TOPPO WORLD

TOPPO(ダックスフンド)から見た周りの出来事いろいろ。

動物園 動物写真その28 『アメリカバク (ブラジルバグ) & ベアードバグ』

2016年12月08日 | 動物園 動物紹介
今回は『アメリカバク (ブラジルバグ) & ベアードバグ』の紹介です。
以前に動物写真その13でマレーバグを紹介しましたが、他にもいろいろなバグがいました。



上野動物園のアメリカバグです。
バクの仲間は、現存する有蹄類の中ではもっとも原始的な動物で、四肢には前足に四つ、後ろ足に三つの蹄をもっています。



しかし陽だまりで気持ちよさそうに寝ています。



アメリカバクはブラジルを中心に分布していることから、別名ブラジルバクとも呼ばれています。



アメリカバクはギアナからベネズエラ、コロンビア、エクアドル東部、ペルー北東部、ボリビアとアルゼンチンの北部までの熱帯林に広く生息しています。
こちらのバグは金沢動物園のブラジルバグ(=アメリカバグ)です。



体高は80cm~1m程で、東南アジアに生息しているマレーバクよりは小さいです。
毛は短く、毛色は濃い茶色や茶褐色で、首からのどにかけては淡い色をしています。



バクの仲間はいずれも耳の先が白く縁取られているが、アメリカバクの耳の間から首の背にかけては皮膚の盛り上がりがあり、これがたてがみ状をなしています。



アメリカバクは山地の熱帯雨林に多く見られるが、低地林や湿地にも広く生息しています。
また、水辺を好み、深い森林の湖沼や川の近くで生活していますが、標高4500m程の高地にも現れるそうです。



主に果実や草、木の葉、樹皮、水草などを食べますが、アメリカバクの鼻と上唇は長くのび、ゾウほどではないですが、これをかなり自由に動かして食物をとったりすることができます。



こちらは金沢動物園のベアードバグです。
近くに来てくれないので、なかなかいい写真が撮れませんでした。



中央アメリカ(メキシコ南部)から南アメリカ北部 に分布しています。
メキシコやコロンビアにかけての山中で湖や川の近くに好んで生息します。
この写真は動物園の紹介に載っていましたが、なかなかキュートな顔です。



水浴びを好み泳ぎは上手いです。危険を感じると水中へ逃げ込みます。



次回は『フラミンゴ』の紹介です。

動物園 動物写真その13 『マレーバグ』

2016年11月20日 | 動物園 動物紹介
『マレーバク』の紹介です。



黒と白の大胆なツートーンの体色をもったマレーバクはゾウほどではありませんが、少し伸びた鼻のある顔つきがユーモラスです。
マレーバクはアジアに分布している唯一のバクの仲間で、体の色が白と黒にはっきりと分かれていることが、南米などに分布している他のバクとは違っています。



バクは現存している有蹄類の中ではもっとも原始的な動物のようです。
約2000万年前から生態がほぼ変わっていないそうです。



ずんぐりとした体つきは、一見したところブタの仲間のようにも見えますが、サイやウマの仲間です。



夢を食べる動物といわれるバクですが、これは中国の想像上の動物「獏」に関してのいい伝えであるとされています。
想像上の動物だけあって、その容姿は鼻はゾウ、目はサイ、体はクマ、足はトラ、尾はウシといった姿をしていたといういい伝えです。



マレーバクは体長180-250cm、尾長5-10cm、肩高90-105cm、体重250-540Kgです。
前脚の指が4本、後脚の指が3本です。



夜行性の動物で、暗くなってから水中の水草や、森の中で草や木の葉などの植物や果実を食べるが、この時長くのびた口先をうまく使って菜食します。
鼻は上くちびると一緒になってのびていて、かなり自由に動かすことができます。



頭部から肩、四肢の体色は黒。胴体中央部の体色が白いため、夜間では白い部分が強調されることによって、かえって輪郭がぼやけてしまい、カモフラージュの役目を果たしていると言われています。



首周りの皮膚は2.5cm程もあって、牙をもつ動物に対しての防御にもなっていて、首以外を噛まれた時などは、近くにある樹木に相手を叩きつけるようです。
普段の動きはゆったりとして、性質もおとなしいが、犬歯が発達しているので、怒らせたりすると危険な動物でもあるようです。



かつてはベトナムやカンボジア、ラオスなどにも分布していましたが、近年の森林開発などによってマレーバクの生息地は減少していて、ほかのバクと同様、生息数の減少が危惧されています。
現在では国際自然保護連合の保存状況評価によって、マレーバクは絶滅危惧種(EN)としてレッドリストに指定されています。



次回は『チンパンジー』です。

動物園 動物写真その12 『コアラ』

2016年11月19日 | 動物園 動物紹介
『コアラ』の紹介です。



コアラはオーストラリア東部に分布しています。
有袋類で、雌はカンガルーなどのように育児嚢をもっています。



コアラは標高600m以下のユーカリ林に生息し、食性はきわめて特異的で、主にユーカリの葉しか食べません。
体長 72~78cm、体重 7.5~8.0kg、メス5.5~6.0kgです。



体は全体にがっしりとしていて、一見してクマの子どものようにも見えることから、別名でコモリグマなどと呼ばれることもあります。



毛色は、背面が灰色や暗灰色などで、腹面は白っぽく、体毛は羊毛状で密生していて、四肢の先まで毛で覆われています。
耳は大きく、全体に厚く毛が生えているが、口先には毛が生えていません、また、尾はほとんどありません。
四肢には5本の指があり、前肢の第1指と第2指はほかの指と向かい合っていて、物をつかむことができます。



コアラは地面に降りることは稀で、ほとんど樹上生活しています。
地上での動きはゆっくりとしていますが、樹上では前肢の鋭くて丈夫な爪を使って巧みに移動します。



夜行性の動物で、日中はほとんど木の上で眠っているか休んでいます。
早朝や夕方には活発に行動するそうですが、1日のうち18時間ぐらい眠っているそです。



性質はおとなしく、寿命は野生下で12~13年程と考えられていますが、飼育下では15年程と少し長く、中には20年を超える記録が知られています。



金沢動物園のコアラですが、飼育員にはとてもなついているようです。



可愛い目をしていて、まるでぬいぐるみのようです。



次は『マレーバク』の紹介です。