山形の森 保守醒論

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汚沢を濾過できずして、国民の信頼たる政界清浄化ならず。

2011-02-06 19:51:08 | Weblog
小沢一郎の強制起訴を受けて、またぞろ政治家の倫理感度の鈍さが国民有権者への挑戦状の如くうかがえる。
「朱に交われば赤くなる」の言葉が示すほどに政治家になると、これほどに金色汚染されてしまうものかと呆れかえるものである。
もっとも親小沢議員とて利害のうえで吠えているもので、いずれ時を境に潮が引くように霧散していくことだろうが。
小沢一郎こそ田中派結成(1972.5)、竹下・創世会旗揚げ(1985.2)、小渕との派閥後継争いに敗れ自民離党(1993.6)と離合集散を繰り返してきた自らの政治生活で、どれほど側近の離反を経験してきたかをよく知っている。
それだけに内心は複雑な葛藤のなかにあるはずだ。
小沢が民主党内で持て囃されたのは選挙戦を通じて自民党政権を倒し、政権交代をなし遂げたことからであるが、最初の潮目となったのは、2006.4の堀江メール問題で辞任した前原前代表の後を受け、小沢一郎の代表就任直後に行われた衆議院千葉7区補欠選挙(4.23)で、元キャバクラ嬢として話題になった太田和美の当選が、選挙巧者小沢としてメデ゛ィアに乗ったことが大きい。
選挙違反による議員辞職後の補選とあって自民党にとっては逆風ではあったのだが、武部幹事長の「ジャンケン」パフォーマンス戦術には唖然としたものだった。
自民党候補者は経産省キャリアで政策通として知られ、埼玉県副知事の経歴もある正統派の「斎藤健」であったのだから。
この衆愚戦術の失態が選挙に強い小沢一郎を引き立ててしまったものと悔いる。
斎藤健は捲土重来を期し、本選挙で当選を果たし、先の(2.3)予算委員会質疑においても、菅直人首相から民主党の09年衆院選マニフェスト(政権公約)の子ども手当満額(2万6000円)支給断念を含めた検討、社会保障制度改革案をまとめる4月までに見直すとの答弁を引き出している。
金権政治の師田中角栄は「政治は数、数は力、力は金だ」と金力による政治支配を自己理念とした。
「カネの切れ目が縁の切れ目」、それを一番知っているのは小沢一郎自身であろう。
汚沢を濾過できずして、国民の信頼たる政界清浄化ならず。国民は無菌政界を待望しているわけではないが、常識観ある金銭感覚を期待しており、小沢のマトモな説明を避け続ける言行は政治の信頼を失わせるだけである。
本年(2011)の年賀状に「1月から埼玉県副知事として勤務します」の添え書き、10余年前に(当時)建設省から山形県庁に出向されていた広畑義久さんから頂いた。
斎藤健代議士のように山形県で活躍して戴く訳にはいかないものかと思案してしまう・・・・。

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1 コメント

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Unknown (ガルーダ)
2011-11-02 12:04:52



議員・・がんばれ
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