山形の森 保守醒論

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松下未成熟出身の「甘い若い野田佳彦」と「軽い幼い前原誠司」

2011-08-23 13:51:52 | Weblog
松下幸之助が私財を投じて、(1979.6)松下政経塾を創設してから30年余、約一世代が経過した。
卒塾生の約半数は地方・中央政界に進出し、順調な成果を上げつつあるが、このたびの民主党代表選挙に名乗りを挙げている、野田佳彦・前原誠司・樽床伸二を見るに、いささか物足りなさを感じる。
松下未成熟出身の「甘い若い野田佳彦」、「軽い幼い前原誠司」、「キレの悪い樽床伸二」とでも表現してみよう。
当初、有力視された野田佳彦は元来の根正直さから、世論と相手(自公)をよく考えずにいち早く、「増税、大連立」を口にしてしまった。
雄弁な話術も時と場所を選ばなければブーメランにも成りかねない。
前原誠司については、先に出馬見送りを語った際に、「(自身が)まだ、重責を担うには力不足である」と謙虚さを口にしていた。
既載したものだが、古くは「永田メール事件」における慎重さを欠いた発言。
近くは「八ッ場ダム建設中止」「尖閣沖中国漁船衝突事件」の先を読まない拙速な明言等、一国のリーダーとしては実に「軽い幼い」と危うさを感じてしまう。
識者からは松下政経塾出身者には組織社会での経験が少なく、指導管理力に疑問があるとの声も聞かれる。
が、山田宏前杉並区長、村井嘉浩宮城県知事などは、国政との範囲こそ違えど、為政リーダーとしての識見を発揮して評価を得ているものと受け止めている。
あくまでも政治家個人の優れた器量持ちこそが、経験不足をも補っているものと見られる。
幸之助翁が政経塾生から日本国の首相誕生をいつの日にかと待望したことだろうが、現在の名乗り挙げた面々からは諸手をあげて歓待できる「復興推進」の候補者は見えてこない。
もっとも、「成りたがり」だけの鳩山由紀夫・菅直人を選んでしまう民主党所属議員であるので、各議員の損得勘定だけで支持判断することだろうが。
たとえ未成熟でもなってしまえば「総理は総理」である。松下政経塾出身の「甘い若い野田佳彦」と「軽い幼い前原誠司」の懸念論評。
さらに、泣き坊、冬彦、・・・大人になるには程遠い赤子政党の面々。

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