も球も動くスペクタクルな試合だったと言えるが。

三ツ沢の 再現ミドル 食らわすが 2位は揺るがず 決めて泰然

福森とチャナが戻った一方で、宮澤が欠場。
さらに、負傷のルーカスが前半7分で青木と交代。
この序盤の交代1枠使用がじわじわ効くことになった。

それでも前半はルーカス不在を感じさせない圧倒ぶり。
決めた本人が振り返ったように、先制点は偶然の産物かもしれないが、
「どんどん出てくる白いユニホーム」というBS実況の珍フレーズが
表したように、ボール保持率もCKの数も大きく横浜Mを上回った。
中継を見ながら、この状況に名古屋やFC東京が陥ったとしたら、
「自陣に退いて長いボールで前線の3人を走らせる」
という戦い方を選ぶかも、と思った。横浜Mの前線も
前田や仲川、レオ・セアラと、それをこなせそうな顔ぶれだったし。
ただ、ポステコが植え付けた「攻撃サッカー」のイズム
それをさせないのだろうな・・・と考えていた。

後半も押し気味に試合を進めるが、追加点を奪えず。
疲れが見えた荒野とチャナを下げた飲水タイムから不穏な空気に。
そして、後半30分までに交代枠を使い切った横浜Mに対して、
効果的なスプリントを前線で見せていた小柏とネコタクを下げて、
ジェイとミランを投入し、前線に外国人トリオを並べた札幌は
チームとして決壊したorz

試合後のミシャは「交代選手の質の差が出た」と、珍しく
敗戦の責任を選手にかぶせたと批判されかねないコメントを出した。
奇しくも「途中で出た5人がどれだけチームに力を吹き込むかが大事だ」
というマスカット監督のコメントとは裏表の内容だった。
よって、「外国人トリオにどんなタスクをベンチが指示したのか」
という点が気にかかる。まさか「前線で相手を追い回せ」ではあるまい。
「自陣からのボールを身体を張って収めて押し上げる時間をつくれ」
ではないかと推察している。しかし、このトリオに対して、
有効な長いボールはほとんど出なかった。終盤の15分間は
札幌が「ミシャサッカー」のイズムに捕らわれていたようにも映った。

とはいえ、小柏とネコタクを使い続けたとしても、
2人とも力尽きるのは時間の問題だったと考える。
序盤に交代1枠を使わず、終盤のベンチが外国人&シンジのみ
という状況を回避できていたら・・・と思う。
「このサッカー(オールコートマンツーマン)を★90分続けるのは難しい」
とは、いみじくもBS解説の憲剛が試合を振り返った言葉だが、
★の部分に「スタメン11人だけで」という言葉を付け加えたい。

「昨年の等々力でゴールを挙げたが憲剛に名前を間違われる荒野」
「福森&實藤の11年川崎入団の2人のつながりにほっこり」
「現在のマルコスはクリリンではなくゴールデンカムイの白石由竹」
勝っていたら、いろいろネタに走ったのだがなあ・・・

  • ベルギーリーグ
ベールスホット0対1メヘレン 開幕11戦未勝利。武蔵ベンチ外。
  • JRA
秋華賞を制したのは四番人気のアカイトリノムスメ
黒船の娘黄金船の娘も仁川のターフに沈み、
「幸せの赤い鳥」が桜4着・オークス2着の無念を晴らして母娘V。
トリガミ覚悟の3連複BOX馬券も、およそ42倍の配当がついて満足。
来週の菊花賞の軍資金には十分な額を稼げた。
「オークスから直行の上位馬がV」「馬券圏に7枠」のジンクスはなお続く。

父がGⅠ7勝の三冠馬&母がGⅠ5勝の三冠牝馬の超良血馬とあって、
G1初勝利に陣営もほっとしたと察する。さすが「牝馬の国枝」である。
振り返ると、きのうはジェンティルドンナの娘(ジェラルディーナ)が
阪神10Rを、姪(ドナウデルタ)が新潟メーンを勝っており、
三冠牝馬がその血脈を見せつける日になった感がある。
血脈と言えば、ウマ娘オタ垂涎のホウオウイクセルは大きく出遅れてドベ。
こちらも父ルーラーシップの血脈を見せつけた(見せつけてどうする)。

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