ウマさんの気ままな行動日記(その2)

ウォーキング、ハイキング、釣り、ドライブ、100名城巡りなどをレポートします。

関東ふれあいの道(埼玉) No.6 「花の美の山公園を訪ねるみち」

2015年02月15日 | ウマさんの「関東ふれあいの道」を歩く
2015年2月15日(日)

”ウマさんの「続関東ふれあいの道を歩く」”では、2011年までは茨城県の「関東ふれあいの道」(全18コース)を歩いてきた。
”たまには県外を”という声に押され、2012年は東京都の「関東ふれあいの道」(全7コース)に挑戦し、踏破した。
続いて2013年1月から2014年4月にかけて神奈川県の「関東ふれあいの道」(全17コース)を歩き、これも無事踏破した。
そして次は埼玉県(全13コース)を目指すことになり、2014年9月から開始した次第である。

埼玉県の第六回目は、コースNo.6「花の美の山公園を訪ねるみち」(約8.2Km)を歩くことにした。

荒川沖駅6時16分発の常磐線上り電車に乗り、上野駅には7時20分に到着。
上野から07:33発の高崎線に乗り、熊谷駅に向かった。
この日の参加者は7名、いつもよりちょっぴり少ない。
実は、友部からのメンバーが、切符購入に手間取っているうちに指定の電車に乗り遅れ、
直後に来た電車に乗り、土浦から特急に乗り替えて、我々より4分遅れで上野駅に到着し、
高崎線には何とか間に合った、というハプニングがあったことを付記しておこう。
土浦からの特急がなければ、高崎線には間に合わないため、その場合は上野から新幹線で熊谷に向かい、
熊谷駅で合流する手筈にしていたので、それよりは安くついた、ということでめでたしめでたし・・・


冬の日曜日早朝のため、高崎線下りの乗客は少ない。
熊谷駅までは1時間ほどだが、赤羽辺りからは乗客も増えてくる。
今のうちに朝食を済ませておこう。


本を読んだり、サンドウイッチを頬張ったりと、時間の過ごし方は様々だ。


8時38分、熊谷駅に到着し、秩父鉄道乗り場へ向かう。
この日は団体客の姿がいつもより多い感じがした。
大部分が宝登山や長瀞方面への観光客と思われる。


我々は、運良く熊谷駅から8時52分発の三峰口行きに座ることが出来た。
途中の寄居駅でかなりの乗客が降りたが、それ以上の大勢の乗客が乗り込み、逆に車内は満員状態となった。


乗客の大半は途中の長瀞駅で降りてしまい、電車はガラガラ状態。
9時45分、この日の出発地親鼻駅に到着。
この駅で降りたのは我々7人だけだった。


秩父鉄道親鼻駅舎
親鼻駅をスタートとする「関東ふれあいの道」を歩こうという人は我々以外にはいないようだ。
大勢居過ぎても困るが、全くいないというのは寂しい。


9時50分、美の山公園を目指して親鼻駅を出発!
先ほど渡った線路を戻り、駅の反対側へ。


国道140号を皆野町方面へ少しだけ進み、


国道140号を横断すると、案内板があった。
美の山公園3.1Kmと表示されている。


先ずは、萬福寺へこの日の無事をお参りしていこう。
萬福寺は、真言宗豊山派の寺で、西光山無量寿院富沢坊萬福寺と称する。
平安中期の治安三年(1023)看鍐法印示寂(かんそうほういんしじゃく)の開山と伝えられ、
本尊は阿弥陀如来である。


萬福寺の山門を出ると、


山門の前に六地蔵が並んでいた。
『行ってきま~すっ』


美の山公園を目指す。


10時2分、ここから美の山公園山頂まで3.1Kmとなっている。


美の山公園への道は落ち葉の坂道で始まった。
どうやらMさんは、風邪気味らしい。
奥さんには引き止められたそうだが、熱はないので参加した、とのこと。
この日のコースは、「家族向き」とのことなので、何とか最後まで持って欲しいものだ。


しばらく落ち葉の山道を進む。


くぬぎなどの木々の間から皆野町周辺の住宅地が見える。


10時19分、山道を上り始めてから17分ほどで舗装された道路に出た。


美の山公園へは道路の反対側に続いている。


真冬の時期とは言え、山道を歩くと暑くなって汗もかく。
上着を脱いで体温を調節しよう。


2.1km先の美の山公園山頂を目指す。
引き続き、落ち葉の中を進む。


落ち葉はからからの状態のため、滑り易い。
いつもとは違う力が足にかかるためか、少々疲れる。


10時43分、美の山公園山頂まで1.6Kmの地点を通過。


この日初めての里程標が現れた。
ここまで2.2Km、残り6Kmとある。


美の山公園山頂へ続く道
少し平坦になってきた。


10時58分、スカイリゾートホテルへの分岐点を通過。


11時ちょうど、美の山公園の西の端「みはらし園地」に到着。
美の山公園はとても広く、「みはらし園地」からイベント広場の駐車場まで1.5Km以上もあり広大だ。


「みはらし園地」からの眺望
破風山方面だろうか?


「みはらし園地」で一息入れ、1.1Km先の美の山公園山頂を目指す。


園内の案内板に従って、右側の「関東ふれあいの道」への道を進む。


道路には雪が残って凍っているところもあり、滑り易く危険だ。


11時22分、榛名神社前を通過。


榛名神社の近くに見晴し台があった。


あいにく曇っていて視界は悪い。
午前中は”晴れ”の天気予報だったが、外れである。


美の山公園山頂へ向かう。


これが美の山公園山頂(583m)か?
周りを見渡しても山頂のような場所は見当たらないので、ここが山頂と案内されている所だろう。
とにかく上ってみよう。


『こっちが雲取山方面かしらねぇ』


目の前には秩父の市街地が広がるが、あいにく三峰山方面(妙法ガ岳1,329m、白岩山1,921m、雲取山2,017m)は全く見えない。


ひと際高く聳えるのは、武甲山(1304m)だ。


美の山公園山頂には、金子伊昔紅(かねこいせっこう)の銅像が建てられている。
埼玉の三大民謡として歌い踊り続けられている、「秩父音頭」を作詞し、世に広めた、とのこと。


銅像の脇には伊昔紅の句碑もある。
一目千本 万本咲いて かすむ美の山 花の山


11時39分、インフォメーションセンターに到着
ここで、全員の証明写真を撮影した。


風が強くなって来たので、インフォメーションセンターを背にして弁当タイムだ。


山頂にはまだ蝋梅の花が咲いていた。


12時17分、美の山公園を後にして、次の目的地二十三夜寺を目指す。
ここからゴールの高原牧場入口バス停までは4.5Kmである。
予定では、14時57分発の皆野駅行きバスに間に合うように到着すれば良し、としていたが、
少し急げば13時58分発に間に合うかもしれない。
『急いで一つ前のバスに乗りましょうっ!』


駐車場脇に二十三夜寺への案内板があった。
二十三夜寺2.8Km、高原牧場入口バス停4.0Kmと表示されている。


ここからは下りなので、楽である。
先頭を行くKさんの足取りは軽い。


Mさんは黙々と後に続く。
風邪の状態が気になる。


12時27分、二十三夜寺まで2.3Km、高原牧場入口バス停まで3.5Kmの地点を通過。
約10分で500mは、良いペースだ。


ここからは、急な下り坂になる。
Kさんのペースが上がる。


KEさんが後に続く。


しばらく下ると舗装された道路に出た。


後に続くKEさん。


再度舗装道路をに出た。
この辺りは、道路がジグザグに走っているようだ。


舗装道路を少し進み、途中からまたまた細い山道に入る。


12時42分、二十三夜寺まで1.6Km、高原牧場入口バス停まで2.8Kmの地点を通過。
このペースであれば、高原牧場入口バス停13時58分発のバスには何とか間に合いそうだ。


家が数軒だけの小さな集落の中を進む。


かなり急な坂道だ。車でも厳しい坂道なのではないだろうか。
『ここに住んでいる人は大変だろうねっ』


次第に道が細くなってきた。
ほとんど人が歩いた形跡がない。


『この道で合ってるんだよねっ?』
「関東ふれあいの道」の人気の無さをあらためて知らされる。


関東一のイカリソウの群生地の標識が。
イカリソウの花は赤紫色で春に咲くそうである。
一度群生しているところを見てみたいものだ。


12時53分、二十三夜寺まで1.0Km、高原牧場入口バス停まで2.2Kmの地点を通過。
あと約1時間で2.2Kmは問題ないだろう。


下りだけかと思ったら、少しばかりの上りもある。
『急に足が重くなっちゃうねっ』


里程標
ゴールの高原牧場入口バス停まで残り2Kmだ。
『頑張ろうっ!』


12時59分、二十三夜寺まで0.7Km、高原牧場入口バス停まで1.9Kmだ。、


今度は舗装された道路を進む。


二十三夜寺への入口があった。
二十三夜寺まで0.2Km、高原牧場入口バス停まで1.4Kmの表示だ。


13時14分、入口から下ること4分で、ようやく二十三夜寺に到着した。


二十三夜寺
美の山公園駐車場を出発してから、ほぼ1時間が経過していた。
かなり急いだのだが、結局時速2.8Kmだったことになる。
「関東ふれあいの道」では、全行程8.2Kmを2時間5分と案内されている。
これは時速4Kmに相当するが、一般の人はこんなに早く歩くものなのだろうか?
我々の脚では絶対に無理である。


二十三夜寺本堂
勢至菩薩をご本尊としてお祀りしている、数少ない寺院のひとつ、とのこと。


二十三夜寺仁王門の阿像


二十三夜寺仁王門の吽像


二十三夜寺を後にして、ゴールの高原牧場入口バス停へ


県道82号に出たようだが、バス停はどっちかな???


感を頼りに隣りのバス停に行ってみると、三夜前停留所とあり、西武秩父方向へ歩いたことが判明。
『反対側に来ちゃったみたいだねっ』


バス停の脇に江戸相撲の武蔵川大治郎の碑があった。
案内によると、
武蔵川大治郎は、文政六年(1823)ここ三沢で生まれ、小さい時から体格に優れていて、
たちまち田舎相撲の横綱になった。
その後、妻や子を残して、江戸相撲を志し、安政六年(859)には十両、文久三年(1863)には
武蔵川を襲名して、次の年には待望の前頭に昇進した。(以下略)


ゴールの高原牧場入口バス停へ。


13時34分、高原牧場入口バス停に到着。
ここで、二十三夜寺からコースを間違えたことに気が付いた。
『そう言えば常楽寺を通らなかったねぇ』


皆野駅行きバスまで少し時間があるので、『常楽寺へ行ってみよう』ということに。


坂道を150mほど上って行くと、常楽寺の碑があった。


一高山常楽寺は真言宗の寺院で、300年ほど前に開かれたと伝えられているが、
江戸時代天保年間の火災により、建物と資料の全てを焼失してしまった。
現在の本堂は、嘉永五年(1852)に再建されたもの。
山号を一高山といい、寺名は光明院常楽寺で、ご本尊は不動明王である。


常楽寺から三沢地区を望む。


本堂の脇には阿弥陀堂があり、近隣の人たちの信仰を集めている、とのこと。


急坂の道をバス停へ向かう。


バスが来るまでのほんのひと時を寛ぐ。


『向かい側がコースNo.13に繋がってるみたいねっ』
コースNo.13は、2015年4月に予定しているが、17.1Kmもあるため、果たして全行程を歩けるのか、
また、時速2.5Kmとした場合、電車・バスをどう乗り継げば良いのか、今から頭を悩ましているところである。


14時01分、3分ほど遅れて皆野駅行きバスがやって来た。


乗客は我々以外には誰もいなかった。
親鼻駅まで貸切状態のままだった。


終点の皆野駅手前の親鼻駅でバスを降り、14時18分、親鼻駅に到着した。
朝ここから出発したので、自然に『ただいまっ』という言葉が口に出た。


三峰口行き電車


西武秩父方面からやって来たのは、石灰を積んだ貨物列車だ。


『いやぁ 今でも石灰を運んでるんだねっ』


14時34分、定刻どおり熊谷行き電車がやって来た。


電車が走り出して間もなく、皆さん、気持ち良さそうに眠りに就いた。
『皆さん、今日は大変お疲れさまでしたぁ』


「関東ふれあいの道」(埼玉県)第六回目、コースNo.6(花の美の山公園を訪ねるみち)を歩き終わった。
この日のコースは”家族向き”ということで、距離もさほど長くはなく、最後までしっかりと歩けた。
予報では天気は”晴れ”だったが、あいにく曇りとなり、美の山公園山頂からの眺望は望めなかった。
これからのコースは、距離が次第に長くなり”健脚向き”コースが増えて来る。
何とか頑張って「踏破認定証」受領を目指したい。

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