プログラム・ノートを書けたところまでアップしました!
Geisha Farm HP → Tomoko Yazawa Piano Solo プログラム・ノート
本日は権代氏とのリハなので、終了後に書き直すことになるかもしれませんね(笑)
昨日はついにキャロリンのヴォーカル・パートを録音してトラックの中に落としてしまいました。(笑)この「歌」の部分が全プログラム中、最大の難関!というわけにはいきませんっ
「ンなもん弾きながら歌えるかっつーの!左手無調で歌が F majorなんて!」と、それでもかーなーり練習した挙げ句の決断でした。
絶対音感はあるし美意識も高いヤザワなので、ハンパなことはしません。だいたいカラオケだってしないし、ヤザワが大声をだす時(歌だっつーの)なんて、怒った時だけなんだから。
脱いだほうがマシ。(ずっとネ)
「ヤザワさんの歌を録音してートラックに入れてー本番はMCマイクで口パクというテもありますよ?」と提案していただいた熊坂エンジニアに:
「口パクはしません。この曲はノーノとコンセプトを統一して、ポリーニと2台ピアノを弾いてるように、ワタシの歌伴をしてるように仕上げましょう」(うわー!スゴいことゆってる:笑。ポリーニが聞いたらキレそー(笑)今後この曲を弾くピアニストはヤザワの歌伴をするのだ!わっはっはー!)
「大丈夫ですよ!ワタシ、アイドルの録りとか専門ですから!」
と仰る熊坂エンジニアも、クリックを聞いて「・・・うわ。。聞いた感じより難しいわ、これ。。」と収録後に行うミックス作業(音程整えたりさ)を浮かべてちょっと沈んだ表情になったのでした。
が!テイク3くらいでこなしたのでした。後はエンジニア様の実力ですから!
最終ミックスをキャロリンとスカイプしながらチェック。
なんでこんな事態になっているかというと:
そもそもこのLove Godはミディ音源で作ったバーチャル・ピアノ・コンチェルトなので、テンポが四分音符170とかありえない早さで出来ているため。
そのテンポを140に落とすと、もう何の楽器なんだかワケが分からなくなるので、高速の時の音に似ている他の楽器、もしくは全く違うアプローチで他の楽器を選んだり、そこから派生してベロシティも変えたりボリュームも変えたりと、ほぼアレンジをしているわけです。
「21,19,33のトラックは全部ストリングよ」と言われても、テンポを落とすと、その音色は全く合わなかったりするわけだ。ここまで手を入れても曲として成立しているのはキャロリンの音楽の構造が、しっかりしているため。
「うーん。。いっそ21はエレキギターに変えてみたらどうかしら?」「あ!さっきより全然いい!」という具合にスカイプしながら作ってます。ヨーロッパと違って東海岸との時差はそんなに支障ないしね。
「トモコだったらデータを渡しても、ヘンになるようなことはしないはず」という信頼関係があって、キャロリンもアレンジに着手してくれたと思う。作曲家に「あなたの曲を、テンポを変えたりダイナミクスを変えたいので、ミディでデータを下さい」なんて言ってもフツーはくれないよ?
なので、最前を尽くしていいものを作ることが、身を投げ出してくれた(笑)キャロリンへの礼儀です。
お互い新しいiMacで自慢の若旦那(キャロリンの:笑)を紹介したり美犬と美猫を見せたり(←ヤザワ)楽しい楽しい
キャロリンとは90年のタングルウッドの同期の奨学生で、その時にキャロリンの曲をタングルウッドで弾いたのが出会い。なんだか計算が合わないわ。キャロリンは「23歳」と言い張るんだけど(笑)
権代氏は「権代くん」と呼んでた高校からの付き合い。途中10年ほど会ってなかったけど。あれ?おかしいわ。これも計算が合わないわ(笑)
友人が頑張っているというのは励みになります。2人ともすごーく出世したので、励みというより『誇り』です。
ヤザワも頑張るわ!
打鍵!多謝→
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