ウマさんの気ままな行動日記(その2)

ウォーキング、ハイキング、釣り、ドライブ、100名城巡りなどをレポートします。

関東ふれあいの道(埼玉) No.4「峠の歴史をしのぶみち」

2015年06月14日 | ウマさんの「関東ふれあいの道」を歩く
2015年6月14日(日)

”ウマさんの「続関東ふれあいの道を歩く」”では、2011年までは主に茨城県の「関東ふれあいの道」(全18コース)を歩いてきた。
『たまには県外を』という声が上がり、2012年は東京都の「関東ふれあいの道」(全7コース)を踏破した。
続いて2013年1月から2014年4月にかけて神奈川県の「関東ふれあいの道」(全17コース)に挑み、これも無事踏破した。
次は埼玉県(全13コース)を目指すことになり、2014年9月から開始することになった。

埼玉県の第10回目となる今回は、コースNo.4「峠の歴史をしのぶみち」(約15.6Km)に挑戦した。

日暮里駅で山手線に乗り替え、池袋駅に向かう。
この日の参加者は8名だ。


池袋7時5分発の三峰口行き西武快速急行に乗車。
早朝に家を出たため、ここで朝食を摂るのが習慣になってきた。


『腹が減っては戦は出来ないからねっ』


8時32分、出発地の西武正丸駅に到着。


正丸駅を利用するのは、昨年の9月以来これで2回目となる。


体調を整え、めいめい準備体操をして、


8時43分、正丸駅を出発だ。


正丸峠を目指す。


正丸駅からの急な階段を降りる。
『この階段 斜めになってるし、ちょっと怖いよねっ』


西武線の下をくぐり、


正丸峠を目指す。


安産地蔵尊
説明板には次のように記されている。
この地蔵尊は、金の胎内仏(はらこ)を持っているとして、
古くから霊験あらたかな仏として、信仰を集めていた。
旧宝泉寺の本尊として祀られていたが、明治元年の神仏分離令で正蔵院に移されることになった時、
俄かに重量を増して、ついに運び出すことができなかった、そうである。
このため、子育て観音を祀る観音堂に安置されることになった。
昔の人は、懐妊すると仏前の旗をいただき、腹巻にして出産の日を待ったと云われている。
古来から大蔵山地区には、お産で命を落とした人はいないと伝えられているが、
これも霊験の一端を表すものと言える、とのこと。


道の左側には小川が流れており、ちょっとした滝のような段もある。
『こういう風景が身近にあるのは良いねぇ』


9時10分、正丸峠への上り口?に到着
(実はこの時点ではこの上り口が間違っていることに気づいていなかった。
本来の正丸峠への上り口はもう少し先だったのである)


上り口には馬頭尊がある。
(正丸峠への上り口にある申講(さるこう)という祠と勘違いしているのに気が付いたのは、
かなり後のことだった)


9時16分、伊豆ヶ岳に向かうという若いグループの後に付いて上る。
グループのリーダーによれば、正丸峠へも通じているとのこと。


次第にグループとの距離が離れていく。


『やっぱり若い人はペースが速いわねっ』


けっこう険しい道である。
『以前歩いた時にはこんな道だったかしら?』
何となく道が違うのではないかという疑問が湧き始めた。


9時28分、小休止
正丸駅を出発して45分が経過、分岐点から約12分が経っていた。
どうも道が間違っているような気がしてきたが、今さら引き返すのも大変だ。
『さっきのリーダーによると、この道も正丸峠に行けるって言ってたよねっ』
と言うことで、このまま進もうということになった。


さらに進むと、沢越えが現れたり、


道も次第に険しくなってきた。


険しい岩場が現れた。
この辺りで完全に道を間違っていることに気が付いたが、時既に遅しである。


巨岩の脇を通り抜ける。
ただし、景色を楽しむ余裕はない。


『いやぁ 思ったよりも険しいけど、今更引き返せないよねっ』


『下りでなくて良かったねっ』
下りだったら、滑って危険なため、とてもじゃないが下りられないと思った。
(昭文社の「山と高原地図」に”ナキナキ坂は滑るので下り禁止”と書いてあった、
と後日Kさんから教えて貰った)


滑り易い最後の急斜面を上ると


10時ちょうど、ある尾根に出た。
『どの辺りなんだろうね ここは』


通りかかった別のグループに正丸峠への道を確認し、正丸峠を目指す。


以前通ったことのあるような無いような・・・


さらに進むと


10時24分、五輪山と書かれた場所に出た。
なんとなく見覚えがあるが、正丸峠からどのくらいの位置にいるのかが分からない。


伊豆ヶ岳⇔正丸峠の標識があった。
『ここは以前伊豆ヶ岳方面から来たことがあるよねっ』
Kさんがipodを見ながら示してくれた地図で、ようやく今いる場所が理解できた。
正丸峠から随分と離れていることを知って、がっくり。
途中で引き返しておけば良かったと反省しきりである。


『ここは小休止して気分転換しようっ!』


『気にすることないわよっ』の一言に救われた感じだ。
なんと素晴らしい仲間の皆さんであることか。


10時37分、小休止で元気を取り戻し、正丸峠へ続く長い丸太の階段を下る。


『段差が大きくて歩き難いわぁ』


『この道覚えてるよっ』


杉並木を抜け、


10時47分、長岩峠を通過すると、


小さな頂が見えて来た。


10時50分、小高山(720m)に到着。


『小高山ってことは正丸峠まであとどのくらいなのかねぇ?』
「関東ふれあいの道」の地図には0.9Kmとある。
我々のペースでは、あと20分近くはかかる見通しだ。


小高山から坂道を下ること20分、


見覚えのある正丸峠の奥村茶屋が見えて来た。


11時11分、やっとのことで正丸峠に到着した。
コースNO.4では正丸駅から正丸峠まで2.6Kmなので、道を間違わなければ10時には着いている筈である。
1時間以上はロスしたことになる。


”道路横断し、階段のぼる”の標識に従って道路を横断すると、


案内どおり、旧正丸峠へはいきなり石の階段から始まった。
11時13分、正丸峠から1.3Km先の旧正丸峠を目指す。


旧正丸峠への道はところどころ急坂が多く、意外ときつい。


杉の根っ子が張り巡らされた林の中を進む。


11時30分、里程標があった。
正丸駅を出発してから約2時間50分経っているが、まだ3Kmしか歩いていないことになる。
最初に道を間違ったためだが、あらためてその影響の大きさを知って、がっくりである。
残り12.6Km、この分では白石車庫バス停に、日没までに到着するかどうか。
大野峠から芦ヶ久保駅へ下っても、かなり時間はかかるだろう。


『とにかくここは、旧正丸峠を目指そうっ』


『けっこう厳しいねぇ この道は』


手に手にビニール袋をぶら下げた一段とすれ違った。
聞けば、”山掃除”をしているとのこと。
半年に1回ゴミを拾って付近の山を歩くのだそうだ。
袋の中にはゴミが入っていると言う。
『御苦労さまですっ』


急登の坂道を上ると、


11時44分、正丸山に到着した。
『旧正丸峠はまだかしら?』


旧正丸峠を目指す。


11時53分、次に現れたのは、川越山だ。
地図にも出ていない小さな山である。


川越山を過ぎると、急な下りが待っていた。
『気を付けてっ 滑り易いよっ』


さらに下って行くと、V字形の谷が見えて来た。


標識に旧正丸峠と書かれている。
『ここが旧正丸峠みたいだねっ』 時計は12時8分を差していた。
とりあえず、この標識の前で全員の証明写真を撮ることにした。


旧正丸峠から虚空蔵峠方面への階段
これから白石車庫バス停(11.7Km)に向かうのは、我々のペースでは夕方までに到着出来るかは定かではない。
大野峠から芦ヶ久保駅(約10Km)にショートカットするにしても、かなり時間がかかることが想定される。
ということで、この日はこの先の白石車庫バス停を目指すことは断念し、直接正丸駅に向かうことにした。


時計は12時13分を過ぎており、お腹も空いたことだし、『弁当にしようっ!』
峠から少し離れた場所で弁当を広げる。


弁当タイムは、山歩きで一番楽しい時間である。
『どうぞどうぞっ』
お裾分けに立ち回るKさん。
『あらぁ ごちそうさま~っ』


12時49分、弁当も終わったところで正丸駅へ向かう。


なだらかな坂道が続く。


杉林の中を進む。
『歩き易い道だねっ』


旧正丸峠から17分ほどで、舗装道路に出た。


舗装道路を100mほど進むと、


正丸駅への近道の案内標識があった。


案内標識に従い、いったん谷底へ下りて、


細い山道を進む。


沢を渡る架け橋も整備されている。
『きちんと整備してくれて、ほんとありがたいねぇ』


『今度来る時はこの道が良いんじゃねっ』


『それにしても立派な大木だねぇ』


道端にはシダ類も生えている。


『急坂じゃないから楽だよねっ』


沢を渡るのは、何度目だろう。
『よく整備されてるよねっ』


顔だけが異様に白いお地蔵様が祀られていた。
かつて旧正丸峠を目指した行き倒れの人を供養するためなのだろうか?


13時31分、視界が開け、人家がまばらな里に出た。
『あらぁ わらびがいっぱい生えてるわっ』
『ちょっと採ってきても良いっ?』
と言うが早いか、直ぐに姿が見えなくなった。


どうもわらびを見るとじっとしていられないようだ。
ここは待ってあげることにしよう。


背丈ほどの茂みの中を懸命に探し回っている・・・


7~8分後に元気に戻って来た。
手にはわらびがいっぱいである。


人家が次第に増えて来た。


グミの実だ。
『ちょっと酸っぱいっ』
どうやら味見は”失敗”に終わったようだ。


小さな神社の前を通過。
額には「八阪神社」と書かれていた。坂の字が普段見掛けるのと違う。
『八坂神社じゃないねっ』


『あらぁ 素敵~っ』


『立派な岩松だよねっ』


『これって けっこう手間がかかってるんじゃないっ』


『国道が見えてきたよっ』


13時49分、国道299号に出た。


正丸駅へ


正丸駅が見えて来た。
ちょうど秩父方面への電車が出発したところだ。


国道299号から正丸橋を渡りると、


13時54分、正丸駅に到着した。
旧正丸峠から1時間10分ほどで下りてきたことになる。
次に旧正丸峠へ行く機会があれば、この道を利用したい。


13時59分発の飯能行き電車がホームに入ってきた。


皆さん、最後はややお疲れの様子。
この後、飯能駅から横浜元町行き快速急行に乗り替え、池袋に向かった。

『今日は大変お疲れさまでしたぁ』

この日は、「関東ふれあいの道」(埼玉県)第10回目、コースNo.4「峠の歴史をしのぶみち」(約15.6Km)
に挑戦したが、最初に道を間違うという判断ミスのため旧正丸峠で引き返すことになった。
今回踏破を断念した旧正丸峠~虚空蔵峠~刈場坂峠~大野峠~高篠峠~白石峠~白石釈バス停の区間は、
機会を見つけて再度挑戦したいと思っている。

7月と8月は暑さを避けるため、中断し、次回のコースNO.5「大霧山に登るみち」は、9月を予定している。
しばらくは体力消耗を控え、次回9月に備えたい。
この日の万歩計は、19,000歩を越えていた。

ウマさんの「続関東ふれあいの道を歩く」の目次”へ




コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ツツジの代りはアヤメと山ボ... | トップ | ニッコウキスゲに大満足 猫... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ウマさんの「関東ふれあいの道」を歩く」カテゴリの最新記事