ウマさんの気ままな行動日記(その2)

ウォーキング、ハイキング、釣り、ドライブ、100名城巡りなどをレポートします。

関東ふれあいの道(神奈川)No.11 「順礼峠のみち」(再)

2014年05月18日 | ウマさんの「関東ふれあいの道」を歩く
2014年5月18日(日)


”ウマさんの「続関東ふれあいの道」を歩く”では、2011年までは主に茨城県の
「関東ふれあいの道」(全18コース)を歩いてきた。
茨城県の踏破認定証を受領した勢いで、『次は県外を』と言う声に押され、
一昨年(2012年)は東京都(全7コース)を踏破し、認定証を受領した。
そして、その次は神奈川県(全17コース)を歩こうということになり、企画・実施した。
その神奈川県の「関東ふれあいの道」も、2014年5月11日に全17コースを歩き終わった。
現在、踏破認定証を申請している最中である。

そんな中、第16回目となる今回は、コースNo.11(順礼峠のみち:約8.8Km)を再び歩くことになった。
コースNo.11は、既に今年2月23日に一度歩いているが、あいにく都合が悪くて参加できなかった仲間から、
神奈川県の踏破認定賞取得を目指すためにも、是非歩いておきたいとの要望があり、
道案内役と証明写真撮影役を買って出たという次第である。

小田急新宿駅、8時51分発小田原行き電車。


小田急線車内
手前から4名がこの日の参加者である。


9時53分、伊勢原駅に到着。


伊勢原駅前のバス停には長い行列が出来ていた。
大山ケーブル行きだそうだ。
大山阿夫利神社から大山を目指す人達だ。


我々が乗るバスは、日向薬師行きで、乗客は我々も含めて10人程度であった。


9時20分発の日向薬師行きバスがやって来た。


9時38分、終点の日向薬師に到着。


早速、「関東ふれあいの道」の案内板でこの日のコースを確かめる。


準備体操は各自で行って、9時42分、出発!


日向薬師の参道入口


直ぐに急な階段が始まる。


『最初からきつい階段だわねぇ』


階段を上って行くと仁王門が見えてきた。
先頭を歩くのは、毎朝5Km以上のウォーキングを欠かさないと言うA子さんである。
足にはかなり自信があるそうだ。


仁王門をくぐると杉の大木が立ち並ぶ参道が続く。


仁王門から8分ほど上ると前方の階段の先に日向薬師本堂が見えてきた。


本堂は現在修復工事中である。
弘法大師像はそのままになっているので、大師様を拝むことはできる。
工事は平成28年までかかるとのこと。


宝城坊の鐘堂
旧日向山霊山寺の鐘堂。
木造屋根茅葺きで、平安時代の天暦六年(952)に建造されたと考えられている、とのこと。
現在の鐘堂は江戸時代の宝暦十三年(1763)の建築とされる。
国の重要文化財である歴応三年(1340)の銘文を持つ銅鐘を吊るしている。


幡かけの杉
足利基氏が幡を掛け、平和と幸せ・五穀豊穣を祈った「幡かけの杉」
樹高は33m、胸高周囲6.3m、推定樹齢800年で、神奈川県の天然記念物に指定されている。
右側にもう1本同じような杉があるが、こちらは上手く写らなかったので省略している。


鐘堂の左手奥に虚空蔵菩薩が祀られていた。
案内板によると、ここに祀ってある虚空蔵菩薩は、日向山の奥の院に祀られていたが、
参詣し易いように、この霊樹の中に移した、とのこと。


虚空蔵菩薩の真言宗系の真言が書かれていた。
のうぼう あきゃしゃ きゃらばや おんありきゃ まりぼり そわか
同じ虚空蔵菩薩でも天台宗系の真言は微妙に異なる。
なも あきゃしゃげるばや おんありきゃ まりぼり そわか


仮本堂へ


順礼峠へ向かう前にこの日の無事・安全を祈願しておこう。


仮本堂奥に土産物売りの露店がある。
『荷物になるから買わないでおくわっ』


順礼峠へのみちは、日向薬師から七沢温泉までは舗装された道が続く。


途中にこんな看板が
『一人で歩くと危険だよなぁ』


途中に視界が開けた場所があった。
『いやぁ 良い眺めだぁ』


遠くにぼんやりと見えるのは江ノ島と思われる。
『あそこを歩いて来たんだよねっ』 『よく歩いたもんだよねぇ』
しばし感慨に浸る。


展望台を目指していると・・・


突然、ポールの上から『監視をしています』の音声が流れてきてびっくり。
粗大ゴミなどを廃棄する輩を監視カメラで監視しているのだ。


杉林を抜けると・・・


展望台があった。


『いやぁ ここからの眺めはなかなか良いねぇ』


展望台で軽い休憩だ。


途中に”亀石”なる看板を見つけて、道を少し外れると丸い大きな石(岩)があった。
直径8m、高さ4m以上はありそうだ。
前回は、雪が積もっていたので、見ることはできなかったが、こんな石(岩)とは思わなかった。
『凄くでかい石だよなぁ』 『亀には見えないけどねぇ』


石の上に登ってみると、杉が生えていたりしているので、自分が石の上にいるとは思えない。


『いやぁ 亀石があんなにでかいとは思わなかったねぇ』
なんて話をしているかどうかは分からない。


七沢温泉への分岐点


道標に従って、右に折れて順礼峠方面を目指す。


石屋の前を通過
中から石を削る音がしていた。


七沢温泉地区
左手に立派な建物が見えてきた。


「厚木動物メモリアルパーク」とある。
愛犬や愛猫たちが安らかに眠るペットの霊園だ。


11時16分、七沢神社に到着。


七沢神社謡拝殿


七沢神社のケヤキの大木は推定樹齢600年とのこと。


前回、道標の向きが紛らわしく、ここで道を間違いそうになった。
この日はしっかりと案内役がいるので安心して欲しい。


前方左手に見えるのは「七沢リハビリテーション病院」で、
病院敷地内に七沢城址跡の石碑が設置されている、とのこと。


県道64号線に出た。
『この角を曲がるみたいだねっ』


七沢温泉・日向薬師と順礼峠を示す道標。
こちらは順礼峠となっているが、


向かい側の道標には巡礼峠と書かれている。
「関東ふれあいの道」の道標は、順礼峠で統一している。


間もなく順礼峠への上り坂が始まる。


ここからしばらくは上り坂が続く。


かなり急な上り坂である。


『きついわねっ』


『ゆっくり上れば良いからねっ』
K子さんにぴったりと二人が付き添って進む。
K子さんにとっては、心強いことであろう。


上り始めて15分、順礼峠のお地蔵様に到着した。


12時ぴったり、数分遅れてK子さんたちも到着した。
『あ~っきつかったぁ やっと着いたぁ』
『お疲れさま~っ』


お地蔵様をバックに全員の証明写真を撮影して、弁当だ。


『弁当を美味しくいただけるって幸せだねっ』


弁当の後は、物見峠・むじな坂峠・そしてゴールの御門橋バス停を目指す。


いきなり上りが始まる。
お腹がいっぱいになった直後のため、身体が重く感じる。


峠のお地蔵様から20mほど上ったところに三角点があった。
標高は190mと表示されていた。


三角点を過ぎるとやや平坦な道になる。
尾根を歩いている感じだ。


途中、木々の隙間から見えた景色。
木に囲まれてばかりでは面白くないが、時折、このような景色が見えると、気分転換になって良いものである。


里程標があった。
既に6Km歩いたことになる。残り2,8Kmと表示されている。
『大分歩いたわねっ』 『残り2.8Km、頑張ろうっ!』


この後、みちはアップダウンを繰り返す。
ダウンがあったり、


ダウンの後はアップと言った具合である。
先頭のA子さんは相変わらず快調なペースだ。


少し急な階段が現れた。


『頑張って! ゆっくりで良いからねっ』
K子さんにとっては少し厳しそうだが・・・


なんとか頑張って、物見峠まで0.8Kmの小さな峠に到着した。
地図には載っていないが、ここは井出山というらしい。


『ちょっときつかったわねっ』
『これで元気をつけようっ』


井出山からの眺め。


井出山を過ぎると、次は物見峠へのきつい上りが待ち構えていた。
階段は長く、両側には鎖が付いている。


この日一番の急な上りである。
さすがのA子さんもかなりきつそうだ。


K子さんも懸命に後に続く。


13時22分、物見峠に到着。
『苦しかったぁ』
『よく頑張ったねっ お疲れさんっ』


物見峠からの眺望


物見峠からの眺望(動画)


『だけど素晴らしい眺めだわねぇ』
『歩いた人だけにしか味わえないわよねっ この景色』


遠くに見えるのは、横浜ランドマークタワーである。


物見峠の次は、むじな坂峠を目指す。


小さなアップダウンの後、13時37分、むじな坂峠に到着。


里程標は、御門橋バス停まで残り1.1Kmと表示されている。
『あと少しだねっ』


最後の上りが現れた。


急な階段だが、先ほどの物見峠ほどではない。
御門橋バス停への分岐点はこの坂を上らなければならない。


『もう直ぐ分岐点だよっ』『頑張ろうっ!』
K子さんも懸命に上る。


13時49分、飯山観音と御門橋の分岐点に到着した。
御門橋まで0.8Kmとなっている。
御門橋14時10分発のバスに乗るには、あと20分ではちょっと厳しい。
ここから先は急坂のため、ここは無理はしない方が良いだろう。


その次のバスは1時間後の15時10分である。
少し足を伸ばして白山展望台へ行くことにした。
また少しばかり上りが続いた。


途中で、ついにK子さんが白山展望台への歩行を諦めると言い出した。
御門橋バス停への分岐点で待つと言うので、4人で白山展望台へ向かった。
分岐点から約10分、白山展望台に到着。


『ここからの眺望は本当に素晴らしいねぇ』
『K子さんも来れば良かったのにねっ』


こちらは大山


遠くに伊豆大島が霞んでいる。


白山山頂からの眺望(動画)


ぼんやりとだが、新宿の高層ビル群が見える。


御門橋バス停への分岐点で


下り開始


御門橋を目指して下る。
前回は大雪の後で道が分からなかったが、この日は何とか道は分かった。


しかし、あまり人の歩いた形跡がない。
しかも意外と急坂である。


鹿除けの柵を抜ける。


下り始めて約20分、次第に坂道が緩やかになってきた。


下り始めて20分、ようやく麓に出た。


稲荷神社があったので、お参り


稲荷神社から300mほど進むと、


前方に店の看板が見えてきた。
ゴールの御門橋バス停である。
前回は台湾料理店の看板だったが、その看板は完全に取り払われていた。


14時40分、この日のゴール御門橋バス停に到着した。
『いやぁ最後の坂道はきびしかったねぇ』
『バス1台待って正解だったよねっ』


しばしバスを待つ。


15時13分、本厚木駅行きバスが到着。


40分ちょっとで、バスは本厚木駅前に到着した。


本厚木駅


帰りの小田急線車内
『今日は大変お疲れさまでしたぁ』


この日も好天に恵まれ、コースNo.11「順礼峠のみち」を無事歩くことが出来た。
案内役と証明写真撮影役として同行したが、少しばかりは役に立てたかと思う。
神奈川県「関東ふれあいの道」は前回(2014年5月11日)で終わっているが、
まだ全コースを歩いていない人もいるので、これからもコース案内役・証明写真撮影役として、
皆さんとできるだけ共に歩き、踏破認定の一助となるよう頑張りたい。

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