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エライ人の顔に落書き

 はるか大昔のことだけど、いまだに記憶に残っている。なんの記憶か。「退屈」という記憶。高校のころのこと。小生、歴史は好きなほうだけれど、学校の授業は退屈だった。日本史も世界史も両方退屈であった。
 だいたいが年号を覚えるのが苦手で、なおかつ意味がよく判らない。その出来事がなん年に起こったか、正確に数字まで覚える必要はないだろう。歴史は流れなんだからアナログに覚えるべきではないか。年号を覚えるなんて、デジタルに歴史を覚えても意味無いと思うのだが。
 その退屈な歴史の授業の時、何をしていたか。こっそり英語や数学を勉強するほど小生は勤勉ではない。何もしていないのである。退屈である。しかたがないから教科書に落書きをしていた。歴史の教科書には人の顔が描いてある。そんな人たちだからアホはいない。みなさんしかつめらしい顔をしていらっしゃる。その顔に落書きする。徳川家康にサングラスをかけさせたり、ルイ16世の顔をアバタだらけにしたり、源頼朝を丸坊主にしたり。そんな歴史上の人物の中で、一番落書きされやすい人物は、フランシスコ・ザビエルだそうだ。なぜなんだろう。
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