カウンターサービスが終了してしまいました。

何か違う企画でうき特製のお菓子をお送りします♪



桜姫サイコーだったなり〜







昨日は一日中バタバタと忙しかったので、今日は抜け殻になっています。
が、日をおくと記憶があやふやになっちゃうので、今のうちに記録を残しておきますね。
12日の三部のチケットが手に入ったのはいいのですが、観たかった一部にチケットがまだ取れてなかったんです。
「小鍛冶」には、久しぶりに猿弥さん、笑三郎さん、笑也さん澤瀉屋のメンバーが勢揃いすると言うしー。
何より、時代物に中車さんが出るという。
おまけに壱太郎さんまで巫女役で踊るって!
↑能では巫女は出て来ないらしい。
せっかく歌舞伎座に行くんだもの、観たい、観たい。
最悪2階席かなぁ、と思っていなかったんですが、なんと!2列目、実質最前列が戻ってきました。
センターブロックの上手通路席。
ギリギリまで待ってよかったー。
いやいや、嬉しいけど、ここのところの席運が怖いよ。
ハハハ。
「小鍛冶」は、中車さん扮する名刀匠の三條小鍛冶宗近が一条天皇に刀作りを依頼されるの。
相槌を打つ者がいなくて断るんだけど、聞き入れてもらえてなくて困って伏見稲荷に行くのよ。
そしたら、突然猿之助さん扮する童子が現れて、相槌を務めてやると。
後日、童子が狐の姿で現れて、息の合った相槌で宗近と見事に刀を仕上げるといった舞踊劇。
耳鳴りが酷くて途中でイヤホンガイドを外したので、たぶん、こんな話だったと思う。(笑
いやね、中車さんのソロの踊りの場面も結構あるの。
観てるこっちも緊張したけど、何とか形になってた。
すごいねー。
この歳になると、新しいものを体に叩き込むって並大抵の努力じゃないってわかるのよ。
もうさ、その努力を想像しただけでウルウルする。
おばちゃんになったよね、私も。(笑
二幕目は「勧進帳」
私が観たのは弁慶・白鸚、富樫・幸四郎版。
本当は幸四郎さん弁慶、松也さん富樫で観たかったけど、12日しか選択の余地がなかったの。
白鸚さんの弁慶は3度目だと思うんだけど、正直、私は彼の口跡が好きじゃないのね。
でも、昨日は鬼気迫る演技で、すごーくよかった。
途中からゼイゼイと肩で息をしてるのが私の席からも聞こえて来てねー。
正に命懸けよ。
ほんまに倒れないかドキドキした。
そら、75歳だもんなぁ。
たぶん最後の弁慶、ええもん観せてもらいました。

二部はパスして、三部ね。
このポスターを買おうと思ってたのに、4日ほどで売り切れだって。
再販の予定もないらしい。
欲しかったなぁ。
「桜姫東文章」は初めて観る演目。
去年の3月に明治座で勘九郎さん七之助さんで観る予定だったのに、中止になった演目だったの。
↑良席をケリーさんに取ってもらったのに。(泣
めちゃくちゃ楽しみにしてたのに、戻りで良席を取ろうと目論んだのが敗因だった。
結局、滝沢歌舞伎のチケットと交換してもらって、3列目のど真ん中。
うん?万事塞翁が馬?
結果良ければ全て良しかのう。
で、内容はどうだったかって?
それがまぁ!ここ数年観たものの中で一番だったよ。
あらすじは↓がわかりやすい。
鶴屋南北やから、「いやいや、それはないやろ」とか、人の業の深さが満載なんだけど、不思議に陰鬱じゃないのよ。
フツー、自分を犯した男を忘れられなくて、その男と同じ入れ墨を入れようと思う?
それも町娘やないねんで、姫や、姫。
お付きのもんも入れ墨に気がつくやろ。
しかも子供も産んでんねんで。
それでシレーッと生活してた?
ほんでもって、その男が現れてまた関係持ったところで、今更不義を責められてもなぁ。
ずっと前からあばずれやん。
また清玄も恋人の稚児だけ死なせておいて(心中)、自分だけのうのう高僧になる?
おまけに桜姫がその稚児の生まれ変わりと知って言い寄る?
自分は桜姫と関係を持ってないのに、黙って冤罪を受け入れる?
全てがあり得へーん。
なんだけど、なんだろ、全てのパーツがうまく収まるジグゾーパズルみたい。
気持ちええくらい物語として成り立ってる。
そして、何より美しい!いや、エロい。
いやー、面白かった。
歌六さん(安定の渋さと愛嬌)も、福之助さんもよかった。
福之助さんはどんどん上手くなるね。
二月も歌舞伎座に出てたし、もしかしなくても仁左衛門さんに気に入られてるのかなぁ。
チケットが手に入ったら、もう一度観たいと思ったよ。
下の巻は6月、楽しみだなぁ。


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