ウマさんの気ままな行動日記(その2)

ウォーキング、ハイキング、釣り、ドライブ、100名城巡りなどをレポートします。

村上~米沢へ行ってきました(1日目)

2016年05月03日 | ウマさんのキャンピングカードライブ
2016年5月3日(火)

GWは、いつもの年は孫たちの相手をしてキャンピングカーで郊外に出かけたりしていたが、
今年は、娘婿の実家(野田市)に行くというので、土浦のじいじとばあばは何もすることがなくなった。
天気も良さそうだし、家にいても仕方がないので、久しぶりにかみさんと二人で出かけることにした。

行先は、とりあえず新潟県の村上市にした。
かみさんが、村上市の鮭を見たいと言うのである。
自分もTVでしか見たことがないので、前から是非見たいと思っていたところである。

出発は、5月2日(月)の夕方である。
村上へは常磐道・磐越道を利用するのが、近くて混まないだろう。
しかし、村上まで300Km以上もあるので、休憩なども入れると5時間以上はかかる。
ということで、この日は磐越道の阿賀野川SAで一泊することにした。

翌5月3日(火)朝の阿賀野川SA


阿賀野川SAの様子
普通乗用車が10台ほど停まっている。
我が愛車「セレンゲティ」もそのうちの1台だ。


阿賀野川SAから磐越道を望む。
まだ早朝のためか、走っている車は少ない。
車内で朝食を済ませ、村上市に向けて出発!


岩船港には、9時28分に到着した。
岩船港には、粟島行きのフェリー”あわしま”が停泊していた。
490人ほどが乗船可能で、時速15ノット、90分で粟島港へ行ける、とのこと。


港の無料駐車場には、釣りと思しき車が多数停まっていた。
テント持参の人もいる。


老若男女が竿を出していた。
ファミリーフィッシングには、人気のようだが・・・


何が釣れるのかは聞きそびれた。
(あまり連れている様子ではなかった)


港入口の灯台付近にも人影が見える。、
ここから直線距離で、1Km以上はあるだろう。


岩船港直売所があったので、覗いてみた。


魚は焼き始めたばかりだった。


こちらでは、フライの揚げ立てを売っていた。
ポンタラ・はたはた・かながしらなどなど、関東地方ではあまりお目にかかれない魚ばかりである。


かながしらのフライ(1匹100円)を買って食べてみた。
白身でさっぱりとした味で、なかなか美味しかった。
もう少し塩味を効かせた方が良い。
かながしらのフライを食べた後、”笹川流れ”に行ってみることにした。


10時55分、”笹川流れ”駐車場に到着。
遊覧船が発着する桑川港の小さな駐車場は満車状態だった。
幸運にも1台空いたので、そこに駐車し、乗船券を購入した。
40分遊覧して一人1,000円と値段も手頃である。
”笹川流れ”は、村上市にある11kmほど続く海岸で、国の名勝天然記念物に指定されている。
その名は、岩の間を盛り上がるように流れる潮流を、笹川集落の名に因んで付けたと云われる。


一つ前の遊覧船が戻ってきた。
この船が次に乗る遊覧船になる、そうだ。


遊覧船ゆうなぎ
11時20分頃の出発とのことなので、しばらく並んで待つことに。


50名以上は乗っただろうか?
連休ということもあって、乗船した客は多い。


”笹川流れ”は、日本海の荒波の浸食によりできた奇岩、怪石などの岩礁や洞窟など、
変化に富んだ風景が広がっている。
君戻岩
源義経が”笹川流れ”の大きな景色に気がつかず、何気なく通り過ぎてしまった際に、
義経の家来が景色を見せようと呼び戻したことが名前の由来となっている、そうだ。


舞子岩(写真左)とニタリ岩
舞子岩は、義経の労苦をねぎらうため、義経の家来がこの岩をバックにして、
船上できれいな舞を披露したことから、この名が付けられた。
ニタリ岩は、源義経を笑わせたという、ユーモラスな岩。


メガネ岩


雄獅子岩


潮吹岩
岩の中央に大きな空洞が開いており、洞窟の天井には穴が開いているため、
大波が入ると天井の穴から汐が吹き上げることから、この名が付けられている。


恐竜岩
恐竜が、両手をついている姿を連想させる。


屏風岩
大きな岩山が、屏風のように立ち並ぶ。


たくさんのカモメが船の周りを飛び回っている。


お客さんの”エビせん”が目当てなのである。


カモメが”エビせん”をキャッチした瞬間


船尾でも”エビせん”を目当てにたくさんのカモメが飛んでいた。


日本海に浮かぶ周囲23Kmの小島粟島がうっすらと見えた。
一度訪れてみたい島である。


お腹が空いてきたので、村上の市街地に戻り、かみさんがスマホで見つけたという
「悠流里」という和食処へ向かったが、「悠流里」の入口には行列ができていた。
初めての土地で、他は知らないため、とりあえず申込を済ませて、


「悠流里」に隣接する「鮭の蔵永徳」で土産物を見定めることに。


「鮭の蔵永徳」の店先には乾燥した鮭が吊り下げられていた。


店内


店内


”鮭の酒びたし”は、塩引鮭用の秋鮭とは選別して仕込みを行う、そうだ。
真冬の寒風に晒し、更に初夏までの半年間の日陰干しでじっくりとゆっくりと乾燥を促しながら、
旨味を凝縮・熟成させる、とのこと。
生の鮭にはない旨味と独特の風味を醸したのが”鮭の酒びたし”である。
”塩引鮭”と並ぶ越後村上の名産品だ。


”鮭の酒びたし”と”塩引鮭”を買い、


「鮭の蔵永徳」隣りの和食処「悠流里」へ。


「悠流里」のお薦め料理は、”村上牛の炙り丼”らしい。


”村上牛の炙り丼セット”を注文
久しぶりにちょっと贅沢な昼食となった。


味匠「喜っ川」
築130年の村上の典型的な町屋(登録有形文化財)である。


店内は大勢のお客で賑っていた。


鮭の塩引や茶漬などいろんな商品が並べられていた。


店横の裏庭への入口には旧い車が置いてあった。
まだ動くのだろうか?


㐂っ川の町屋はうなぎの寝床のように細長く、村上の典型的な町屋の一つである。
茶の間は明治の建築で築120年、奥の土蔵は築190年の江戸末期の建物で、
国の登録文化財になっている。


仏壇、神棚に囲炉裏があって明治時代の町屋である。
今は資料室になっているこの部分、その昔は女中部屋で、
戦前の造り酒屋をしていた時代には階段はなく、はしごを使っていた。
住み込みの若い衆が夜半、女中部屋に忍び込んだりせぬように、女中さんが上がった後は、
自分ではしごを部屋に引き上げて、不可侵の領域を自ら作っていたとか。


吹き抜けの天井や大黒柱に旧い階段、一昔も二昔もタイムスリップしたような感覚になる。


奥の座敷は書院造りで、床の間があり、襖のような壁には書が飾られていた。


店から奥に進むと、乾燥中のたくさんの鮭が天井の梁から吊り下げられている。
その数1000匹以上とか。圧巻である。


また、この吊るしてある鮭のために年中、裏も表も窓も開けっ放し。
鮭が美味しく発酵するように、真冬は住んでいる人間が鮭に合わせて、
-4度にまでなるような環境の中で暮らしている、とのこと。


土間全体に鮭の匂いが漂っている。


㐂っ川の隣に「益甚」という古い酒造があったので覗いてみた。


店内の町屋公開部分
囲炉裏や仏壇がある。
古いのかもしれないが、綺麗に整理されており、住んでみたい雰囲気が漂う。


店の奥には酒蔵であった頃、使用していた酒を絞る”酒槽(さかぶね)”や


”貧乏徳利”と呼ばれる通い徳利などが展示されていた。


「鮭の蔵永徳」で”鮭の酒びたし”を買ったことだし、
「益甚」では酒を買うことにした。


土産の酒”紫雲”大洋盛である。
”紫雲”とは、紫色の雲のこと。
念仏行者が臨終のとき、阿弥陀如来が多くの菩薩様を連れて来迎する雲で、
吉兆とされ、縁起の良い銘柄である。


この日は、道の駅「せきかわ」で一泊することにした。


桂の関温泉「ゆ~む」(500円)で汗を流した。
明日は、米沢方面へ向かうことにする。



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