山形の森 保守醒論

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自民党総裁選の結果、「バランス感覚の表れだ」を診る

2006-09-22 22:15:51 | Weblog
自民党総裁選の投票結果は、安倍464票・麻生136票・谷垣102票で、議員票は安倍267・麻生69・谷垣66(無効1)、党員・党友票は安倍197・麻生67・谷垣36の内訳だ。
議員票の結果から、それぞれの検証の中で、安倍が予想より伸び悩み、麻生・谷垣が善戦したことは「バランス感覚の表れだ」とのコメントがなされている。
結果としてその通りであるが、いわゆる最後まで支持表明を控えた浮動票と見られた80票前後の多くが麻生・谷垣に流れたということだろう。
「バランス感覚」とは妙言だが、浮動票が一時的に振れた結果で、最終盤には麻生・谷垣両候補自身が、態度を鮮明にしていない議員個人に、直接に電話で支持を訴えたことが功を奏したと言える。
安倍は、党・内閣の人事に借りを作るような誤解を控えるため、あえて安倍本人が電話することは避けた。
事前の有利な状況がそんなゆとりを持たせてくれた訳であるが、そんな中での安倍の議員票267は、支持議員の動機はいろいろあるが、能動的支援の真正な票数と理解できる。
三派申し合わせの、文書配布などを控えた金を掛けない総裁選の結果としては、圧勝と言えよう。
思い切った人事を行い理念に沿った政策実行に衝き進んで貰いたい。
「美しい國」の実現のために・・・。

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