雫石鉄也の
とつぜんブログ
オズの魔法使
監督 ヴィクター・フレミング
出演 ジュディ・ガーランド、レイ・ボルジャー、ジャック・ヘイリー、バート・ラー
原作はアメリカの児童文学の名作。その名作を実に楽しいミュージカル映画にしたのがこの映画。1939年の映画である。戦前の映画だ。このころ日本は中国で戦争やってた。アメリカはこんな楽しい映画を創っていたのである。国力の余裕の違いを見せつけられる。こりゃ戦争に負けるわな。
ストーリーはよくご存知のもの。カンザスの少女ドロシーが愛犬トトいっしょに竜巻に巻き上げられ気を失う。
気がつくと知らない土地にいた。良い魔女に出会い、エメラルドの都にいる大魔法使いオズに聞けばカンザスに帰る方法を教えてくれると聞く。
ドロシーはトトを連れて黄色いレンガの道をたどってエメレルドの都へ向かう。途中、脳みそのないかかし、心のないブリキ男、勇気のないライオンと出会う。ドロシーと一匹と三人は、悪い魔女の妨害を受けながら、オズに会いに行く。カンザスへの道、脳みそ、心、勇気をもらうために。
カンザスの部分が白黒。魔法の国の部分がカラーとなっている。今の感覚で見ると原色の、少々きつい色合いになっているが、このきつい目の色彩が現実のものでない魔法の国であることが強調されて良い感じだ。
主演のジュディ・ガーランドがかわいい。名画である。
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