山形の森 保守醒論

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レンホー症候群などで、代表選手がオリンピックを「楽しみ気分では、金メダルは取れない。」

2012-08-13 17:31:04 | Weblog
日本は、ロンドン五輪で史上最多38個のメダル数を獲得して成功裏に閉幕した。
序盤はメダル総数に対して金メダルの少なさが指摘されていたが、終了してみればバランスのよい金銀銅の獲得数かとうかがえる。
が、よく見れば確実視された体操個人総合の内村航平を除けば、残り6個の金メダルはすべて対面格闘技系(柔道・レスリング・ボクシング)にあたる。
そこにはわずかな隙をつく相手の攻撃があり、(楽しむなど)気を抜く間もない。
競技終了までは、オリンピックを楽しむなどとは頭を過ぎることもできない。
1996年アトランタオリンピックの有力優勝候補と目されながら、惨敗した直後のTVインタビューでの、千葉すずの「(オリンピックを)楽しむ発言」、「オリンピックは楽しむつもりで出た」「そんなにメダルというなら自分でやればいいじゃないか」「日本の人はメダル気違いだ」という趣旨の発言は、日本代表選手としての姿勢論議を呼んだ。
このような意味からも、ロンドン五輪前から選手のコメント発言を注視していた。
金獲得の選手については、五輪前後を通じて「楽しむ発言」などは聞かれなかった。
およそそのような隙を見せれば勝者になど成れるはずもなく、相手に噓を衝かれ、あるいは自らのミスを導くことにもなるだろう。
決してメダル絶対論を説く訳でもなく、コンディショニングを含むベストの自己実力を五輪の舞台で発揮すれば良いことであるのだが。
実力十分の結果を残せないなかで、「(五輪を)楽しんだ」では日本国代表として残念な選手像である。
結果論かもしれないが、期待された女子サッカー「なでしこジャパン」。
戦前に、「楽しみます発言」がいくつか聞かれたことに危惧をしていた。
金メダル獲得は、数字に表われない世界チャンピオンとして無限の可能性を秘めている。
「二位じゃ、だめなんですか!」の蓮鈁仕分け発言。  レンホー症候群などで、代表選手がオリンピックを「楽しみ気分では、金メダルは取れない」。
ともあれ、レスリングの米満達弘、ボクシングの村田諒太は、ともに世界選手権銀メダルを経てのステップアップで金獲得。
銀銅に輝いた選手には「楽しみを封印して」、次回の世界一位(金メダル)を目指して欲しい。
国民に与える感動は、無形悠久の財産として語られ続けるはずだ。

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