ピアニスラー

ゴールド・フィンガー、ハイパー・ピアニスト矢沢朋子のブログ

ルネ・フレミング

2006年04月14日 | 音楽
飲みダチが翻訳した本が売れてマス

オペラ歌手の生活、仕事ぶり、オペラ歌手になるまでなんかを綴った本。6月に来日するメトロポリタン・オペラの「椿姫」で主演のヴィオレッタを演じる(歌う?)ルネ・フレミングの自伝あーんど日記風オペラ歌手の日々が書かれています。

ヤザワはちぃ姐と仕事をしてるし、他にもオペラ歌手の友人、知人がいるので、まーだいたいは「ふんふん。この人もこんなに有名になってもブーイングとかされると凹むのかー・・」という感じで読んではいるんですが、やはりオペラは「コンサート」というよりは「演劇」に近いジャンルだよなー・・と改めて感じたり、同じ音楽家として励まされることもいっぱい

翻訳も共感と愛情を持って仕上げたということが伝わってきます。まるでルネ・フレミングが日本語で書いたような自然さなの。映画が面白くて原作を読んでみようと思って読んでみると、なんだか読みにくくて全部読めなかった本とかけっこーあるんだけど、それは「あー仕事、お仕事っ」って感じで翻訳してるからなんだと思う。コンピュータとかのマニュアルじゃないんだからさ、もっと文学的に訳しなよ?作者が泣くよ?という本っていっぱいあるよね。

飲みダチのひろ子さんは、しばらく飲み会も出ないで寝ないで校正と入稿してたし。お疲れさまでした!

Good Job おめでとーございます



それにしても体が楽器、というのは大変。ちぃ姐とか見てても「あーヤザワはピアノで良かった」とか思うもん。だいたい歌詞がイタリア語だったりフランス語だったり英語だったり、それを暗記しなきゃなんないんだからね。

オペラ歌手はマイクとかスピーカーを使わないので、喉を酷使する職業。なので普段はできる限り喉を休めるために、話したりしないように気をつけてるわけさ。コンサートの後は喉が炎症を起こさないように辛いものとかも食べないし。コンサート後の食事なんて、腹は減ってるし喉は乾いてるし夜中だしで、ヤザワなんかは「焼き肉とビール!」もちろんキムチもね!!という感じなんだが、ちぃ姐なんかは辛いものなんか食べられないし。お酒もね。それにハイ・テンションのヤザワが喋りまくって大騒ぎするのにも付き合ってるし。

わりィーな、ちぃ姐。

ちぃ姐との打ち合わせもだいたいメール。極力、電話とかで話させないようにヤザワも気を遣ってるワケだ。なまじ気が合うから電話なんかしちゃうと、盛り上がっちゃって笑っちゃって、喉を疲れさせちゃうからね。

コンサートやライヴでは楽しいお喋りもいっぱいしてくれるちぃ姐だけど、普段はどちらかと言うと静かでおとなしい感じ。そんで声帯に負担をかけないような静かな声で面白いことも話してくれるの。

そんなもの静かなちぃ姐なのに、やはり世間はそうは思わないよーで。

ちぃ姐がオペラのリハーサルの時かなんかに小耳にはさんだ話しを楽しそうにしてくれたんだけど。

「大道具さんたち(←舞台装置とか作る人たち。男の人が多い)がね、『やっぱアノ時もデカい声なのかなー・・』とか話してたらしいの

わはは そらー気になるわな 考えたこともなかったケド。

まあそんな笑い話もある程度、キャリアが出来て余裕があるからこそよね。

喉が資本で財産のオペラ歌手の生活、『ルネ・フレミング~魂の声~』読んでみて?

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Comments (3)
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