走る営業公務員、奮闘記!!

地方分権が進展する中での地方からみた木っ端役人の奮闘記です。

不況のきっかけは...

2011年10月21日 06時10分35秒 | 職場の出来事
 昨日、職場のK君がめずらしくこんな質問をしてきた。

 「今の不況はリーマンショックからですか?」と

 私は、こう答えた。
 「私なりの持論でいくと、リーマンショックというよりは1989年の東西ベルリンの壁の崩壊に端を発しているように思うよ。
  これにより、東側諸国の安い労働力がせきを切ったように一気に西側に流れ込む結果になったんよ。
  それによってどう変わったかというと、西側は安い賃金でモノが作れるということがわかったから、インターネットなんかの普及なんかも加わって一気に国際競争が激化し始めるわけよ。
  結果的にコスト競争の中で、誰も儲からないという結果になるわけ。
  そして、リーマンショックや今回の欧州危機などの何回かのアップダウンがあるわけやけど、決していい方向に行っていないことだけは確かやね。」

 「そしたら、どうなるんですか?」

 「そうやなあ、人類の歴史からすると世界大戦前夜のような雰囲気やね。
  特に、深刻なんは米国も景気が悪いということやね。
  過去、米国が経済危機を脱出するきっかけはほとんどが戦争やからね。」
  
 「こわいけど、戦争が起こったら日本はどうなるんですか?」

 「太平洋戦争前は資源がなかった。
  そして、今はそれに加え食料でさえ自国でまかなえないという最悪の状態になっている。
  そんな状況の中で戦争をしても勝てんやろ。
  この国はどこか強い国の属国になるしか生き延びていく道がないのかも。
  今だって考えようによっては米国の属国やし、日本の歴史を振り返ったときにほとんどが属国でしか生き延びる道がなかったんやないかなあ。
  でも、そろそろこの国のさまざまな分野で『これじゃあイカン!』と皆が立ち上がらないかん時機にきているような気がする。
  それがダメなら地方分権という流れの中で、『この地域から』といった発想が必要なんやないか」

 といった池上さん的会話がありました...