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何か違う企画でうき特製のお菓子をお送りします♪



七月大歌舞伎@松竹座を観たなり〜







今日も暑かったねー。
何だろ、以前ほどエアコンも快適ではなくてねぇ。
レッグウォーマーとカーディガンはデフォルトよ。
体の芯が冷える気がするの。
ったく、先週劇場の冷房にヤラれてから、まだ調子が戻ってないしね。
やれやれよ。

さて、忘れないうちに先週の記録ね。
まずは昼の部「吉例寿曽我」「京鹿子娘道成寺」「沼津」
最初の曽我ものの中の「曽我の石段」
工藤祐経の家臣近江小藤太・隼人さんと八幡三郎・虎之介さんが、謀反の企みが書かれた巻物を奪い合い大立廻り。
初めて見たかも。
様式美だあね。
場面が変わって、いつもの寸劇があっての名乗りのやつ。
うん?苦手?
ハイ、苦手です。
工藤祐経が彌十郎さん、十郎が千之助さん、五郎が染五郎さん。
彌十郎さんが悪い工藤祐経をやってて、案外しっくり来たわ。
いつもの工藤祐経は、ものすごく物分かりが良くて品のええ人で描かれるじゃん?
私、あれに違和感があったんだよね。
しかし、染五郎さんの五郎、まだ早かったんじゃないかなぁ。
何だろ、微妙な年齢なのね。
成駒屋兄弟を見てると、数年でグッ成長するものなのかな。
次は菊之助さんの道成寺。
そらまぁ、美しかったわよ。
ただ、どうにも彼の真面目さが退屈なんだよね。
何度か記憶を失っちゃったよ。
なのに、所化さんが投げてくれた手拭いだけはちゃっかりもらって来たと。
厚かましいよね。(笑
昼の部の最後は沼津。
初めて観たよ。
呉服屋十兵衛の扇雀さん、沼津の外れで荷物を雲助の平作・鴈治郎はんに持ってもらうことになるのね。
途中で平作の娘・孝太郎さんに出会って、十兵衛は一目惚れする。
下心もあって平作の家に泊めてもらうことにするのね。
で、ひょんなことから、十兵衛は平作の養子に出した実の息子だということが判明。
そして、何でか娘婿の仇が十兵衛ということも発覚するの。
何?何?そんなことある!?
ほんでもって、丸く収めるために平作が切腹。
何でやねーん!
とまぁ、こんな話。
歌舞伎ちゅや歌舞伎やけど、ったく、強引すぎるで。
席は最前列。
前夜ほぼ徹夜でところどころ記憶が飛んでるはずなのに、結構覚えてましたな。(笑
最前列で寝るなってね。
ハハハ。

続いて夜の部も観ました。
演目は「俊寛」「吉原狐」
俊寛は仁左衛門さん、丹波少将成経は幸四郎さん、丹左衛門尉基康は菊之助さん、千鳥が千之助さん。
仁左衛門さんの俊寛も切なくてよかったんだけど、何だろ、私の中では俊寛は吉右衛門さんなんだよね。
千之助さんの千鳥はとても可愛らしくて健気だったなぁ。
席は夜の部も最前列でした。
徐々に目が覚めて来ましたよ。
初めて観た「吉原狐」はめっちゃ面白い演目だったわ。
おきち・米吉さんは惚れっぽくて、おっちょこちょいで思い込みの激しい芸者。
彼女が繰り広げるドタバタセリフ劇とでも言えばいいかなぁ。
大したストーリーがあるわけじゃないけど、先輩芸者の孝太郎さんとの丁々発止のやり取りが見ものだった。
とにかく米吉さんがいい。
口跡もいいし、勘も良くて見てて気持ちいい。
そして、何より美しい。
この日は吉弥さんから始まって伝染したように皆さん噛み噛みだったんだけど、それもまた可笑しかったわ。
楽しい演目だったよ。
また歌舞伎座で再演をして欲しいなぁ。
途中睡魔に襲われて大変だったけど、案外記憶に残ってて自分でもびっくり。
来年はもう少し余裕を持って観れたらいいなぁ。


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