ウマさんの気ままな行動日記(その2)

ウォーキング、ハイキング、釣り、ドライブ、100名城巡りなどをレポートします。

爽やかな風の中 利根川堤防サイクリングロード

2016年05月06日 | ウマさんの「健康ウォーキングの会」
2016年5月6日(金)

毎週金曜日、主に地元土浦周辺を歩く「健康ウォーキング同好会」が主催する、
平成278度第6回(2016年第17回)、「利根川堤防サイクリングロード」ウォーキングに参加した。
利根川堤防サイクリングロードは、茨城県「ヘルスロード」で、「取手小文間周回コース」として紹介されている。
当会では、2011年10月7日(金)に一度歩いている。

この日第一集合場所の乙戸沼公園に集まったのは、21名。


車4台に分乗し、利根川河川敷の緑地公園へ。


9時56分、利根川緑地公園に到着
参加者は、現地直行した2名と合わせ、この時点で23名だ。


早速会長の掛け声で準備体操
『脚の屈伸運動~っ』


『腕を大きく回して~っ』


10時3分、Oさんを先頭に出発!


自生のポピーが美しい。


『土手の坂道って、意外ときついのねっ』


利根川の堤防上を進む。


『今日は暑くも寒くもなく、ほんと気持ちが良いよなっ』


利根川からの爽やかな風を受けながら、堤防上を進む。


子供たちが手作りの風船を持って元気に走り回っていた。


こちらに気が付くと手を振って応えてくれた。
『行ってらっしゃあいっ』
『可愛いわね~っ』


10時21分、東3丁目付近を通過
市道が並行して走っている。


前方に「かたらいの郷」が見えてきた。


「かたらいの郷」へ。


10時32分、「かたらいの郷」の小公園に到着。


東屋で一休みしていこう。
この時、Fさんから『親水公園で待ってっから』と連絡が入った。


『人の差し入れって味しんだよねっ』


「かたらいの郷」
あらゆる世代の交流や健康を支援するなどの機能を合わせ持った多目的福祉施設で、
超音波風呂、スチームサウナ、露天風呂もあるそうだ。


派手な落書き?のあるバスだなと思ったら、取手市コミュニティバス「ことバス」だった。
市内にある東京芸術大学の先端芸術表現科助教授(当時)である日比野克彦氏のデザインで、
各運行ルートごとに、車体全面に描かれた文字(ことば)と色を分けて表現している、とのこと。
「ことバス」の名前は、車体に日比野が描いた「ことば」と「バス」をかけ合わせた造語だそうだ。
 

県道11号線を進む。


10時48分、相野谷川排水機場に到着


ここ親水公園でFさんが待っている筈だが・・・


親水公園の駐車場に見覚えのあるFさんの車が停まっていた。


Fさん夫妻だ。
これで、この日の参加者は、25名となった。


県道11号線を進む。


11時9分、東谷寺(弁財天)入口を通過
東谷寺には、取手七福神巡り(2011年1月7日) で訪れている。


県道11号線沿いの色とりどりのパンジーが、目を楽しませてくれる。
『きれいだねっ』


11時19分、東京芸大前を通過


続いて東京芸大前バス停を通過。


『いやだぁ まむしこわいよねっ』


そば・うどん屋「二万石」の前を通過し、


50m先の細い道を右折。


土手に上ってみよう。


目の前に小貝川の流れが広がる。
『あらぁ 素敵な眺めだわね~っ』


小貝川は、約1Km下流で利根川と合流する。


小貝川に架かる戸田井橋の向うに関東の三大堰として有名な豊田堰が垣間見える。
豊田堰は、寛文七年(1667)に徳川幕府の命により御普請役伊奈半十郎忠治が中心となり、
堰を設け灌漑用に供したのが始まりである。
(関東の三大堰:福岡堰・岡堰・豊田堰)


この辺りが折り返し点で、ここからは利根川に沿って上流を目指すことになる。


歩行者専用道路を進む。


青々とした葦の草原を進む。
今はまだ葦が成長していないため、見通しが良い。


河川敷とは思えないほど大きな木が自生している。
『樹齢何年になるんだろうねっ』
『洪水も起きるのに、ここまで大きくなるとは大したもんだ』


一直線の葦の草原が続く。


『建物が見えるけど、何かしらっ?』、


東京芸術大学取手キャンパスだ。


海から80Km地点の標識を通過。


『本当にどこまでも真っ直ぐだねっ』


『この道悪くはないけど、変化がないねぇ』
同じような景色の連続でちょっと退屈になってきた?


左手に利根川の流れと千葉県側の建物がちらっと見えた。
我孫子市市民体育館か?


『少し休んだ方が良いんじゃないっ?』の声に、


12時13分、道のど真ん中で一休み。
かなりお腹が空いてきた。


小休止の後、再び歩き始める。
弁当タイムを予定している親水公園まで、間もなくだ。
土手の上を歩くことにして坂道を上る。


土手の上へ。


県南クリーンセンター(汚水処理場)の建物が見えてきた。


県南クリーンセンターは、取手地方広域下水道処理施設で、水を浄化して利根川へ放流している。
手前は汚水の処理施設である。
県南クリーンセンターでは、処理施設を実際に見学することができる、そうだ。


『お腹空いちゃったねぇ』
『弁当はまだっ?』の声が次第に大きくなってきた。


12時27分、ようやく相野谷川排水機場に到着した。


『けっこう歩いたわねっ』
『ちょっと疲れちゃった』


男性陣は、ベンチを見つけて弁当タイムだ。


こちら女性陣は、草の上にビニールシートを敷いて弁当タイム


『ごちそうさまぁ』
女性陣の差し入れは、いつものことながら嬉しい。
たまには、お返しをしなければ・・・


13時4分、Fさん夫妻とはここでお別れし、スタート地の緑地公園を目指す。


相野谷川排水機場の水門


利根川により近い道を歩こうということで、後続グループが急遽直接水門へ向かう。


先頭グループも直ぐに応じて土手を降りる。


水門の先で合流し、利根川により近い道へ。


水門の先は利根川(坂東太郎)である。


左手に利根川を眺めながら進む。
『こんなコースがあるって知らなかったねっ』


『風が爽やかで気持ちが良いね~っ』
ヨシキリの鳴き声があちこちから聞こえる。


お似合いの二人


時折利根川が姿を見せるなか、


ゴールの緑地公園を目指す。


『土手の上よりも歩き易いねぇ』
他に歩いている人は殆ど見掛けない、このコースは意外に穴場かも・・・


13時31分、最後の休憩を摂って、


広い河川敷の一本道を進んで行くと・・・


工事用ショベルカー


あちこちで工事が行われていた。


駐車場を整備しているそうだが、それにしても広大である。
『こんなにでかい駐車場が必要なのかねぇ?』


ショベルカーがこちらにも。


こちらには別のショベルカー


『水防演習のための駐車場造成工事らしいねっ』
工事中の人が言うには、来る5月21日(土)第65回利根川水系連合・総合水防演習が
ここ利根川緑地運動公園で実施される、とのこと。
1都6県の警察・消防や自衛隊などが一同に集まって大々的に行われるらしい。
広い駐車場が必要な理由が分かった。


本演習は、昭和22年のカスリーン台風による未曾有の被害を教訓として昭和27年から始められ、
国土交通省及び1都6県並びに開催市の主催により、毎年利根川水系の河川で開催しています。
今回は、昨年9月の関東・東北豪雨による鬼怒川氾濫での経験を踏まえ、
出水時の河川巡視、情報伝達、水防工法、避難および救出・救護に至る一連の訓練を実践的に行います。
当日の演習会場では、建設機械の操作や降雨体験車による体験コーナー、水防新工法の展示、
さらには地元協力者による物産展なども行ないます。
(関東地方整備局 河川部 利根川下流河川事務所)

前方に常磐線の陸橋が見えてきた。
ゴールの緑地公園は、間もなくだ。


『こんな河川敷に馬頭観音があるんだねぇ』
この辺りは、洪水などにより何度も水没している場所だが、流されたりしなかったのだろうか?


13時49分、ゴールの緑地公園に到着
弁当を食べてから45分しか経過していなかった。
意外に早く到着した、と言う感じである。


会長は少々お疲れの様子だったので、この日の整理体操は、Oさんにお願いした。
Oさんは快く受けてくれた。


『脚を開いて肩を強く入れるっ』


『膝を叩きながら足を伸ばして~っ』


『最後は大きく深呼吸~っ』

『皆さん、今日は大変お疲れさまでしたぁ』

当会としては、2011年10月7日(金)以来、2度目の「取手小文間周回コース」だった。
距離は13.2Kmとやや長めではあったが、平坦なのでそれほど厳しいものではなかった、と思う。
この日のコースは、「水辺ウォーク」で、Oさんは何度も歩いているコースとのことで、
往きは土手の上、戻りは葦原と河川敷と変化を付けたことで歩き易かった。
また要望があれば、企画してみたいコースではある。

この日の万歩計は、19,000歩を超え、20,000歩に迫ろうとしていた。

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村上~米沢へ行ってきました(2日目)

2016年05月04日 | ウマさんのキャンピングカードライブ
2016年5月4日(水)

GWは、いつもの年は孫たちの相手をして郊外に出かけたりしていたのだが、
今年は、娘婿の実家(野田市)に行くというので、何もすることがなくなった。
ということで、久しぶりに夫婦で出かけることにした。

昨日は、”笹川流れ”で遊覧船に乗り、村上市で鮭の「㐂っ川」を見学した。
「㐂っ川」で見た鮭には、圧倒された。

この日は、米沢方面を目指すことにした。
道の駅「せきかわ」で一夜を明かし、ゆっくりとした朝食を終え、先ずは米沢へ向かった。
米沢は、2度ほど行ったことがあり、上杉神社や人形屋敷などは訪れているので、
今回は、特に観光は考えていない。
帰りの途中に米沢を経由しようということである。

米沢へ向かう途中、道の駅「いいで」で休憩していくことにした。
道の駅「いいで」は、雨にもかかわらずたくさんの車で賑っていた。


中へ入ってみると、人がいっぱい。


かなりの混雑だ。


野菜や果物なども売られているし、


土産物や工芸品なども並んでいた。


コンビニやスーパーのような品揃えでもある。
この他にも食べ物店などが並び、露店のような店もあった。


雨にもかかわらずお客が押し寄せる理由が分かったような気がした。
連休の真ん中という理由だけではなさそうだ。


米沢に着く頃には、時計は11時半を少し回っていた。
早めの昼食には、かみさんがスマホで見つけた「飛行船」という洋食店に向かった。
連休真っ最中で、混むことが予想されるため、早めに行くことにした。
人気メニューは、米沢牛のビーフシチューがたっぷりのオムライスだそうだ。
店に着くころには既に雨は上がっていた。


「飛行船」の店内
明るくて落ち着いた雰囲気である。


店の名前にもなっている、手作りの”飛行船”が天井から吊り下げられていた。


ブランコが付いた椅子席は、子供に人気があるようだ。


窓から見える雨上がりの緑が美しい。


じっくりと煮込まれた濃厚なビーフシチューがかかったオムライス。
”とろとろオムライス&山形牛ビーフシチューソース”である。
これまで外食でオムライスなど注文したことはなかった自分だが、
さすがにこの店の人気メニューだけあって、実に美味しかった。
近くであればちょくちょく来ても良いが、米沢ではさすがにそうもいかない。


昼食後、特に行先は決めていなかったが、かみさんが「高畠ワイナリ」に行ってみたいと言い出した。
この辺りでは有名なワイナリらしい。
土産にワインも悪くないと思い、「高畠ワイナリ」へ向かった。
橋の手前の臨時駐車場に案内され、そこから歩くことに。


橋を渡って直ぐ左側が「高畠ワイナリ」だ。


「高畠ワイナリ」前の駐車場は満車状態だった。


「高畠ワイナリ」の中は、人・人・人で溢れかえっていた。


ライブ演奏なども行われていた。


店内はごった返していた。


回りは、試飲している人ばかりだが、自分は運転するので飲む訳にはいかない。
かみさんには、遠慮なく試飲してもらうことにした。


地下のワイン蔵や


ワイン蒸留器なども見学出来るようになっている。


外も人がいっぱいである。


テーブルにはお好みのワインを楽しんでいる人がたくさん。


ワイン好きの吾輩にとっては、これは堪らないが、ここはぐっと我慢。


露店には、長い行列が出来ていた。


ワインは、最初の一杯は600円だが、お替りは300円で飲めるそうだ。
最初のワインは、グラス付きで持ち帰り自由となっている。


美味しそうにワインを飲むかみさんが、ちょっぴり羨ましい。


土産に買ったワイン(赤と白)
(一泊した道の駅「裏磐梯」で吾輩も味わったが美味しかった)


「高畠ワイナリ」を後にして、この日の宿泊先である道の駅「裏磐梯」を目指した。
西吾妻スカイバレーを経由することにした。


西吾妻スカイバレーからの眺望(1)


西吾妻スカイバレーからの眺望(2)


山の碑


白布峠からの眺望
白布峠は、標高1,404mでかなり寒く感じた。


白布峠から磐梯山と檜原湖の絶景が望める。


磐梯山


道の駅「裏磐梯」には、17時30分頃に到着。


道の駅「裏磐梯」


道の駅裏磐梯から檜原湖を望む。


翌日(5月5日)帰宅して、今回の夫婦だけの小旅行は終わった。
来年は、また孫たちのお相手をすることになるのだろう。

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村上~米沢へ行ってきました(1日目)

2016年05月03日 | ウマさんのキャンピングカードライブ
2016年5月3日(火)

GWは、いつもの年は孫たちの相手をしてキャンピングカーで郊外に出かけたりしていたが、
今年は、娘婿の実家(野田市)に行くというので、土浦のじいじとばあばは何もすることがなくなった。
天気も良さそうだし、家にいても仕方がないので、久しぶりにかみさんと二人で出かけることにした。

行先は、とりあえず新潟県の村上市にした。
かみさんが、村上市の鮭を見たいと言うのである。
自分もTVでしか見たことがないので、前から是非見たいと思っていたところである。

出発は、5月2日(月)の夕方である。
村上へは常磐道・磐越道を利用するのが、近くて混まないだろう。
しかし、村上まで300Km以上もあるので、休憩なども入れると5時間以上はかかる。
ということで、この日は磐越道の阿賀野川SAで一泊することにした。

翌5月3日(火)朝の阿賀野川SA


阿賀野川SAの様子
普通乗用車が10台ほど停まっている。
我が愛車「セレンゲティ」もそのうちの1台だ。


阿賀野川SAから磐越道を望む。
まだ早朝のためか、走っている車は少ない。
車内で朝食を済ませ、村上市に向けて出発!


岩船港には、9時28分に到着した。
岩船港には、粟島行きのフェリー”あわしま”が停泊していた。
490人ほどが乗船可能で、時速15ノット、90分で粟島港へ行ける、とのこと。


港の無料駐車場には、釣りと思しき車が多数停まっていた。
テント持参の人もいる。


老若男女が竿を出していた。
ファミリーフィッシングには、人気のようだが・・・


何が釣れるのかは聞きそびれた。
(あまり連れている様子ではなかった)


港入口の灯台付近にも人影が見える。、
ここから直線距離で、1Km以上はあるだろう。


岩船港直売所があったので、覗いてみた。


魚は焼き始めたばかりだった。


こちらでは、フライの揚げ立てを売っていた。
ポンタラ・はたはた・かながしらなどなど、関東地方ではあまりお目にかかれない魚ばかりである。


かながしらのフライ(1匹100円)を買って食べてみた。
白身でさっぱりとした味で、なかなか美味しかった。
もう少し塩味を効かせた方が良い。
かながしらのフライを食べた後、”笹川流れ”に行ってみることにした。


10時55分、”笹川流れ”駐車場に到着。
遊覧船が発着する桑川港の小さな駐車場は満車状態だった。
幸運にも1台空いたので、そこに駐車し、乗船券を購入した。
40分遊覧して一人1,000円と値段も手頃である。
”笹川流れ”は、村上市にある11kmほど続く海岸で、国の名勝天然記念物に指定されている。
その名は、岩の間を盛り上がるように流れる潮流を、笹川集落の名に因んで付けたと云われる。


一つ前の遊覧船が戻ってきた。
この船が次に乗る遊覧船になる、そうだ。


遊覧船ゆうなぎ
11時20分頃の出発とのことなので、しばらく並んで待つことに。


50名以上は乗っただろうか?
連休ということもあって、乗船した客は多い。


”笹川流れ”は、日本海の荒波の浸食によりできた奇岩、怪石などの岩礁や洞窟など、
変化に富んだ風景が広がっている。
君戻岩
源義経が”笹川流れ”の大きな景色に気がつかず、何気なく通り過ぎてしまった際に、
義経の家来が景色を見せようと呼び戻したことが名前の由来となっている、そうだ。


舞子岩(写真左)とニタリ岩
舞子岩は、義経の労苦をねぎらうため、義経の家来がこの岩をバックにして、
船上できれいな舞を披露したことから、この名が付けられた。
ニタリ岩は、源義経を笑わせたという、ユーモラスな岩。


メガネ岩


雄獅子岩


潮吹岩
岩の中央に大きな空洞が開いており、洞窟の天井には穴が開いているため、
大波が入ると天井の穴から汐が吹き上げることから、この名が付けられている。


恐竜岩
恐竜が、両手をついている姿を連想させる。


屏風岩
大きな岩山が、屏風のように立ち並ぶ。


たくさんのカモメが船の周りを飛び回っている。


お客さんの”エビせん”が目当てなのである。


カモメが”エビせん”をキャッチした瞬間


船尾でも”エビせん”を目当てにたくさんのカモメが飛んでいた。


日本海に浮かぶ周囲23Kmの小島粟島がうっすらと見えた。
一度訪れてみたい島である。


お腹が空いてきたので、村上の市街地に戻り、かみさんがスマホで見つけたという
「悠流里」という和食処へ向かったが、「悠流里」の入口には行列ができていた。
初めての土地で、他は知らないため、とりあえず申込を済ませて、


「悠流里」に隣接する「鮭の蔵永徳」で土産物を見定めることに。


「鮭の蔵永徳」の店先には乾燥した鮭が吊り下げられていた。


店内


店内


”鮭の酒びたし”は、塩引鮭用の秋鮭とは選別して仕込みを行う、そうだ。
真冬の寒風に晒し、更に初夏までの半年間の日陰干しでじっくりとゆっくりと乾燥を促しながら、
旨味を凝縮・熟成させる、とのこと。
生の鮭にはない旨味と独特の風味を醸したのが”鮭の酒びたし”である。
”塩引鮭”と並ぶ越後村上の名産品だ。


”鮭の酒びたし”と”塩引鮭”を買い、


「鮭の蔵永徳」隣りの和食処「悠流里」へ。


「悠流里」のお薦め料理は、”村上牛の炙り丼”らしい。


”村上牛の炙り丼セット”を注文
久しぶりにちょっと贅沢な昼食となった。


味匠「喜っ川」
築130年の村上の典型的な町屋(登録有形文化財)である。


店内は大勢のお客で賑っていた。


鮭の塩引や茶漬などいろんな商品が並べられていた。


店横の裏庭への入口には旧い車が置いてあった。
まだ動くのだろうか?


㐂っ川の町屋はうなぎの寝床のように細長く、村上の典型的な町屋の一つである。
茶の間は明治の建築で築120年、奥の土蔵は築190年の江戸末期の建物で、
国の登録文化財になっている。


仏壇、神棚に囲炉裏があって明治時代の町屋である。
今は資料室になっているこの部分、その昔は女中部屋で、
戦前の造り酒屋をしていた時代には階段はなく、はしごを使っていた。
住み込みの若い衆が夜半、女中部屋に忍び込んだりせぬように、女中さんが上がった後は、
自分ではしごを部屋に引き上げて、不可侵の領域を自ら作っていたとか。


吹き抜けの天井や大黒柱に旧い階段、一昔も二昔もタイムスリップしたような感覚になる。


奥の座敷は書院造りで、床の間があり、襖のような壁には書が飾られていた。


店から奥に進むと、乾燥中のたくさんの鮭が天井の梁から吊り下げられている。
その数1000匹以上とか。圧巻である。


また、この吊るしてある鮭のために年中、裏も表も窓も開けっ放し。
鮭が美味しく発酵するように、真冬は住んでいる人間が鮭に合わせて、
-4度にまでなるような環境の中で暮らしている、とのこと。


土間全体に鮭の匂いが漂っている。


㐂っ川の隣に「益甚」という古い酒造があったので覗いてみた。


店内の町屋公開部分
囲炉裏や仏壇がある。
古いのかもしれないが、綺麗に整理されており、住んでみたい雰囲気が漂う。


店の奥には酒蔵であった頃、使用していた酒を絞る”酒槽(さかぶね)”や


”貧乏徳利”と呼ばれる通い徳利などが展示されていた。


「鮭の蔵永徳」で”鮭の酒びたし”を買ったことだし、
「益甚」では酒を買うことにした。


土産の酒”紫雲”大洋盛である。
”紫雲”とは、紫色の雲のこと。
念仏行者が臨終のとき、阿弥陀如来が多くの菩薩様を連れて来迎する雲で、
吉兆とされ、縁起の良い銘柄である。


この日は、道の駅「せきかわ」で一泊することにした。


桂の関温泉「ゆ~む」(500円)で汗を流した。
明日は、米沢方面へ向かうことにする。



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