ふくろたか

札幌と福岡に思いを馳せるジム一家の東京暮らし

春のハシゴを振り返る~シネマ編

2016年04月07日 | 日記・その他

本日は先月30日にハシゴした映画2本の感想なんぞ。

【Mr.ホームズ 名探偵最後の事件】(新宿)

全国のシャーロッキアンに告ぐ。謎解き映画を期待すると、確実に失望する

これは隠居した93歳のホームズが、自身を引退に追い込んだ30年前の事件の

真実を書き残そうとして、衰えが進む自らの頭脳と悪戦苦闘する物語なので。

「老いさらばえた」現在のホームズと「老いてなお」の30年前のホームズを

演じ分ける名優イアン・マッケランの力量はさすが。

「正典」好きならニヤニヤできる小ネタもそこかしこに。

ただ、身の回りの世話をしてくれる少年の名前すら忘れるようになって、

孤独のつらさを口にするホームズの「変容」には、やや違和感を覚える。

そして、何よりも大きかった違和感は、婦人が一人亡くなったとはいえ、

「この程度の失敗で、ホームズが引退するかなあ?」という根本的なモノ。

「女性は君の領分だ、ワトソン君」(第二の汚点)などの言葉を残した

御方だけに、「オンナの考えることは分からん・・・」で終わるような気がする。

分からんと言えば、終戦直後の日本が登場するパートは必要だったのか?

真田広之という実力派を起用しながら、呆れ返る描写だった。しっかりしろ、BBC

続いてはこの映画。

【仮面ライダー1号】(錦糸町)

我ながら、この「振り幅」には呆れるが、ホームズも本郷猛もワタシのヒーローということで。

「演じたつもりはない。本郷猛はワタシそのもの」と熱く言い切るだけあって、

全編これ藤岡弘、の作品。藤岡氏のキャラクターが大丈夫な人ならば十分楽しめると思う。

村枝賢一氏の「仮面ライダーSPIRITS」で、

滝和也が「あんな身体でどんな死に様をさらすやら」と、改造人間であるライダーの

行く末を案じる場面があるが、その問いへの一つの答えにもなっているかと。

まあ、「本郷猛は滅びぬ。何度でもよみがえるさ」という決着になってしまうのだが・・・

大杉漣氏が演じる地獄大使もなかなかの存在感。反乱分子であるノバショッカーに対して、

「地球はオレの獲物。それを汚す奴らは許せん!」と断じる場面には、

「そうか、環境破壊はショッカーよりも悪なのかwww」と妙に納得してしまった。

いや、旧来のショッカーもかなり環境破壊を繰り返していたはずだが

ちなみに、ノバショッカーが日本政府と交渉する場面では、

元環境副大臣にして俳優の横光克彦氏が首相を演じていた。

桜井刑事&紅林刑事のそろい踏み。ワタシのような「特捜最前線」世代にはうれしい競演だった。


  • ACL

浦和1対0広州 ブリラム0対2広島 G大阪0対2上海 江蘇1対2FC東京

昨季アジア王者を撃破した浦和がグループ2位浮上。

FC東京はグループ首位。広島はリーグ戦2勝目。

ガンバのみ4戦未勝利でグループ最下位に沈んでいる。

  • ナビスコ杯

Aグループは3戦2勝1分けの大宮が暫定首位。

鹿島がようやく初勝利。名古屋は元気なく3戦3敗。

Bグループも3戦2勝1分けの仙台が暫定首位。

5得点で新潟を蹴散らした川崎が追走する。

  • ホークス

3対4でロッテに敗戦。連敗こそしていないが、開幕10戦で借金2の不調orz

被安打4と奮投した千賀&サファテは、うち3本が本塁打で4失点と一発に泣いた。