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宇ち中
宇ち多゛中毒のページ




2009/05/02
(続き)
熱海からの東海道線は、全車両ベンチシートで呑み鉄には向かない路線。酔いを覚ましながら電車に揺られ1時間弱の道のり、新蒲原への到着は15:46です。駅のロータリーで時間を潰していると、岩科酒場の暖簾が出てきました。



口開け1番のお客さんとなり、おとうさんにご挨拶。奥のテーブルにお邪魔して、みんなは焼酎(180円)のお茶割り。ボクは燗酒(240円)をお願いします。



大瓶も390円と、まさしく角打ち価格のこのお店。カウンターには次々と、近所の常連さん達がやってきます。みなさん何も注文しなくても、いつもの飲み物が目の前に出てきてます。ほとんどの方がお茶割りのようですね。黒板のメニューを眺めながら、まずは「イルカのスマシ」(400円)と「ゆでしらす」(260円)をいただきます。



前回いただいた「イルカもつ」は、この日はメニューにありませんでした。冬限定メニューなのかもしれません。ゆでしらすは大根おろしもたっぷり付いて、これで260円。素晴らしい。しばらくすると西日が差し込んできました。



開けっ放した裏の戸口から、気持ちよく風が抜けていきます。常連さん達の会話や注文の声が、懐かしい静岡訛りの言葉で耳に心地いいです。そんな言葉を聞いていると、「生しらすお願いねー」と。おっと、生しらすがあるんですか。



黒板メニューをよく見てみると、横書きされたたくさんのアテの間に、縦書きされた「生シラス」(280円)を発見。われわれにもお願いしますと急いで注文です。



先にお願いしていた「黒ハンペン」(220円)と一緒にやってきました。今が旬の生しらす。残念ながら生桜海老はありませんでしたが、生姜醤油でいただくピカピカの生しらすは絶品。「タチ焼」(300円)もお願いします。



これも駿河湾の幸。肉厚の太刀魚です。燗酒を呑み干し、2杯目も燗酒にしようか迷いますが、東海道線で既に日本酒を結構やっちゃってますので、この先のことを考えお茶割りにシフトです。



すり切り1杯のよく冷えた焼酎がイイ感じです。コップの縁からこぼすようにグラスへ投入。お茶割りも旨い。アテも追加しましょう。



「スタミナ焼」(300円)はケチャップな味付けがたまりません。



「ながらみ」(280円)は小さい頃よく食べました。この辺では定番のおつまみなんですよね。薄い蓋をはがして、つまようじで中の肝が切れないように慎重に取り出します。「落花生」(280円)は、何も書いて無くてもゆで落花生なんですよね、なんて話をしながらお茶割りをぐびり。そういえばふじもとさんと去年来た時、食べきれなくて袋に詰めてお持ち帰りにしたのでした。今日も頼んじゃいますか、ということで注文。案の定、7割方残すことになって袋に詰めてもらいます。ゆるゆると過ごすこと1時間半。



岩科のおとうさん、おかあさんともたくさんお話をしたりと、たっぷり岩科酒場を堪能して幸せ状態。駅に戻って、17:32発の浜松行きに乗り込んだのでした。
(つづく)

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