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とつぜん対談 第7回 アタッシュケースとの対談

 きょうの対談相手は、アタッシュケースさんです。某大手商社にお勤めで、大変にお忙しい方です。なんでも、これからアメリカはロスアンジェルスへ出張だとか。渡航前の多忙を極める中、寸暇を割いてお越しいただきました。
 今時、めずらしい猛烈ビジネスマンでいらっしゃいます。

雫石
 お忙しい中を恐縮です。

アタッシュケース
 いえ。忙しいのは慣れてるね。
 
雫石
 海外出張は年に何度ぐらい行かれます。

アタッシュケース
 月に一度は行ってるね。今月はこれで2度目だ。新しい案件が軌道に乗りそうだから、場合によっちゃ月末にパリに行くかも知れない。

雫石
 海外へ行ってない時はどうしてます。

アタッシュケース
 国内への営業だな。

雫石
 海外専門じゃないんですか!国内営業もやるんですか。

アタッシュケース
 あたりまえだ。ウチの会社でアレを扱ってるのはオレ一人なんだ。オレがアレを売らなきゃウチはつぶれる。

雫石
 大変ですね。あなた一人で会社を支えているのですね。

アタッシュケース
 どいつも、こいつも、みんなオレを頼りやがって。

雫石
 お休みは取れますか。

アタッシュケース
 休みなんざないさ。

雫石
 出張していない時はゆっくりできるのでは。

アタッシュケース
 ゆっくりしたかったら、死んでからあの世でゆっくりすればいい。会社におる時は、会議と販売企画案作りで忙しい。それに接待もオレがやっている。

雫石
 毎日何時にお帰りですか。

アタッシュケース
 帰宅はいつも午前さまだな。

雫石
 ご家族はなんておっしゃっています。

アタッシュケース
 あいつらに文句はいわさない。オレが働いているから、妻と子供が食えるのだ。

雫石
 ところで何を扱っておられるのですか。

アタッシュケース
 へっつい。

雫石
 へっついというと、ご飯をマキで炊くカマドですか。あんなもの売れるのですか。

アタッシュケース
 難しい。だから有能なオレが必死で、海外や国内で営業活動をしとる。

雫石
 ところで、あなたは社長の息子ですね。

アタッシュケース
 会社を創ったのはオレのオヤジだ。それがどうした文句あるか。

チリリリリ(雫石の携帯電話の音)

雫石
 ちょっと失礼します。

アタッシュケースの上司
(あほボン、そこにおるでしょう。あいつアホで使いようがないんですわ。社長の息子やからほっとくわけにもいかんし。しゃあないから、へっつい売らしとんですわ。え、へっつい、そんなもん今時どこも作ってまへん。え、心配せんでも、いままで一つも売れたことないし、これからも売れまへん)

雫石
 なんだか、忙しそうにしておられますけど。

アタッシュケースの上司
(ああ、「有能なビジネスマンごっこ」やらしときますねん。社長からその予算ももろとるし。ご機嫌で遊ぶから邪魔になりまへんやろ)

雫石
 社長はなんとおっしゃってます。

アタッシュケースの上司
(わが息子が、いずれ、へっついを世界的なベストセラー商品にすると思っとるみたいやで。あ、すんまへん、ワシ、これからハローワーク行かなあきまへんねん
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阪神、2回で負ける。よー判らん継投

 勝負ははやばやと2回に決まった。きのうヤクルトにやったんと、同じことを広島にやられとる。
 3位ヤクルトへの挑戦権を賭けて、熾烈な4位争いを繰り広げる阪神と広島。巨人、ヤクルトと2カード連続で勝ち越して、勢いのついたところで、広島を3タテして、一気に元気のないヤクルトに肉薄すべきところが、いきなりつまずいてしもた。
 2回の能見、ありゃしゃあない。能見も人間やからあんなこともあるやろ。だらしないのは打線。広島の2番手長谷川に押さえ込まれよってからに。もうちょっと抵抗せえや。で、6回から渡辺。渡辺ってこんなとこで使うピッチャーやったかな。で、8回から金村。まったく、何を考えとるんだかよう判らん真弓さんの継投。2回の7点はしゃあない。けど7回のマクレーンのホームランの2点は防げとったかもしれん。こりゃああかんわ。
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