山形の森 保守醒論

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橋下徹大阪市長の「慰安婦発言」で、維新転落

2013-06-13 23:03:56 | Weblog
(6月5日付「産経新聞」)作家曽野綾子のコラムで、「橋下市長のいわゆる「慰安婦発言」で、世間がこんなに騒いだのは、多分橋下氏の政治家としての資質に危惧を抱いたからなのである」は当を得たものと共感した。
維新には保守政党の枠内でこれからも期待したいのだが、橋下徹には異質さを感じている。
橋下を看板に追従する維新団を考える向きには、真逆の見かたと言えよう。彼には分別がないのだろう。
会見を弁護士流に法廷戦術と同様に捉えてしまう発言。発言のすり替え、脆弱な歴史認識、なによりもそれで通せると判断してしまうタイトな人間観。
多数の中の一議員ならまだしも、権力者の首長であることの真摯な受信観が見えない。
「大阪のお笑い票」が、橋下徹に動いただけと見れば、その程度の軽薄票が政治を動かしてしまうことに哀れを感じてしまう。
周りの議員も諭すことなく沈黙を通しているから、よけいに政治不信を惹起させている。
独りよがりの未成熟人間とその場凌ぎの担ぎ屋との集合政党と言える。
政策以前の問題として諌言できる側近が居ないことが、維新崩壊を暗示させている。
橋下は代表辞任で済むだろうが、一時の橋下ブランドに追従している議員諸侯(候補者)の行動は精査して行きたい。
橋下徹大阪市長の「慰安婦発言」で、維新転落するは「浮遊ブランド思考」の軽薄世代の到来でもある。

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