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何か違う企画でうき特製のお菓子をお送りします♪



7月大歌舞伎@松竹座なり〜







今日は晴れるゆうから洗濯したのに、一日中曇ってるやん。
洗濯物、カラッと乾いてないで。
洗濯物も、家の中も、自分自身までもがジメジメする。
ふぅ〜。

さて、昨日は仁左衛門さんの知盛を観に行ったんですよ。
今月の松竹座の昼の部は、「色気噺お伊勢帰り」「厳島招檜扇」、そして、お目当ての「義経千本桜 渡海屋・大物浦」だったの。
仁左衛門さま、そりゃあまぁ、お美しかったのよ。
↑フライヤーで手帳カバーを作ってみた。(笑)
素敵でしょ?
フライヤーに使われてる写真のポスターが2枚で5000円(だったと思う)で、おばちゃん達は写真を撮りまくってたわ。
買いなさいって!
ハハハ。
仁左衛門さん、素敵だったんですけど、私、辛かった〜。
前夜眠れなくて睡眠不足ってのもあったんだけど、3回くらい数秒記憶を失っちゃった。
もっとワクワク舞台に集中出来ると思ったんだけど、私が思っていたものとはちょっと違ったのよね。
私の好きな仁左衛門さんは、優男か徹底的に冷酷な男なのよ。
そう、吉田屋の伊左衛門、女殺油地獄の与兵衛、絵本合法衢の大学之助や太平次なの。
知盛みたいなワイルドな男じゃなかったのよ。
↑きっと勧進帳の弁慶もダメだな。
美しい形の知盛ではあったけど、ググッと迫ってくる力強さを感じなくてねぇ。
以前見た松緑さんの無骨な知盛の方が好きだった。
なんだろ、上手い下手じゃないのね。
好みの問題だと思う。
仁左衛門さんは大好きだけど、仁左衛門さんの知盛は好みじゃない。
って!よくよく考えたら、この話自体が好きじゃなかったんだ。
何が嫌って、安徳帝の存在が嫌。
命を掛けて自分を守ってくれてる瀕死の家来に、義経の情けを仇にするなって。
そりゃないよ。
おとっつあんの清盛も大概嫌な奴だけど、主人もなかなかよ。
周りの人間に恵まれなかったのね。
ま、自分も追われる身なのに、安徳帝なんか引き受けちゃう義経はもっとアホウだけどね。(笑
それが歌舞伎、と思えなくて、つい矛盾するストーリーが気になっちゃうのよね、私。
モヤモヤする。

そうそう。
意外と言うか、全然期待してなかった「色気噺お伊勢帰り」がめーっちゃ面白かったの。
元々は松竹新喜劇の演目をわかぎゑふさんが演出したもので、最初から最後まで笑いっぱなしよ。
大した内容がある話じゃないんだけど、伊勢音頭恋寝刃の登場人物が出て来たり、よく出来た話だったの。
↑あらすじを文字にしたら野暮になりそう。liveで楽しむ演目ね。
私、この手のバカバカしい話が大好き。
醜女の遊女・お鹿を猿弥さんがやってて、もう姿を見ただけで笑わずにはいられないのよ。
中村隼人さん「Instagram」参照。
そういや、以前見た伊勢音頭でお鹿役の左團次さんも、超シリアスな話なのに可笑しかったなぁ。

お弁当は新大阪で買った「たん熊」のすき焼き弁当。
案外美味しかった。
今回は改札内で買ったんだけど、改札を出てからの方が全国の駅弁が買えたわ。
松竹座の前でも売ってるし、はり重でも今井さんでもお願い出来るみたい。
弁当のために電車を一本早めなくてもよさそう。
デザートまでは仕入れられなくて、劇場の神戸六甲のいちごアイスクリームを買いました。
「新幹線で食べるやつとどう違う?」と聞かれても、よー答えんな。
ハハハ。
マリ造は最中アイスにしてました。
白ごま味だって。
その場で作るんじゃなくて、袋に入っているものだったから止めたんだけど、こっちの方が当たりだった気がする。
うん?昨日はハズレと思ってたものが当たりの日だった?

あ、二幕目の「厳島招檜扇」は、我當さんは生きてますよ、頑張ってリハビリをしてますよ、というものでした。
ええ悪いやなくて、こういう寛容さは歌舞伎ならではなんでしょう。
ふふふ、思ってることはありますよ。
でも、言わない。(笑
仁左衛門さんにはいつまでも格好良くいて欲しいなぁ。


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