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ふくろたか

札幌と福岡に思いを馳せるジム一家の東京暮らし

サプライズの2頭

2022年07月29日 | 漫画・アニメ・特撮
「現役馬(デアリングタクト)の初登場」の話題が
ヤフーのトップを飾った27日夜のウマ娘の発表。
だが、ワタシは以下の2頭の不意打ちの登場に驚かされた。

ホッコータルマエ&ワンダーアキュート

2頭ともワタシが競馬場のパドックで生写真を撮った数少ないGⅠ馬である。
ウマ娘化の記念に改めて貼っておく。



いずれも13年12月の東京大賞典@大井のパドックで撮影。
タルマエ1着(この年7勝目)・アキュート2着(この年4度目の2着)の
組み合わせで、珍しく3連単を当てた良い記憶がある。
8年半の時を経て2頭とも美少女擬人化されるとは想像もしなかったわ
馬名使用をOKした2頭のそれぞれの馬主に深く感謝する。

盛岡(マイルCS南部杯)・船橋(かしわ記念)・川崎(川崎記念)の
3競馬場の登場やコパノリッキーのCV決定も同時に発表された。
これに上記の2頭のウマ娘化を重ねて考えると、
2010年代半ばの熱いダートGⅠ戦線のシナリオをリッキーを軸に展開する
とみて間違いあるまい。
ノンコノユメの引退に絡んで「リッキーの好敵手」に言及したが、
タルマエ(09年生)もアキュート(06年生)も
リッキー(10年生)の「手強い先輩」に当たるからだ。
ユタカ鞍上のアキュートが4歳下のリッキーを泥んこ馬場の直線で差し切った
14年帝王賞は現地で「行けえええ!差せえええ!」と絶叫した思い出がある(恥)。

この3頭がそろい踏みを遂げたダートGⅠの結果は以下の通り。
  • 14年フェブラリーS(リッキー1着・タルマエ2着・アキュート6着)
  • 14年JBCクラシック(リッキー1着・アキュート3着・タルマエ4着)
  • 14年チャンピオンズC(タルマエ1着・アキュート5着・リッキー12着)
  • 14年東京大賞典(タルマエ1着・リッキー2着・アキュート7着)
  • 15年チャンピオンズC(タルマエ5着・アキュート6着・リッキー7着)
  • 15年東京大賞典(タルマエ2着・アキュート3着・リッキー4着)
ちなみに、リッキーはアキュートのラストラン(上記の15年東京大賞典)にも
タルマエのラストラン(16年JBCクラシック)にも出走。
後ろの着順から去りゆく両雄を見送った後、17年にダートGⅠを
3勝して引退。両雄ができなかったラストランVを東京大賞典で遂げている。

こうして往時を振り返ると、がぜんリッキーを引き当てたくなった。早期の実装を待つ。

  • 高校総体
準々決勝の4戦の結果は以下の通り。

帝京4対2岡山学芸館 昌平1対0大津 前育2対1矢板中央 湘南工大附0対3米子北

4強のうち3校が関東勢。西日本勢は米子北が唯一の生き残り。

人気投票二題

2022年07月21日 | 漫画・アニメ・特撮
まずは馬鹿話から。GWの時期に「すみっコぐらし」が好きな2号に、
ソラマチで「レインボーわたあめ」(バケツ入り)を買ったところ、
「もったいなくて食べられない」と放置されてしまった・・・そして現在。


わたあめが「やま」(レインボー)に変化したwww<表情は手書き
・・・いや、ただの湿気って固まったザラメなんだけどね。

さて本題もキャラクター絡みの話題。最近の二つの人気投票を語る。

【25周年ポケモン映画祭】

第1作公開の98年から25周年を記念し、全23作品から
人気投票上位の3作品を8月11日から順次劇場公開する試み。
去る15日に以下の3作品が発表された。
  • 水の都の護神 ラティアスとラティオス(02年・第5作)
  • 七夜の願い星 ジラーチ(03年・第6作)
  • ディアルガVSパルキアVSダークライ(07年・第10作)
投票した3号の事前予想は
  • ミュウツーの逆襲(98年・第1作)には初代の強みがある
  • ジラーチまたはミュウと波導の勇者ルカリオ(05年・第8作)が来そう
  • ラティアスとラティオスは20代に深く刺さっているかも
  • ダークライは鉄板と信じる
当たらずとも遠からず 3号が初めて映画館で見た作品は
「ポケモンレンジャーと蒼海の王子マナフィ」(06年・第9作)だが、
続くダークライは成人後の現在も円盤が再生不能になるほど繰り返し見てきた
思い入れの強い作品だけに、スクリーンで再び見られることを喜んでいる。

なお、ダークライには「メフィラス星人」山本耕史がゲスト声優として出演。
ポケモン映画皆勤賞の「ゾーフィ」山寺宏一と競演している。
それもあって、「シン・ウルトラマン」にハマったタチの悪いオタクの票も
集めたのかも。 ちなみにダークライの声優はかの石坂浩二(ウルトラQナレーション)

【全ウルトラマン大投票】

円谷系のネタが出たところで、こちらの現在進行形の人気投票も紹介。
「全仮面ライダー大投票」を昨年実施したNHKが今年もやりやがった。

ウルトラヒーロー(1人3点)怪獣(1人5点)メカ(1人3点)の
3部門の投票を8月11日まで募り、9月10日にBSプレミアムで結果発表。

ワタシの投票は以下の通り。
  • ヒーロー:ウルトラマン・レオ・メビウス
  • 怪獣:ジャミラ・ゼットン・キングジョー・ガッツ星人・ベムスター
  • メカ:ジェットビートル(科特隊)マットビハイクル(MAT)ペルミダーⅡ世(ZAT)
うーむ、「昭和のおっさん」丸出しの投票になってしまったなあ。

  • 天皇杯
東京V2(1延長0)1磐田 天皇杯8強の最後の1枠は東京Vに。
  • ホークス
楽天に3対17の大敗。鬼門・北九州で「鷹の災展」再び
先発・大関が初回に3発被弾・6失点と炎上。
救援含めて投手陣が被安打21と打ち込まれた。
  • 新日本仙台大会
G1の3日目。Aはファレ、Bはタマ、Cは後藤、Dは裕二郎が白星発進。
内藤が後藤のGTRに苦杯。

映画【機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島】(ネタバレあり)

2022年06月15日 | 漫画・アニメ・特撮
キリン杯:日本0対3チュニジア
ミラーゲームでCB2人がお見合いしていたら負けるわ(呆)
これではスペイン・ドイツはおろかコスタリカに勝つのも難しい
<コスタリカは大陸間POでNZをウノゼロで下してW杯出場決定

さて本題。ルヴァン杯敗退の気晴らしに、12日に見てきた映画を語る。



ファースト・ガンダムのテレビ版第15話に、
安彦良和氏のガンダム・コミック「ORIGIN」の要素を加味して、
安彦氏自身が監督した劇場版アニメである。

アニメのテレビシリーズを劇場版にリメイクする際には、
メーンストーリーと無関係のエピソードが省かれることがままある。
マニアは得てして、そんな「愛されなかった回」にこそ愛着を抱きがちだ。
かく言うワタシも、例えば「ヤマト」第16話のビーメラ星の回が好きだ
<ヤマトよりも999寄りのテイストだったので、カットやむなしとは思うが

本作もかつての劇場版3部作から省かれたエピソードのひとつ。
3日の公開から3日間で動員約20万人・興収約4億円という
数字を見ると、そんなマニア心理を突いた狙いはまずは成功したか。
ただ、逆に言えば、本作は一見さんにはハードルが高い
ファーストのテレビ版も「ORIGIN」も、
ともにある程度の「予習」をしないと、理解不可と考える(注1)。

では「予習」済みのワタシが楽しめたかと言えば、うーん・・・

ファースト直撃世代は見てもよいと思うが

メカアニメとしても人間ドラマとしても中途半端な印象を受けた

メカアニメとしてはMSの戦闘シーンが少ない
  • 残置諜者(注2)掃討に来たジム対ドアン・ザクのオープニング
  • 続いて掃討に来たガンダム対ドアン・ザク
  • ドアンがかつて隊長を務めたサザンクロス隊のカサブランカ市街戦
  • サザンクロス隊対ドアン・ザク(&ガンダム)のクライマックス
4回ではもの足りないというガノタも多いと察する。

人間ドラマとしてはキャラの掘り下げが足りない

上記したサザンクロス隊の使い方がもったいない。
カサブランカ市街戦では手練れぞろいの無双ぶりで
「ここの前線は彼らでもっている」と畏怖されていたのに、
島に上陸した途端にかませ犬と化してしまう。
特に、セルマというブロンド美女の隊員は、
ドアンの名前を聞くたびに複雑な表情を浮かべるワケありキャラだが、
特に種明かしも無く、ワケありキャラのままでドアンに倒されて終わる。
彼女はいったい何だったのか・・・(注3)

さらに、本作はいくつかの点でリアルさとはかけ離れており、
むしろ第15話よりも作りもの感が強くなっている
  • 火山島に21人
テレビ版第15話は、緑が生い茂って川も滝もある島に5人暮らし。
本作は、荒涼とした直径5キロの火山島に21人暮らし。
水源は地下深くの井戸1基と島を見舞うスコールのみ
灯台も備えるので、ある程度の物資が残っている可能性はあるが、
それにしても・・・ 火山島を舞台にしたのはクライマックスの伏線だろうが
加えて、メスのヤギ1頭も飼育 この水源で乳を出す家畜を養えるとでも?
馬そりが身近だった道産子の安彦氏が知らないとは言わせはせん言わせはせんぞ
  • あちこちにMSの残骸
島にも周囲の海中にも散見。MSの動力源って、
核爆発を起こすタイプの核融合炉なのだが・・・死の島間違いなし。
  • 制御不能のホワイトベース隊
アムロ救出のためとはいえ、大反攻作戦直前の出発遅延と勝手な出撃が
おとがめなしとはあまりにも不自然。しかも、その出撃の代償として、
ガンキャノン2機・ジム1機・コアブースター1機の貴重な戦力が大破したのに
何ごとも無かったように再出発していたエンディングが解せない。

まあ、ファーストへのオマージュがそこかしこに見えたことはうれしかった。
古谷徹ボイスのアムロにも古川登志夫ボイスのカイにも再会できたし。
サイド7の初陣からのアムロの必殺技である「コクピット串刺し」も再登場したし。
また、ガンダムとドアン・ザクの戦闘では、ガンダムがビームサーベルを
下からなぎ払うようなシーンがあり、第19話の以下のシーンが重なった。



グフは両腕を失ったが、ドアン・ザクは無傷で回避
つまり、MSパイロットとしてドアンがランバ・ラルを上回る手練れだ
ということを印象づける効果があったと考える。
繰り返しになるが、このようにファーストの予備知識がある人は、
それぞれ独自の楽しみ方を見つけられる作品ではないかと思う。

(注1)テレビ版とORIGINは展開が異なる。
テレビ版は第15話の後に、ユーラシアでラル隊と交戦(=リュウ戦死)→
大反攻作戦→ベルファストから大西洋南下→南米ジャブローから再び宇宙へ
という流れだが、ORIGINは北米でラル隊と交戦(=リュウ戦死)→
ジャブローに南下→大西洋を北上(本作はこの部分)という流れになっている。
よって、第15話に登場するリュウは本作に登場せず、
代わりにジャブローで合流したスレッガーが登場する。

(注2)自軍が撤退して敵軍の勢力圏になった地域にとどまり、
諜報・破壊活動を実行する工作員。分かりやすい実例は
フィリピン・ルバング島で終戦後に見つかった小野田寛郎・陸軍少尉
ただし、ドアンがジオンの残置諜者とは考えにくく、
何らかの手段で正規の残置諜者と入れ替わったと推察される。

(注3)小説版には詳細な人物描写があるらしい。買ってまで読む気はしないが。

祝・連載完結

2022年06月02日 | 漫画・アニメ・特撮
あす3日の新日本武道館大会。スーパーJrの決勝戦は
「ヒロム対デスペ」に決定。この顔合わせならば好試合は間違いなしだろう。
一方で、アンダーソンがコロナ陽性、オスプレイが腎臓感染症、
タンガ・ロアが右ひざ負傷の悲報も。特に疾患続きのオスプレイが心配だ。

さて本題。きのうは3号と平日休みが久々に重なったので、
東京ドームシティで開催中のこちらのイベントに2人で足を運んできた。


連載完結記念「ゴールデンカムイ展」<26日まで開催中

凶悪犯と変態しか登場しないマンガのイベントに、
平日昼から若い女性(3号含む)がたくさん集まったことに驚いた。
土日はどれだけの人が詰めかけるのだろう。


会場に入ると、ヒグマのはく製(国立科学博物館所蔵)がお出迎え。
なお、国立科学博物館と東京ドームシティの双方に足を運んだ人によると、
前者にはきちんと「貸し出し中」と掲示されていたとか。


会場では「刺青の囚人」24人の人相手配書の展示も。
以前に当ブログで「後藤」とのみ紹介したキャラの下の名前が「竹千代」と分かった。


辺見和雄の股間が光っているのはハレーションではなく、
最初からこんなボカシが施されているためwww
ワタシも3号も「いい加減にしろ」(ほめ言葉)と突っ込まざるを得なかった。



牛山辰馬の人相手配書には、モデルとなった牛島辰熊の訃報記事も。
添え書きにもあるが「史上最強の柔道家」木村政彦の師匠である。
興味を持った人は「KIMURA」(原作・増田俊也/作画・原田久仁信)も是非。

このイベントは7~9月には京都文化博物館で、
10・11月には福岡アジア美術館で開催される。
いつか道内でも開催されるべきイベントと考える。
あえて札幌を外して、白老のウポポイ博物館網走監獄で開いてはどうか。

  • 天皇杯
2回戦32戦のうち29戦を消化。
逆転劇や延長戦決着はあったが「番狂わせゼロ」の珍事
神戸はノブリン富山に2点を先取されたが、後半ATの決勝点含む3点。
G大阪はJ3岐阜と、京都はJFL高知と延長戦に入ったが、ともに突き放した。
なお、横浜Mはカズ不在のJFL鈴鹿を3対0で一蹴。
磐田も名波・元監督が率いるJ3松本を5対2で下した。
  • ホークス
読売を6対3で下して交流戦5連勝。球団創設5500勝も達成した。
4回1死一、二塁の好機に、アキラとギーマの連続適時打で3点先取。
5回の満塁機には、前日5三振のギータが走者一掃の二塁打で突き放した。
7回を投げた先発・東浜は3発被弾も、すべてソロで大事に至らず。

映画【シン・ウルトラマン】(ネタバレ含む)

2022年05月20日 | 漫画・アニメ・特撮


週末は磐田戦だ天皇杯だオークスだといろいろあるので、
きょうはこの話題作を語る。
公開初日の13日に初回上映を新宿で見てきた3号が
「ネタバレを食らう前になるべく早く見て」と評したので、
ワタシも翌14日夜に錦糸町で見てきた。
ちなみに3号は初回上映後にデザインワークスを即買いしたうえ、
15日も映画館に足を運んだ。この父にしてこの娘あり

以下、感想を述べる。

本作は「シリアスなケロロ軍曹」 この世界観への相性で好き嫌いが分かれる

本作において、人類は「兵器に転用できる生物資源」として価値があり、
  • 人類をめぐって外星人がパワーゲームを繰り広げる
  • とある外星人の種族の一員が人類に惚れ込んでしまう
  • 一方で、その種族は人類への「裁きと滅びの切り札」も有している
という世界観になっている。「ケロロ軍曹」にも共通している構図だ。
  • ケロロ小隊=ウルトラマン
  • ケロン本星=光の星(ウルトラの星)
  • アンゴル・モア=★★★★(バレバレかもしれんが伏せ字)
ワタシはそのような位置付けで見た。
なお「ケロロ軍曹」は現在「STOP!海賊版」のアニメCMになっている
本作の上映直前にも銀幕に流れたので余計に意識したきらいもある

こんな世界観ゆえか、同じ庵野秀明脚本・樋口真嗣監督の作品である
「シン・ゴジラ」に比べて、本作の人類はやや投げやりに映った。
「シン・ゴジ」は、米軍の東京核攻撃のタイムリミットが迫る中で
「巨災対」がゴジラの活動停止に必死に挑んだ。
だからこそ「無人在来線爆弾」のかっこよさが長く心に残った。
対して「シン・ウル」は、知能も科学水準もはるかに上回る外星人が相手なので
「禍特対」がウルトラマンに依存気味で傍観に走りがちだ。
「ウルトラマンに頼るのが最適解ですよ」と口走るメンバーもおり、
「巨災対」をコロ助や航時機を自作する木手英一とすると、
「禍特対」はドラえもん頼みの野比のび太に見えた。
専門チームがこの体たらくなので、政府中枢は言わずもがな。
日和見の連中ばかりで腰が定まらない。
魔人・加藤も墜ちたなと嘆息した<嶋田久作さんが総理大臣役

ただ、人類、特に日本人の実像は、おそらく「シン・ウル」の世界観が近い。
本作にイライラを感じる人は、現在の自分やこの国にイライラしているとみる。
「シリアスなケロロ軍曹」がもたらすイライラを許容できるか否か
そこで本作の好き嫌いが分かれると考える。

とはいえ、初代ウルトラマン好きはマストで見るべきだろう。
バルタン星人やゴモラといったメジャー級は登場しないにせよ、
  • 透明怪獣ネロンガ(電気大好き)
  • ウラン怪獣ガボラ(核廃棄物大好き)
  • 凶悪宇宙人ザラブ星人(にせウルトラマン)
  • 悪質宇宙人メフィラス星人(女性の巨大化)
  • クライマックスに登場する☆☆☆☆と★★★★
各パートとも初代の印象的なエピソードへの敬意に満ちていた。
モーションアクションアクターに古谷敏さん(初代のスーツアクター)を
起用したことからも初代への敬意がうかがえる。
特にメフィラス星人役の飛電其雄山本耕史さんは見事だった。
この外星人の「知性的かつ紳士的な態度に見え隠れする狡猾さ」を怪演していた。
宇宙人ジョーンズと共演するCMが見たいと思ったぐらい。
「鎌倉殿」で演じている切れ者・三浦義村に通じる部分もあったのでは

なお、全くの余談だが、★★★★に打つ手なしの政府中枢に
山崎一さん(仮面ライダーフォーゼの江本州輝)がいたので、
「ダークネビュラに飛ばしてしまえよ」と内心ツッコミを入れてしまった。
我ながら困った特撮脳である。
というワケで、来春公開予定の「シン・仮面ライダー」も楽しみにしている。