山形の森 保守醒論

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国民を平気で欺く、日本共産党の反核運動

2009-06-25 02:01:35 | Weblog
北朝鮮による核開発を使っての恐喝外交交渉に緊張が高まるなか、4.5、プラハでオバマ大統領が、「米国は核兵器のない、平和で安全な世界を追求していくことを明確に宣言する」との演説を行った。
日本共産党の志位和夫委員長は「プラハ演説」に大きな感銘をもったとする大統領にあてた書簡に対し、返答書簡が届いたとして共産党の反核・平和運動をアピールしている。
しかし、日本共産党の核開発・実験におけるこれまでの言動は、右を向いて“反核・平和”を説きながら、左を向いては「ソ連・中国、そして北朝鮮」の核開発・実験を擁護してきたことは否めない事実であろう。
欺瞞の始めはまず、1955.9発足の「原水爆禁止日本協議会」の初代理事長・安井郁法政大教授は(マルクス主義)金日成思想の信奉者であった。
1961.8原水禁大会直後のソ連の核実験再開に、日本政府は抗議するが、共産党は「防衛的立場の社会主義国の核実験を帝国主義の実験と同列に論じるのは誤り」と珍妙な声明でソ連を擁護した。
9.11~18宮本顕治書記長は、朝・ソ・中訪問に赴き、朝鮮労働党第4回大会に出席、賛美演説を行っているが、北朝鮮はこの大会で「核開発の技術研究」を決定している。
1963.8の部分的核実験停止条約採択では、核開発途上の中国に同調して条約締結に反対、中国の核開発を援護した。
翌年の東京オリンピック開催の最中に(1964.10.16)中国は初の原爆実験を成功させると一転して、核兵器全面禁止の世界首脳会談開催を提唱する身勝手さである。
(自分が)核を持ってしまえば(以後、他国はダメヨ)ここで終わりだと宣言したのが中国であり、社会主義国のプロパガンダが日本共産党及び関係団体の反核運動の実態である。
北朝鮮の核開発は兄貴分の中国の対外戦略をそっくり模倣しているに過ぎない。
日本共産党が真に核廃絶目標をもっているのなら、まず北朝鮮・中国に働きかけるのが筋であろう。
国民を平気で欺く、日本共産党の欺瞞に満ちた反核運動は(当時の)「西側勢力の核は悪い核で、東側陣営の核は良い核だ」と言いきっていたのである。実に呆れた言動である。
日本共産党こそが、日本にとって脅威とされる周辺国(ソ中朝)を核拡散に導いた核開発の背景の歴史をしっかりと読み解くことが大切だろう。
山形学院高校の生徒2人が、8月の原水禁世界大会に参加するようだが、主催者側(煽動者)の本当の顔を知って欲しいものだ。
得てして、心地よい言葉を並べるものほど怪しい人物とは世の常である。クワバラ、クワバラ。
(オレは“正義”でお前は“悪”って、鳩ポッポと共産党の技法は同じなんだな。独善的な詐欺商法そのもの)

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