ピアニスラー

ゴールド・フィンガー、ハイパー・ピアニスト矢沢朋子のブログ

花見シーズン(那覇)

2012年02月11日 | 文化・芸術

  桜の季節になりました。本土のソメイヨシノとは違って梅に近い濃いピンクの桜。

 

ソメイヨシノは沖縄の風土には合わず根付かなかったそうです。中国から来た桜と聞きました。

晴天にはこのくらいのピンクの方が合う?

街角の公園でもちらほら

 

桜を見ると条件反射で酒が飲みたくなります。が:沖縄では花見はあまりしないそうです。

昨日の沖縄タイムスに批評が出ました

 

そうこうしてるうちに来週はAbsolute-MIX " Piano + " シリーズ第3回目であります。

本日は国立劇場おきなわで組踊を観てきました。地唄で箏の宮里さんがのっておられます。

国立劇場。歌舞伎座の雰囲気を醸し出す旗

張り出し舞台に朱赤が 

会場には着物姿の人や紅型(沖縄の着物)の人もいて、ヤザワも25日の文楽の公演には着物で来よ と楽しみになったのでした。

出し物は:男性舞踊による女踊。と組踊「賢母三遷の巻」をやはり男性舞踊で。

「まぁー全員、男?歌舞伎みたいねー」「キレイねー。一目惚れしちゃうわねー 」など囁くおばさまの声を聞き、琉球舞踊は女性も舞台で踊るんだな。今日は特別なんだな。と確認した次第。いい日に来たわ

 

宮里さんが:「やーざわ様好みの若くてキレイなおにいちゃんも踊ります」と教えてくれただけのことはアル。

 

江戸時代、「江戸上がり」で琉球から楽団やら舞踊団が江戸に行って伝統芸能を披露した時には、選りすぐりの美少年が選別され、江戸で大人気だったそう。江戸っ子のヤザワが本場の沖縄で美青年の舞踊を観てることに、時空を越えた文化継承を感じます。美青年てとこがさすが!王宮文化だよね!

 

かつては美青年だったかもしれない。おっさん(ベテラン)も踊ってました。

 

「愛する人の~住処に~通う~」という地唄を字幕付きで観て:「オペラと内容はあんまり変わらないなー。やっぱ男女の愛かー」と思ってるうちに:「美味しい芋は唐芋です~」「お米は~~のです~」「お神酒を作るのに美味しい芋は~~の芋です~」という字幕になって、目を疑ったゾ

 

  」と思ってるうちに:「芋のツルは延びてからみます~ 私もあなたと芋のツルのようにむつみ合いたい~」だって。

いいノリだ。「抱いて~~延びたイモのツルみたく~」って歌詞があったら「いいネ!

 

「賢母三遷の巻」も楽しめました。ところでここは国立劇場なのでしょうがないのですが、歌舞伎座みたく幕の内弁当とか食べながら観れたり、レストランがあって幕間に食事ができて半日以上ゆっくり色々(若くてキレイなおにいちゃんの踊り)観たいなーと思ったのでした。せっかく着物着て行くんだもん(という気になってる:笑)。歌舞伎座みたいな場所は沖縄にはないのかな?

 

県立博物館の市民ギャラリーで開催中のKAMI-GAKARI に、Absolute-MIX "Piano +"のチラシをデザインしてくれた島洋さんが出展しているので覗きに行きました。すごくいい展覧会でしたよ!

 

その他:桜坂劇場で「さすらいの女神たち」を観たり、今月はグールドの映画も観ます。「さすらいの女神たち」はGeisha Farmとしてはマストでしょう。ちぃ姐を思い出しました。沖縄でもキャバロティカをやるかな?

 

渋谷のユーロスペースで上映してるような映画を上映するこの劇場は、アート本やCD、作家ものの食器(やちむんや琉球ガラス)の販売や、オシャレなカフェも併設されていて、まるでプチ・ナディッフ(Nadiff)。

 

このプチ・ナディッフこと桜坂劇場で、ヤザワのCDが今月から販売されることになりました!

今ごろは試聴機に入ってる(はず)ので是非、沖縄の方はお立ち寄り下さい。

 

ここのカフェで飲み物やおやつを買って映画を観て、本なんかを見て、近くの『食堂インド』で美味しいカレーを食べるというのが映画を観る日のヤザワのパターンであります。

 

さー来週はいよいよソロです!

 

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