レッドクリフpartⅡ

監督　ジョン・ウー
出演　トニー・レオン、金城武、ヴィッキー・チャオ、チャン・フォンイー　リン・チーリン

　と、いうわけでpartⅡを観た。アクションシーンはpartⅠの方が多かった。だから、中国大陸の広大な野っぱらを舞台に繰り広げられる、一大チャンバラを楽しみたいのなら、partⅠの方がいいだろう。ただ、映画としては、小生はこのpartⅡの方が面白かった。
　PartⅠでは、赤壁の戦いへいたる経緯が描かれていたが、partⅡでは戦いの直前と、戦闘そのものが描かれていた。
　圧倒的な戦力差を覆すべく、智謀の限りをつくす軍師孔明。敵の将軍を謀殺する。3日間で矢を10万本揃える。敵を欺くため味方も欺く。天を読み、地を観て、人を操り、80万の曹操軍を打ち破るべく戦略を練る孔明。孔明の軍略を実行するは名将周楡将軍。
　孔明の軍略と周楡の戦技もすごいが、劉備孫権連合軍には最強の秘密兵器があった。周楡の妻で絶世の美女小喬。時間稼ぎのため、自分に懸想する曹操の元へ単身赴く。小喬は曹操に茶をたてる。その間、孔明は風を読む。風向きが変わった。総攻撃。
　一人の美女は80万の大軍に優る。一服の茶は２０００隻の軍船を凌駕する兵器だ。この小喬をやったリン・チーリンが大変な美人。一人、小船に乗って曹操の陣に乗り込むシーンは、ものすごくかっこいい。
　映画の後半はえんえんと戦闘シーンが続くが、迫力満点の一大絵巻物。ともかく面白かった。