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七草かゆ

 
 もう1月の7日です。2016年になって7日も無為に過ごしてしまいました。あとの358日をいかに有意義に過ごすか真剣に考えなくてはなりません。私もこの年です。先が見えてみきました。また、人類絶滅までそう長くはないと思います。1日たりともムダにできません。そういうわけですから、無病息災を願ってきょうの朝食は七草がゆをいただきました。
 かゆです。ここ関西では親しみをこめて、おかいさんといいます。関西ではなんでも「さん」や「ちゃん」という敬称をつけていいます。飴はあめちゃん、芋はおいもさん、夷はえべっさん、稲荷神社はおいなりさん。
 おかいさんですから、シンプルな料理です。用意するモノは米と水それに塩。プレーンなおかいさんはこれだけです。きょうは七草かゆですから、もちろん春の七草が必要です。おかいさんでもごちそうです。馳走ですから、走り回って食材を用意するのが本来です。
 春の七草は野草です。ですから野山に草摘みに行くべきですが、近くのスーパーで求めました。水も水道水はさけたいです。幸い、ここ神戸は六甲山の麓、良質の湧水が入手できます。JR三ノ宮駅の北口を出て、加納町の交差点を東へ。新神戸方面に行くとちゅうに布引の水が汲める所があります。ここから少し北へ行くと布引の滝があります。ここまで、水を汲みに行けばいいのですが、手抜きして「六甲のおいしい水」のペットボトルを使いました。米は親の代からのおつき合いのお米さんが配達してくれます。塩は伯方の塩を使いました。
 お米はさっと洗米して土鍋に入れます。そこに「六甲のおいしい水」をそそぎ、ことことと弱火でたきます。フタはしません。あまりかきまぜないほうがいいです。20分ぐらいたきます。お米に芯がなくなれば、刻んだ七草を入れて塩で味をととのえればできあがりです。
 野趣にとんだ、おいしいおかいさんです。これで、この一年、無病息災です。
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