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スパゲッティ・ペペロンチーノ


 ペペロンチーノ。イタリアでの正式名称は、アーリオ・オリオ・ペペロンチーノ。にんにく、赤とうがらし、オリーブオイルだけで作るスパゲッティ。日本には素うどんといって、なにも具が入っていないうどんがあるが、これは素スパゲッティといったらいいかな。
 こういう単純な料理ほど難しい。ごまかしようがないから、料理人の技量が如実に現れる。そのぶん奥が深い。
 冷たいフライパンに赤とうがらし、にんにく、オリーブオイルを入れる。オリーブオイルはできるだけ良いものを使いたい。ピュアよりもエキストラバージンを使おう。ゆっくりと加熱。急に加熱してはダメ。ゆっくりとオリーブオイルを加熱して、にんにくと赤とうがらしの香りを引き出そう。
 赤とうがらしの量だが、好みにもよるが、小生の場合は、ピリピリ辛いペペロンチーノは好まない。とうがらしの香りだけを出したい。だから、赤とうがらしはちょっと少なめ、逆ににんにくは多めに使った。このあたりはお好みしだい。この作業と同時進行でスパゲッティをゆでる。
 にんにくと赤とうがらしの加熱が終わったら、ゆでたスパゲッティをフライパンに入れて、香りのついたオリーブオイルで和える。
 調理が済めば、大急ぎで食べよう。皿に盛ってからテーブルに着くのではダメ。皿より先にテーブルに着こう。人がパスタを待たせるな、人がパスタを待てという。ペペロンチーノのように、純粋にパスタそのものの味を楽しむ料理の場合はこれが大切である。
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