ウマさんの気ままな行動日記(その2)

ウォーキング、ハイキング、釣り、ドライブ、100名城巡りなどをレポートします。

関東ふれあいの道(埼玉) No.7「長瀞の自然と歴史を学ぶみち」

2015年03月15日 | ウマさんの「関東ふれあいの道」を歩く
2015年3月15日(日)

”ウマさんの「続関東ふれあいの道を歩く」”では、2011年までは主に茨城県の「関東ふれあいの道」(全18コース)を歩いてきた。
『たまには県外を』という声が上がり、2012年は東京都の「関東ふれあいの道」(全7コース)を踏破した。
続いて2013年1月から2014年4月にかけて神奈川県の「関東ふれあいの道」(全17コース)に挑み、これも無事踏破した。
次は埼玉県(全13コース)を目指すことになり、2014年9月から開始することになった。

埼玉県の第7回目は、コースNo.7「長瀞の自然と歴史を学ぶみち」(約8.8Km)を歩いた。
荒川沖駅5時27分発の常磐線上り始発電車に乗り、上野駅には6時27分に到着。

6時40分発の高崎線に乗り替え熊谷へ向かう。
この日の参加者は5名、今までで最も少ない。
朝が早いので、電車の中で朝食を摂る人も。


熊谷には7時48分に到着。
熊谷で8時ちょうど発の秩父鉄道に乗り替える。
上長瀞駅までの切符(780円)を買った直後に、「秩父路遊々フリーきっぷ」(当日限定1,440円)という
便利なものがあることに気が付いた。
帰りは皆野駅から(800円)なので、通常で買えば1,580円、その差は140円だ。
窓口で、最初の切符の払い戻しと、あらためて「秩父路遊々フリーきっぷ」を購入した。
払い戻しに快く応じてくれたのが嬉しい。


8時ちょうど発の三峰口行き電車は既に入線していた。


秩父鉄道の車内。
剣道部の高校生などが乗り合わせていた。
空席はあまりなかったが、何とか全員無事座れて一安心。


寄居駅を過ぎると、剣道部の学生も下車して、空席が目立つようになってきた。
熊谷から出発地の上長瀞まで約50分、ひと眠りしておくのは賢明だ。


8時52分、上長瀞駅に到着。
この駅で降りたのは、我々5人だけだった。


駅前でめいめい準備を整え、


8時59分、先ずは長瀞駅を目指して出発!!
荒川(長瀞)方面へ進む。
駅前の土産物店は未だ閉まったままである。


「虎岩」の案内があった。
この地域は、国の名勝・天然記念物に指定されており、茶褐色の幅15mほどの岩が「虎岩」とのこと。
大正五年(1916)に宮沢賢治が長瀞を訪れ、「虎岩」を次のように詠っている。
つくづくと ”粋なもようの博多帯” 荒川岸の片岩のいろ


道から外れ、荒川の河川敷へ向かう。


これは、一見「虎岩」のように見えるが・・・


対岸の岩が「虎岩」なのだろうか?


『虎岩はどこだ???』
『看板くらい立てておいてくれれば良いのにねぇ』
(後で気付いたことだが、背にしている岩が「虎岩」ではないかと思われる)


長瀞駅方面へ進むと、「小滝の瀬」が現れた。
ここだけ河川敷が白くなっている。


長瀞駅方面へ向かう。


長瀞駅方面への道は、両側に桜が植えられている。
花見のシーズンは人も多く、もっと華やかになるだろう。


『せっかくだから長瀞を観て行こうっ』


『ここを渡った所が岩畳かなっ』


岩畳から長瀞上流部を望む。
対岸の”秩父赤壁”が見える。


岩畳から長瀞下流部を望む。
長瀞ライン下りの船着き場が見える。
まだ営業前なのか、1艘も漕ぎ出していない。人影はまばらだ。


土産物店方面を見ると、観光客が次々と現れ始めた。
長瀞ライン下りを楽しもうという人達だろうか。


時計を見ると、9時37分を差していた。
長瀞駅への土産物店はそろそろ営業を始めようかという状態である。


長瀞駅方面


長瀞駅
熊谷方面からの電車が到着したばかりだった。
次々にお客が降りてくる。


国道140号の長瀞駅前交差点の宝登山神社大鳥居


宝登山神社を目指して緩やかな参道を進む。


宝登山神社が見えて来た。


宝登山神社の鳥居
先ほど見た鳥居にはなかった扁額やしめ縄もあり、風格が感じられる。


急な石段を上ると、


正面に宝登山神社の拝殿が。
宝登山神社は、神武天皇・大山祇神(おおやまづみのかみ)・火産霊神(ほむすびのかみ)を祀り、
秩父神社・三峰神社とともに、秩父三社の一つとしてとして知られている。
火災盗難よけ・諸難よけの守護神としての御神徳が高く、地元はもとより関東一円からの参拝者は、
年間100万余を数える、とのこと。


本殿は、銅葺き入母屋造り、千鳥破風、向拝の軒、唐破風権現造りと、
江戸建築の技巧美を今なお伝えている。


10時2分、宝登山神社にこの日の無事を祈願して、宝登山へ向かう。
ここから宝登山山頂まで2Km、約1時間との案内表示があった。


緩やかな坂道の奥宮参道を進む。


少し上ると参道は砂利道になった。


参道を出発して約18分、「関東ふれあいの道」の道標があった。
宝登山山頂まで50分と表示されている。


緩やかな勾配の砂利道を進むと、


少しだけ見晴しの良い場所に出た。
前方は野上方面と思われる。


10時26分、ベンチがあったので、ここで一休みだ。


10時32分、宝登山神社奥宮を目指す。


宝登山神社奥宮へ。


奥宮参道を上る人は多い。
我々の前にも一団が山頂を目指している。


山の斜面の杉の木は伐採され、JATA(社団法人日本旅行業協会)により、別の木が植林されていた。


こちらは、三菱UFJ信託銀行による植林である。


「関東ふれあいの道」道標を横目に見ながら、さらに坂道を上って行くと、


左手に長瀞市街地が見えた。
画面では見難いが、長瀞駅前交差点の白い大鳥居も見える。


後を振り返ると、『ここでちょっと近道をしましょうよ』と、I子さんが斜面を上り始めた。
ここは、後に続くことにした。


急斜面を上ると、


再び参道に出た。
先を行く一団の先だったので、少しだけ近道だった。


しばらく進むと左手に長瀞方面の家並が見えた。
次第に建物などが小さく見えるようになり、高度が上がっていることを実感する。


10時58分、宝登山神社奥宮への石段前に到着。


石段を上って行くと、宝登山神社奥宮の大鳥居が聳えていた。


11時ちょうど、宝登山神社奥宮に到着。
この日の証明写真の撮影ポイントは、奥宮の前と指定されている。


先にお参りを済ませて、全員の証明写真を撮影した。


朝が早かったので、お腹が空いてきた。
11時12分、ちょっと早いが、奥宮付近で弁当タイムにしよう。


Kさんは、いつものように、カップラーメン持参である。
熱いお湯を注いでラーメン作りに余念がない。


目の前には蝋梅園が広がる。


蝋梅の見頃は既に終わってしまったと思っていたが、まだ咲いていた。
顔を近づけると仄かに香りがした。


少し時間があったので、ロープウェイ山頂駅へ行ってみることにした。
左側には、新たに蝋梅の植林が行われていた。
宝登山山頂は、そのうち一面蝋梅で覆われてしまうだろう。


ロープウェイ山頂駅前の広場では、「白鳥睦会 屋台囃子保存会」による、
秩父屋台囃子の演奏が行われていた。
小学生くらいの子供も力強く太鼓を打ち鳴らしていた。


この日は日曜日のため、ロープウェイ長瀞山頂駅には長い行列が出来ていた。


秩父地域の今日の予想最高気温は、14℃前後だが、山頂は風が冷たい。
寒さ凌ぎに甘酒(200円)で身体を温める。
『身体が温まるねぇ』


糀と砂糖の甘さがちょうど良い具合だ。


ロープウェイ山頂駅には梅林が広がる。


梅林の中を宝登山山頂へ。
『蝋梅と梅の両方を観られて良かったわねぇ』


蝋梅はほぼ終わったようだが、梅林はこれからしばらく見頃が続くと思われる。


12時4分、宝登山山頂(497.1m)に到着した。
ちょうど昼時でもあり、山頂は大勢のハイカー達が弁当を広げていた。


12時5分、ゴールの根古屋橋を目指して、宝登山を下る。


根古屋橋への下りは、いきなり急な坂道で始まった。
『けっこう急な坂道だねぇ』


急な坂道が続く。
『ここは下りもだけど、上るのも大変だよねっ』


上りの人とすれ違う。
『こんちわぁ』


12時20分、分岐点に到着。
左は、野上駅方面である。


我々のゴールは野上駅とは反対方向だ。
分岐点までは、何人かとすれ違ったりしたが、とたんに誰にも会わなくなった。
それだけ、「関東ふれあいの道」は、人気がないということなのだろう。


大木に藤の古木(蔓)が絡み付いている。
からみ付かれた木は既に枯れているものもある。
『藤も一生懸命なんだねっ』


この日3つ目の里程標
ゴールの根古屋橋まで、残り2.8Kmとある。


緩やかな坂道を下る。
ここから先は下りしかない。
『今日のコースは、楽で良いわねっ』


シイタケのほだ木がずらり。


『シイタケ残ってないかしらねっ』


木々の隙間から麓の田んぼや道路が見えて来た。


12時48分、宝登山山頂を下り始めて約40分、県道44号線に到着。
正面に西光寺というお寺があったが、特に立寄ることはしなかった。


県道44号線を根古屋橋へ


県道44号線を根古屋橋へ。
周辺にはコンビニどころか自動販売機も見当たらない。
人家がぽつりぽつりと建っているだけである。
『ここはほんど何にもないねぇ』


13時2分、明治稲荷前を通過。


商い中とあったので、ちょっと覗いてみることにした。
最初は、地元の小さなスーパーのような店かと思ったら、そうではなかった。


舞茸専門の販売所(マイタケセンター直売所)だった。


せっかくなので、お土産に1個500円の舞茸を買った。
天婦羅にして食べることにしよう。
包装して貰っているところ。


舞茸を手にぶら下げて根古屋橋へ向かう。


しばらく歩くと・・・


根古屋橋が現れた。


13時30分、根古屋橋を渡ったところにバス停があり、そこがゴールである。
ここから、皆野駅行きバスに乗ることになる。


待つことしばし、14時7分発の皆野駅行きバスがやって来た。
見覚えのある皆野町営バスである。


14時25分、皆野駅前バスターミナルに到着。


皆野駅
これまで何度か利用したので、ある意味懐かしい。


14時30分発、熊谷行きの電車が入ってきた。


熊谷駅には、ちょうど1時間後の15時30分に到着。
熊谷駅で高崎線(東海道線直通の小田原行き)に乗り替え、上野駅へ。
16時42分、上野駅に到着。
昨日のダイヤ改正で、上野始発の常磐線は11番ホームとなっている。


『今日は天気も良かったし、コースもきつくはなかったねっ』
『皆さん、今日は大変お疲れ様でしたぁ』


「関東ふれあいの道」(埼玉県)第七回目、コースNo.7「長瀞の自然と歴史を学ぶみち」(約8.8Km)を歩き終わった。
この日のコースは”家族向き”ということもあり、距離はさほど長くなく、アップダウンも少なかった。
つい1週間前の予報では傘マークがあり、雨が心配されたが、天気にも恵まれ、気持ち良く歩けた。

いよいよウォーキングシーズン到来であるが、次回は17.1Kmとこれまでの最長距離コースが待ち構えている。
山道の17.1Kmは、かなり厳しいものになると思う。
日頃のウォーキングで体力を付けて、挑むことにしたい。


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コメント
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