ウマさんの気ままな行動日記(その2)

ウォーキング、ハイキング、釣り、ドライブ、100名城巡りなどをレポートします。

快晴に恵まれて 古河桃まつりウォーク

2015年03月27日 | ウマさんの「健康ウォーキングの会」
2015年3月27日(金)

毎週金曜日、主に地元土浦周辺を歩く「健康ウォーキング同好会」が主催する、
平成26年度第40回(2015年第11回)、「古河桃まつりウォーク」に参加した。
なお、今回が平成26年度の最終回である。

この日は、「古河桃まつりウォーク」として、古河駅をスタート&ゴールとする、全長約8Kmのコースである。
古河駅をスタートして、旧日光街道を日光方面へ進み、古河第五小学校前を通り、雀神社へ。
渡良瀬川の土手を歩き、三国橋・古河城址・新三国橋と進み、桃まつり会場へ向かう。
昼食後、香取神社へお参りして、古河第五小学校を経由して、古河駅に戻る。

荒川沖駅7時5分発の水戸行き電車を待っているところ。
「青春18キップ」と大人の休日倶楽部を利用して、乗車したのは、22名。


常磐線友部駅で7時52分発の水戸線に乗り替える。
土浦から乗車した10名と合せ、参加者はこの時点で32名だ。
30名が「青春18キップ」利用という結果に一安堵。


笠間を過ぎた頃の水戸線


水戸線車内


小山駅で9時21分発の湘南新宿ライン(逗子行)に乗り替える。


9時34分、古河駅に到着。
車で直行した3名と合せて、35名。
何と、今年度最後の例会は最高の参加者となった。


古河駅前でコースの説明を行い、3組にグループ分けを行った。
1組10名程度が、点呼を取るのも容易である。
(別にもう一つの団体がいるため、人数が多い)


9時50分、出発!


古河駅から日光街道方面へ。


『ほんと 天気が良くて気持ちが良いわねぇ』


先頭を歩くのは、いつも元気なOさん。
この日の参加で、26年度の皆勤賞受賞が決まった。
いつも以上に張り切っている感じだ。


日光街道へ向かう。
「古河桃まつり」の幟が目に付く。


ポスターには第39回とあるから、かなり歴史がある。
”日本一の花桃の里”に気分が高まる。


旧日光街道を進む。


旧日光街道の名残りであろうか、「よこまち柳通り」を進む。


玄関前にさりげなく桃の花が飾られている。
『あらぁ素敵っ 満開だねっ』


レトロなポストなども見られる。
『まだ現役なんだねぇ』


昔は何屋だったのだろう?


県道261号への合流点手前を左に折れ、旧日光街道とは分れて、本成寺前を通過。


桜が間もなく開花を迎えようとしていた。


古河第五小学校前を通過。
春休みで校庭に子供達の姿は見えない。


あと2-3日もすれば、一斉に開花すると思われる。
10日後には満開状態となり、見事な桜並木になるだろう。


地面から出た芽に一輪の桜の花が咲いていた。
”ど根性桜”とでもいうべきか?


こちらは、今まさに満開状態を迎えた桜である。
枝の先ではなく幹から直接咲いている桜を見たのは初めてだ。


雀神社の裏手に古河藩野渡御蔵跡があった。
年貢米を収納・管理していた蔵があった場所である。
思川・巴波川(うずまがわ)流域で古河藩に属した村々は中郷と呼ばれ、
その村々からの年貢米を収納した蔵を御蔵といった。
古河町からの地続きの野渡村に置かれていたので、野渡御蔵という。(以下略)
(野木町教育委員会)


10時28分、雀神社に到着
旧古河町の総鎮守で、社名の「雀」は「鎮め」が変化したものとされる。
かつては茨城県西部の猿島郡で唯一の郷社であった。
現在の社殿は、慶長十年(1605)松平丹波守康長が造営したもの。


拝殿の前に「八紘一宇」(はっこういちう)と書かれた石碑があった。
三原じゅん子参議院議員が、先の参院予算委員会で『紹介したい』として持ち出して話題になっている。
八紘一宇とは、大東亜戦争(第二次世界大戦)中の大東亜共栄圏のスローガンの1つである。
平たく言えば、人類みな兄弟という意味。
しかしながら、時代背景も手伝って現代においては「侵略戦争のスローガン」 として、
その意味を捉えがちな傾向がある。(ニコニコ大百科)


境内の片隅に神輿庫(左)があった。


中には神輿が静かに鎮座していた。
高さ3.3m・屋根幅2.1m・台輪1.15m・重さは、1.1t(250貫目)とのこと。


雀神社境内で一休み。


しばしのお茶タイムだ。


雀神社の裏から渡良瀬川の土手に上がってみよう。


『いやぁ これは広いっ 凄く良い眺めだなぁ』


『こんな処でプレーするのは気持ちが良いだろうなっ』
古河ゴルフリンクス(7,092ヤード)である。


雀神社へは戻らず、このまま土手を歩いて行こう。


河川敷のゴルフ場を眺めながら進む。


『少しの風だけど気持ち良いわねっ』
予報ではこの日の最高気温は20℃。
既に20℃近いと思われる。風が吹かないと暑くて堪らない。


三国橋が近くなって来た。


三国橋は交通量が多い。
大型トラックがひっきりなしに走る。


三国橋の国道354号線を横断し、さらに土手を進む。


『いやぁ 気持ちが良いけど暑いねぇ』
『帽子を忘れた』と言うKさんには、ちょっとばかり気の毒な天気である。


土手の上に古河城本丸跡と書かれた碑が立っていた。
この碑がたっているあたりに古河城の本丸があったそうだ。


説明によると、
目の前の河川敷には、堀を含め東西500m、南北1,800mに及ぶ、関東最大規模の城郭と云われた古河城があった。
そしてこの堤防上のこの場所が本丸の一部だった、とのこと。
古河城は江戸時代、古河藩の中心として、城郭の象徴ともいえる御三階櫓(ごさんかいやぐら)を有していた。
御三階櫓は、寛永十一年(1634)、江戸幕府大老だった土井利勝が標高約20mの本丸土塁の上に築いた、
外観三層・内部四階建ての櫓で、高さ七丈三尺余(約22m)もある、古河のランドマークタワーだった、そうである。


かつての古河城をCGを使って蘇らせる、案内もある。
詳しくはCGで蘇る古河城をご覧いただきたい。


本丸跡から正面の二の丸跡を見たところ。


古河総合公園を目指す。


遠くに熱気球が見えた。
この方角からすると古河総合公園の桃まつり会場辺りと思われる。


新三国橋を過ぎると、


高校生らしき若者がサッカーの試合をやっていた。


河川敷のグラウンドでは、ボールを追って元気よく走り回っていた。


サイクリングロードの終点
この先は工事中のため、行けない。
左側の道を進み土手歩きは終わった。


農道を道なりに進むと、右手に熱気球が直ぐ近くに見えて来た。
演歌が流れて来たが、カラオケにしては、上手い。


11時29分、古河総合公園の桃まつり会場に到着。
『やったぁ 着いたぁ』


歌謡ショーが行われていた。
臨時のステージの裏で出番を待っている歌手たち。
この日は、司会を含めて10名の歌手が出演していた。


ステージの前では、大勢の観客が熱心に歌に聞き入っていた。


昼食の前に、園内を少し歩いてみよう。


桃の花がちょうど見頃を迎えている。
『ちょうど良い時に来たみたいだねっ』


御所沼を1周してみよう。


『水辺を歩くのは気持ちが良いわねっ』


対岸から富士見塚辺りを望む。


『足元に気を付けて~っ』


天神橋を渡り御所沼を半周。


桃まつり会場のある芝生広場へ。


芝生広場を抜け、桃林へ。


青空に映える濃いピンクの花が美しい。
花ビラが散らないのが、桜とは違った良さだろうか?


真っ白い桃もあった。


お昼を過ぎ、桃の木の下で弁当を広げている家族連れが見える。


我々も桃の花を見ながら、弁当にしよう。
『やっぱり青空の下での弁当は美味しいわねっぇ』


『桃の花を見ながらの弁当も良いもんだねぇ』
しかし、花見にしては、何かが足りない。


時間を多めに割いて、めいめい自由に園内を散策してもらうことにした。
我々男性陣は再び桃まつり会場へ向かった。


たくさんの屋台があり、大勢の人で賑わっていた。


我々の目的は、誰誘うともなくこの店であった。
”以心伝心”であろうか・・・・


椅子とテーブルは満席状態のため、芝生に腰を下ろして、


古河の地酒は、甘口だが、すっきりとして美味い。


ステージからは、演歌歌手の歌声が響いてくる。
花見酒にはやはり演歌が似合う。


すっかり心地良くなって、園内を巡ってみることにした。
小高い山の形をした岡があった。富士見塚である。
食後の運動も兼ねて、上ってみる。


『園内が見渡せるねぇ』


山頂からの景色


集合時刻となり、全員集まったところで、桃の花をバックに記念撮影だ。


まだまだのんびりとしていたいところだが、そろそろ帰ろう。
大賀蓮池を渡り、


総合公園を後にする。


古河駅を目指す。


香取神社があった。
回りを取り囲む木が少ないのが寂しい。


ここまでの無事安全のお礼をしていこう。


国道354号線の横断陸橋を渡る。


三国橋方面を望む。


後方に気を配りながら進むOさん。


後に続く会長。


古河歴史博物館の前に「鷹見泉石記念館」があった。
あまり時間は割けたくなかったが、無料だと言うので、入って観ることにした。


蘭学者鷹見泉石の晩年の住まいで、古河城(三階櫓)の余材を使って建てたと伝えられている。
古河城の出城諏訪郭跡はすぐ近くである。


正面の玄関には雛人形が陳列されていた。


海外情報について教えを請う幕府の役人たちが泉石のもとを訪ねたと云われる。
もとのた建坪は現在(44坪)の2倍以上の100坪もあった、そうである。


裏に回ってみる。


しっかりとした造りに驚かされる。
家老の家に相応しい造りである。


楓所のある間
この座敷の床の間には、清(中国)蘇州の人の揮号による「楓所」と描かれた掛け軸がある、とのこと。
掛け軸はあいにくここからは見えなかった。


「楓所」の間の前に古河市指定文化財・天然記念物の”楓樹”の古木がある。
楓樹は、唐楓の一種で、中国と台湾を原産地とするマンサク科の落葉喬木で、樹脂は薬用にもなる。
古代中国では、天子の居所に植えられたという、特別な木であることを知った八代将軍吉宗が、
初めて輸入させ、江戸城と日光東照宮・上野寛永寺に植えたという。


「鷹見泉石記念館」には、竹林もあり、風情が感じられる。


「古河歴史博物館」は時間的に余裕がなかったので、古河駅に向かった。


東屋で一休み


会長から、この日初参加2名の新人の紹介があり、


それぞれ自己紹介
『今日はとても楽しかったです』


『よろしくお願いしま~すっ』


古河駅へ向かう。


この辺りは古河の歴史的・文化的な中心地である。
「古河歴史博物館」をはじめ、「古河文学館」や「篆刻美術館」などがある。
また別の機会にゆっくりと訪れてみたい。


写真は古河文学館


趣のある通りを進むと、


煉瓦造りの塀に囲まれた古河第一小学校があった。
由緒ある学校のようだ。


住宅地を進む。


突き当りを右折すると、本町二丁目交差点だ。


本町二丁目交差点を渡り、少し進んで右に曲ると、


古河駅が見えてきた。


14時33分、ゴールの古河駅に到着した。
『お疲れ様でしたぁ』で終わる訳にはいかない。
青春18キップなので、帰る時も一緒なのだ。


古河駅から東北線で小山へ向かう。
電車が来るまでのひと時をベンチで一休みだ。


小山駅で水戸線へ乗り替える。


ここでも一休み。


さすがに皆さん、少々お疲れの様子。


水戸線では、友部まで1時間余り。
ひと眠りする時間はたっぷりある。


水戸線車内
女性たちは、まだまだ元気いっぱいである。
『天気が良くて、桃の花も見れて良かったわね~っ』


『今日は楽しかったわよっ』
その一言が何よりも嬉しい。
『今日は大変お疲れさまでしたぁ』


福原駅から我国山が見えた。
1週間後の27年度第1回目の例会に予定している。
果たしてカタクリは咲いているのだろうか?
見ることができれば良いのだが・・・・期待しよう!


初めての「古河桃まつりウォーク」は、これまでで最高の参加人数となって正直驚いた。
”一度桃の花をじっくりと観てみたい”という好奇心と、”快晴で高気温”の天気予報によるものと思われる。
また、普通運賃(往復)3,880円のところを、青春18キップで2,370円という安さが後押しをしてくれたのも大きい。

予報どおりの快晴に恵まれ、桜とは違った雰囲気を楽しめて、最高の一日となった。
この日で26年度の例会(実施40回、中止3回)は全て終了した。
休む間もなく、1週間後には27年度の例会がまた始まる。
今年も忙しい年になりそうである。

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