昨日に引き続き国語の話を。今日は「全然」。
打消しや否定の言葉を伴って「まったく」、「まるっきり」の意味で遣われるのが普通です。
だから、打消しや否定を伴わない遣い方、「全然大丈夫です」などをおかしい表現と仰る方がいらっしゃる。
実はちょっと以前は、全然は否定や打消しを伴わないでも遣っていました(伝聞)。言葉をよく見てもらうと分かるのですが、「全然」は「全く然(しか)り」です。つまりは「全く」と同義語です。この用法、少し古い辞書を見れば載っています。
ちなみに手元の岩波国語辞典第三版(初版1963年、第三版一刷1979年)に、この用法「すっかり、ことこごとく」を載せた後、
「打消しを伴わない使い方は現在文章としてはほとんど使わない。会話などで断然、非常にの意味で用いることはあるが、俗な用法である。―いいね」
と解説しています。
否定や打消しを伴わない「全然」をおかしいと言うなら、この辺は知っておく方がいいでしょうね。
こんなことを娘や息子に披露して、親の威厳を保っています。
まだまだちょろいものです。いつまでこの手が使えるやら。
そして、自らは勝手な日本語の使い放題です。
「元新聞記者が明かす 小さな会社 マスコミデビューの法則」(竹林館、岡田 光司著、1500円 ISBN4-86000-104-4 C2034 ¥1429E)、近鉄今里駅前・天狗書房、勝山通り・大山書店で絶賛発売中。
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「打消しを伴わない使い方は現在文章としてはほとんど使わない。会話などで断然、非常にの意味で用いることはあるが、俗な用法である。―いいね」
と解説しています。
否定や打消しを伴わない「全然」をおかしいと言うなら、この辺は知っておく方がいいでしょうね。
こんなことを娘や息子に披露して、親の威厳を保っています。
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