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何か違う企画でうき特製のお菓子をお送りします♪



三月花形歌舞伎を観たなり〜







ファイナルファンタジー歌舞伎を観たいんだけど、客席が360度回転するステージアラウンド劇場で躊躇していたんです。
絶対酔う自信がある。
よく見てるTwitterの歌舞伎おばちゃんが「三半規管が弱い」言うてて、その人が大丈夫だったらチケットを取ろうと思ってたの。
が、その人もヤバくなりかけたみたいで、やっぱり行けないなぁと。
実際、気分が悪くなって退場する人もいるみたい。
あーあ、行きたかったのになぁ。
観たくても観られないものもあるのよねー。
残念。

さて、先日の南座の花形歌舞伎の記録を残しておきますね。
今回は米吉さんと橋之助さんがファイナルファンタジーで抜けて、莟玉さんと千之助さんと鷹之資さんが新たに参加。
↑隼人さんは巌流島か?
キャストの発表があったとき、正直「地味なメンバーやな」と思ったのよ。
が、蓋を開けてみたら、このメンバーとてもいいじゃない。
壱太郎さんと右近さんがお兄さんでリーダーシップを発揮して、弟分の3人が素直に一所懸命付いていってる感じ?
どう言えばいいかなぁ、船頭は少ない方がいいということもある。
意見をぶつけ合うこともいいけど、今回のような企画には強烈なリーダーがいる方がいい。
何となくそんな気がしたよ。
演目は忠臣蔵。
まずは解説があって、その後「仮名手本忠臣蔵の5段目と6段目」、そして、11段目までを舞踊と立ち回りの新作・「忠臣いろは絵姿」
そう、一日で忠臣蔵を全部やっちゃおうという趣向。
このアイデアはとてもいいと思う。
昼夜同じ演目で、壱太郎さんと右近さんがWキャスト。
私達が見たのはBプログラムで、壱太郎さんが解説で早野勘平を右近さん。
壱太郎さんが4段目までをスライドを使って、わかりやすくちゃちゃーと説明してくれました。
ややっこしい人間関係をいい感じに省いたのはいいね。
そして、5段目と6段目、右近さんの勘平いいじゃない!
右近さんめっちゃ男前に見えたの。
役者絵まんまよ。
勘平もなんだろ、若くて愚かで等身大なの。
どんなに殺されてもしょうがない悪いやつでも、例え事故であっても撃っちゃったら過失致死だかんね。(笑
窃盗犯には違いないからね、と突っ込みながらも、勘平の一途さがヒシヒシ伝わって来た。
私が見た勘平の中で一番好きだったな。
↑仁左衛門さんの勘平も観たこともある。
壱太郎さん(上方型)も観たくなったわ。
席は1列目のセンター。
南座の席は本当に狭いの。
前後もだけど幅も狭いのよね。
足元が見切れてしまうんだけど、この開放感には代えられない。
「忠臣いろは絵姿」はまずは7段目から10段目を舞踊で表現していくんだけど、これがめっちゃ楽しく出てるの。
こちらも自然にリズムを取ったりしちゃう。
ええ振り付けだったなぁ。
11段目はいよいよ高師直邸での立ち回りなんだけど、この構成はニクいねー。
誰のアイデアかわかんないけど上手いと思う。
忠臣蔵を全段観た気分になったもん。
それにしても、立ち回りの鷹之資さんはワイルドで凛々しかったなぁ。
↑マリ造に「ウチの鷹之資さん精悍だったでしょ?」言われた。
最後はすごい量の紙吹雪がドサッと降って来て、ムチウチにならないか心配になったよ。
私の鞄にも入ってたみたいで、家に持って帰って来てしまったわ。
若い人の一所懸命さは見てて気持ちがいいもんねー。
ええもん観せてもらいました。
南座の花形歌舞伎は3回目だけど、今年が一番だった。
鷹之資さんにもう少しええ役がついてたらパーフェクトだったな。
そこは来年に期待か。


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