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ペナンブラ氏の24時間書店


 ロビン・スローン   島村浩子訳  東京創元社

 失業中のクレイが見つけたバイト先は不思議な書店だ。客はほとんど来ない。それでも24時間開いている。たまに来る客も、本を借りていくだけ。
 店の奥には、高い書棚にびっしりと本が。それも見たことのない本ばかり。ここの本、Googleの検索にかからない。たまに来る客というのは、奇妙な常連客で、その読めない本を借りていく。どうも本に大きな秘密があるらしい。
 と、いうわけで、クレイはGoogieの女子社員のキャット、高校の同級でAI企業の経営者のニールとともに本の謎を解く旅に立つ。
 こういう設定を見ると、ものすごく魅力的だ。しかし、読んでいて散漫な印象を受けた。謎とき、冒険、友情、IT、古本、活版印刷、最初の活字などなど、なんでもかんでも詰め込みすぎ。整理する必要あり。エンタティメントはあちこち寄り道してはダメ。スゥートスポットを一直線に直撃しなくては。
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トラキチ酒場せんべろ屋 第23回

「きょうはひさびさに打ち勝ったな」
「そやな。3番糸井4番福留が打ったからな」
「そやな、やっぱクリーンアップが打たなあかんな」
「こうなると今の阪神の課題は5番ファーストを誰にやらすかやな」
「そやな。大山を育てたい気もするしな」
「ロジャースが入ってくるし、西岡が1軍に戻ってくる」
「どうする。問題は原口や。中谷は外野も守れるけど原口はファーストしか守れんやんやろ」
「キャッチャーに戻すか」
「原口がキャッチャーやったら走られほうだいやで」
「うーむ困ったな」
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