ふくろたか

札幌と福岡に思いを馳せるジム一家の東京暮らし

選手往来を語る前に

2018年01月16日 | コンサドーレ

札幌が沖縄キャンプ入りしたので、そろそろ選手往来をまとめる構え。

その前に、やたら「元札幌」の引退が続いたこのオフを振り返り、惜別の言葉を贈る

<カッコ内はポジション・最終所属クラブ・札幌在籍年度

  • 藤ケ谷陽介(GK・G大阪・99~04年)

高校時代は全くの無名。札幌ではJ2最下位を経験。

振り返ると、よくガンバは「お買い上げ」したなあと・・・

何だかんだ言って、移籍後はJ1優勝やナビスコ杯&天皇杯制覇、

そして、ACL制覇とクラブW杯出場も果たしたのだから、

「元札幌」としては文句なしの出世頭だろう。19年間よく頑張った。

  • 河端和哉(DF・JFL青森・04年)

特別指定を受けた札大生時代を含めても在籍2年。

今回とりあげる選手5人の中で、唯一のJ1未経験選手でもある。

しかし、移籍先でなぜか「元札幌」と関わることが多かったうえ、

我が家の九州在住時に熊本に在籍していたので、妙に気になる存在だった。

J1経験が無い一方で、J2・J3・JFL・地域1部の4カテゴリーを

すべて経験し、昇格の歓喜も何度か味わった。

特に長崎をJFL優勝&J2昇格に導いた12年に、

JFLのMVP&ベスト11に輝いたのは、地味ながら誇ってよい。

その苦難の経験を糧に、指導者として成功してほしいと願う。

  • 西嶋弘之(DF・北九州・04~10年)

何というか・・・惜しい選手だった。11年の不可解な移籍が無ければ、

「札幌のバンディエラ」になれたかもしれないと今でも思う。

「11年に徳島移籍→札幌J1昇格」「13年に横浜FC移籍→徳島J1昇格」

「移籍運」にも恵まれず、現役後半の9年間はJ1と無縁のままに。

決してJ3で終わる選手じゃなかったのにと、どうしても考えてしまう。

  • 高木純平(MF・東京V・10~12年)

「ダンディな選手」という印象が強い。

J1に昇格した11年シーズン前のキャンプでTM大分戦を見学した後、

純平が表紙の月刊コンサに当人のサインをもらったことがある。

表紙と異なり、短髪にチェンジしており、「髪型を変えると印象が変わりますね」と

声をかけたら、フッと笑みを浮かべた。その横顔が何ともカッコよかった。

今季からは清水のスタッフに就くとか。いつか札幌の前に立ちはだかるかも。

  • 岡本賢明(MF・熊本・07~13年)

20代での引退となったが、右ヒザの故障と闘いながら、よくぞ11年間も。

07年10月に生観戦した福岡戦@レベスタで挙げた初得点が、

試合展開も含めて良い思い出になっている。故郷のクラブに移籍しながらも

「僕の第二の故郷は間違いなく札幌です」というコメントにこちらこそ感謝。

今季からは熊本のアカデミーコーチ。

まだまだ地震の爪痕は深いだろうが、良い選手を育ててほしい。